「昼寝」は侮れない...習慣化必須!
ヒトの身体は「1日2回」眠る設計になっているらしい。
ヒトの身体の中にある時計は、毎日24時間とちょっとのリズムを刻んでいる。
そう、サーカディアンリズム(概日リズム)。
そのおかげで、睡眠・覚醒リズムが整い、夜は眠りに入り、朝目覚める。
だから1日1回の睡眠が通常のリズムと思われていた。
だけど、意外な事実がある。
それは…….1日2回眠るようにヒトの身体は設計されているらしい。
その仕組みは、24時間のサーカディアンリズムよりも短い「サーカセミディアンリズム」(概半日リズム)。
この体内時計は誰もが持っていて、午後に一時的に深部体温が下がり、眠気が強まる時間帯がある。
きちんと睡眠をとっているつもりでも、午後2時〜4時頃に眠くなることは、
ごく普通のこと。
ヨーロッパでは「シエスタ」という昼寝の習慣もあるくらい。
睡眠学的には「アフターヌーンディップ」と言われている。
そして、昼間のカンフル剤として、前頭葉に息抜きの時間を与える上でも理想的であると同時に、夜の睡眠不足を補うにも、この昼寝は役立つし、パフォーマンス向上のきっかけにもなる。
但し、この昼寝、注意が必要。
昼寝の時間は、15分を超えない程度が推奨されている
そうでないと深い眠りに落ちてしまう可能性もある。
そうすると、夜の深い眠りの時間を減少させてしまうデメリットも生じてしまう。そうなると本末転倒だ。
あるいは、眠るのではなく、目を閉じるだけでも効果はある。
目に飛び込んでくる外部情報を遮断して、脳に休息を与える、エネルギー補充のようなもの。
椅子の背にもたれてまどろむだけでもリラックス効果は充分にある。
最近、一部の企業では昼寝スペースを設置したり、昼寝を推奨している会社もあるとのこと。
こうした企業や従業員のパフォーマンス向上につながったというニュースを聞けるのが待ち遠しい👍