アメリケーヌソースのフェットチーネと山形ワイン
前回の記事で宣言した「アメリケーヌソースのパスタ」を作ります!
難易度が高いPATAさんのレシピに初挑戦!!
さあ、ワインがすすむパスタにしますよ~🥂
パスタの準備
PATAさんのように生パスタを作る技術はありませんので、まず乾麺を用意します。
PATAさんが乾麺を使う場合は、ブロンズダイスの「ガロファロ」をセレクトされるとのこと。
売ってるところを探して購入してきました!
せっかくなので2種類買ってみました。
1つはフェットチーネ、もう1つはマファルダコルタ。
マファルダコルタは初めて買う種類です。
明治屋によると「サヴォイア家プリンセス “マファルダ” の名が付いたフリルリボンの形のパスタ」とのこと。
スープに入れたりするといいようです。
今回はフェットチーネの方を使います。
ブロンズダイスによるザラザラっとした表面が、ソースにうまく絡んでくれることを願います!
ちなみに、ガロファロはローマより南のナポリ近郊のパスタメーカーです。
パスタはやっぱり南イタリアが本場ですよね!
私が好きで(ごく)たまに訪れるエリオ・ロカンダ・イタリアーナというカラブリア州(=シチリアの東側、ブーツの爪先)の郷土料理が食べられる店では、パスタに本当にソースがよく絡んで、噛み締めると麦の味わいがしっかりして美味しい~♪
日本の麺とは別の食べ物ですね。
アメリケーヌソースづくり
人生で初めて、自分でアメリケーヌソースを作ります。
まず、PATAさんのレシピを再度見直して、食材を準備、手順を頭に入れます。
更に、具体的な炒め具合とか道具の使い方とか、わからないところを補うために、弓削シェフの動画も参考にしました。
海老は、スーパーでお安くなっていた赤海老を使います。
最初に海老の下準備をして、野菜を切っておきます。
次に、トマトソースを作っていきます。
みじん切りにした、ニンニク、玉ねぎ、セロリ(葉っぱも)を炒めて、玉ねぎがきつね色になるまで加熱します。
アメリケーヌソースが出来ました!!
って、さらっと書きましたが、ここまでで2時間半以上かかりました~。
PATAさんは慣れていらっしゃるので、もっと短時間でできると思いますが、①海老むいて、野菜切って、下準備に約1時間、②海老出汁で30分、③トマトソースで30分、④海老出汁加えたアメリケーヌソース一歩手前に30分、その他あわせて合計2時間45分ほど。
このアメリケーヌソースに、更にもう1種類のソースも作って、しかも、生パスタも打つなんて、PATAさんがスゴすぎることを実感しました👏
さあ、最後に海老をソテーします。
海老は、PATAさんが書かれていたとおり、塩、コショウ、白ワイン、カレー粉、薄力粉をまぶして、軽く火を通します。
ガロファロの「フェットチーネ」のゆで時間は13分ですが、1分早く取り出して、フライパンで温めながらアメリケーヌソースと海老に絡めて完成!
この日は近くのスーパーにイタリアンパセリがなかったので、粗挽きコショウをパラリとしただけ、シンプルに仕上げました。
実食!
3時間かけて作ったパスタを食べてみると…、なめらかなアメリケーヌソースがパスタによく絡んで美味しい~♪♪
ソースに海老の殻のパウダーが入っているんじゃないかってくらい、海老の香りがします。
海老の味噌の風味も濃厚にしますが、生臭さはまったくありません。
野菜を炒めている段階ではセロリの葉の香りが強くて、うまくなじむか心配になりましたが、葉のほのかな苦みが生クリームのコクと海老の香りを下支えしていて、ソースに奥行きを与えているように思います。
海老に少し使ったカレー粉もいい風味に!
海老とセロリとスパイスの香り、トマトや玉ねぎの旨味、しっかりとした麦の味がするパスタが一体になっていて、レベルが高い!!
しかも、ソースのほとんどは野菜なので、後味が軽くて食べやすいです。
外で食べるアメリケーヌソースは、もう少し重たい感じだった気がします。もっと乳製品が多く入っているんじゃないでしょうか?
アメリケーヌと茹で帆立を一緒に食べても美味しかったです!
ワインペアリング
このアメリケーヌソースに、どんなワインを合わせるか悩みました。
海老の風味って、想像以上にワインに合わないことがあります。
好相性とよく言われるのは、ブルゴーニュの樽の効いた白ワイン。
そんななかで選んだのは、ウッディファーム&ワイナリーさんの「シャルドネ」です。
ウッディファームさんは山形県のワイナリーで、夏に「アルバリーニョ」もご紹介しました。
今回の「シャルドネ」は、特によいブドウを選別して醸造、樽で11ヵ月熟成し、プティマンサンを5%ブレンドしています。
さあ、開栓してグラスに注いで飲んでみよう!っと、ラベルを確認すると、間違って「アルバリーニョ」を開けてしまっていました。OMG…
悩みつつ、やっぱり「シャルドネ」も開けて、2つのグラスと合わせてみることに~。
左が、以前ご紹介したアルバリーニョ
右が、植ノ山畑 シャルドネ
シャルドネの方が色は薄く、酸味がキリッとしていて、爽やかなフルーツの香りがソースの余韻を軽快にしてくれ、ほのかなバニラの香りが寄り添っていて相性がよかったです。
アルバリーニョは、もう少し濃い黄色、果実味が強く、トロピカルなフルーツと海老の香りが合わさって、濃厚でリッチな印象になり、こちらも相性よし。
結果的に、両方合いました~♪♪
前半はフレッシュトマトとベビーリーフのサラダと「シャルドネ」で爽やかに、後半は別添えにしていた海老のソテーを余ったソースに付けたりしながら「アルバリーニョ」とコクを味わいました!
という訳で、人生初とは思えない高レベルな「アメリケーヌソースのパスタ」を山形県ウッディファームさんの白ワインで楽しむことができました🥂
何度も作られているPATAさんのレシピあってこそです。
いい有頭海老が手に入ったら、またやってみようと思います!
白身魚のソテーとアメリケーヌソース合わせるのも絶対美味しいですね!
今回もお読みいただきありがとうございました🦐