CFOの経営戦略:FACTを組み合わせて合理性を高める。仮説だけで攻めてはダメ、FACTは明確に詳細に資料で表現する
何年間で30%、50%をマーケット獲得できるということだけを宣言することは誰でもできます。
ただマーケットをどう(HOW)獲得していくことが戦略になります。
マーケットの中で、誰にどのように売っていくかが
マーケティングと営業になります。
このどう(HOW)がとても重要になります。
どう(HOW)を科学していくのかがスタートアップでのポイントです。
そのために、セールスファネルを作ったり、MOATを設定したり、
競合他社の分析をしたりするのです。
すべてにFACTが関わってきます。
それなのに実務と仮説をつなぐ部分にFACTがなかったりすると、
PITCH DECKのストーリーがうまく構成されません。
さらにいうと、FACTの数値もでき限り詳細の数値まで用意し、
PITCH DECKには表現しておくことが必要です。
例えば、棒グラフで過去から未来に向けてのデータを作るのに、
棒グラフだけではなく、棒グラフの中身まで記載しておくことで
状況を伝えておくことであったり、その棒グラフの中身のデータの参照元を記載しておくことです。
なぜなら、PITCH DECKで投資家は判断してしまうので、
本当は棒グラフの詳細がわかったほうが、内容の理解が進んだはずなのに
記載していないから伝えたいメッセージが伝わらず、
出資されていないからかもしれません。
投資家はよほど興味が持った案件でなければ、そこまで詳細に調査して
PITCH DECKの内容を補完してくれることはないと考えたほうが良いです。
その上でPITCH DECKに経営戦略を投資家に解る言葉でストーリーを
作っていくところに何よりもポイントがあります。
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