CFOの営業力:企業価値を高めるためにCFOだからこそ営業力を高め、CFOとしての存在感さえも高める
CFOというと事務方になるため営業や営業力は必要ない、
と思うかもしれません。
CFOだから営業は出来ないくていいということはありません。
ボードメンバーとして会社経営をしているのであれば、
自ら動くことは必然的に求められています。
営業力は確かに事務系のメンバーやリーダークラスであれば
営業の同レイヤーの担当者に比べれば必要は薄まります。
但し、CFOクラスになるのであれば営業力がないと企業価値向上に対して
インパクトは与えづらくなることは明白です。
なぜCFOに営業力が必要なのか。
1.投資家と話していて、投資家が望んでいることがわからなくてはいけない
→今後の企業成長のために必要なトラックやポイントを把握し、
経営戦略やエクイティストーリーに反映させなくてはいけない。
2.投資家に対して、自社の魅力を伝えていかなくてはいけない
→一見して自社の良さを伝えることは難しいです。
ただできる限り1回で伝えなくていけないのも真実です。
どういう順序や例え話を活用してピッチを考えることも
CFOとして重要な仕事です。
投資家とのMTGにCFOはCEOと同席することが基本です。
その場合に、ただのメモをとっているのだけであれば、
それはCEOからするとIR担当者でもできることです。
さらに自分だけでMTGしたほうが気楽かもしれません。
CFOなのですから、
MTGに同席をすることで投資家は何を考えて発言しているのか
どういうことを望んでいるのか、
何が自社で評価されているのか、
何が伝わっていないのか、
興味を何にもっているのか、
を感じとる力として、営業力を違う言い方をすると必要になります。
どうしても事務方として外部とコミュニケーションが少ない中で
キャリアを積んできた方も一定数いるため、
営業力があるというだけでもCFOとしての一定の存在感は発揮できます。