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おじさんが仕事しながら台湾で語学学校に通ってみたら。

私は48歳のおじさんです。
嫁が台湾人ということもあり台湾に子会社を作りました。
そこで必要になるのが語学です。なので台湾現地の語学学校に入学し、その際の色々をまとめてみました。皆さんの何かの参考になれば嬉しいです。



基本情報

台湾の言語は主に2種類。(他にも細かな言語が沢山あります)
・台湾華語(台湾中国語)
・台湾語

基本的に現在の人は台湾華語をメインに使いますが、年齢が高めの人や南部の方は台湾語を使う人が多いです。混ぜて使う人もいます。
ちなみに台湾華語と台湾語は全く別物です。
そして中国の中国語は簡体字であり、
台湾の台湾華語は繁体字になります。
中国語と台湾華語の感覚は、イギリス英語とアメリカ英語な感覚です。
今回自分が学んでいるのが台湾華語で繁体字になります。

なぜ語学を学ぶのか

大きな理由は2つあります。
理由1:
嫁は台湾人ですが日本語を話せるので問題ありませんが、嫁の両親は日本語が話せないので嫁の両親と話す為
理由2:
やはり現地で仕事するには英語ではなく現地の言葉を話す必要があり、現地の言葉で現地の人と仕事のコミュニケーションをする為

学校の選び方

初めは仕事もあり、台湾に海外赴任してきた人達がよく選ぶ、時間の融通がきくマンツーマンの小さな学校を探し何度かお試しも参加しました。しかしそれであまり上手くいっている話を聞かなかったのと、自分にはしっくりこなかったので、自分にムチを入れるべくカリキュラムがガッチリ決まっている大学系の大きな語学学校を選びました。
いろいろありますが、その際に悩んだ大学系の語学学校はこの2校になります。

・師範大学
・文化大学

特に有名なのは師範大学です。なのでもちろん師範大学を考えました。しかし私は文化大学を選びました。その理由は、師範大学の入学タイミングが学季になっており1年のうち4回しか入学するタイミングがなく、文化大学であれば毎月新クラスが作られ毎月入学がOKであり、思い立ったタイミングで入学出来るのが文化大学の魅力でした。

さらに午後から仕事に行きたかったので、午前中だけの授業もマストでした。師範大学には8時半〜10時半までの2時間のコースもあるそうですが、自分には8時半は少し早かったのと、自分には2時間では足りないと思い、9時から12時までの3時間コースのある文化大学を選びました。自分は3時間を選びましたが、8時半〜10時半までの2時間なら会社に説明すれば何とかなる人もいるかも知れませんね。

クラスはどんな感じか

私が入ったクラスは1番下の初心者クラスです。
ちょっと日本から勉強してきたからといっても自信がなかったのと、無理して上のクラスにいるよりは、多少わかっている基礎のクラスの方が、まずは気持ちが楽だと考えたからです。そしてこの選択はとても良かったと思います。

クラスの国籍構成は、
日本人 1人(自分だけ)
韓国人 2人
タイ人 2人
ベトナム人 1人
ネパール人 1人
アメリカ人 1人

多少出たり入ったりはありましたが、自分が出会ったのはこちらの国から来られていた生徒です。年齢も20代前半から50代の人まで、年齢関係なく幅広い同級生と一緒に学びました。でも、日本人が自分1人だったのはすごく良かったです。
先生はもちろん台湾人の先生です。日本語は全く無しでちょっとした英語だけで、基本的に質問も回答も全て中国語だけで進みます。

建物は10階建てで様々なクラスがあります。

仕事しながらどんなスケジュールで勉強していたのか。

07:30 起床&朝食
08:30 自宅を出る
09:10 授業スタート(50分授業を3本)
12:00 授業終了&会社へ移動&昼食
12:45 出社(台湾オフィス)
20:45 退社
21:15 帰宅&晩御飯
22:00 宿題&復習&予習
01:00 寝る

平日はこんな感じのスケジュールで3ヶ月生活していました。
でもこれはスムーズにいった時のスケジュールであり、遅くまで仕事することもよくあるので、復習&予習が出来ず次の日の授業が苦しい時も多々ありました。自分のルールとして、どんなに仕事が遅くなろうとも宿題だけはこなしていました。


仕事しながら勉強する為に私がやっていたこと。

仕事のパートナーに理解してもらう。これは非常に大きな一つだと思います。と言ってももちろん仕事と学校であれば仕事優先です。実務作業などは午後からの対応にしつつ、どうしても午前中に入ってしまう会議や打ち合わせは先生に伝えることで、1時間程教室の外に出てオンラインでやっていましたし、授業受けながらも、急を要すものだけはスマホで返事を送ったりしていました。仕事も勉強も上手くこなすために、学校と仕事をしっかり分けるのではなく、バランス良く対応するようにしていました。
でも週に何度もミーティングで授業を抜けていると、周りのクラスメイトからは仕事のやり過ぎだと言われましたw でも仕事が好きだから仕方ないw

空いている教室でオンラインミーティングやってました。


仕事しながら語学学校に通うために

人それぞれだと思うが、自分は週2日3日など中途半端な勉強だと身につかないと思った。毎日学校に行き強制的にでも学ぶ方が自分には身に付く。後は、その中でどう自分のスタイルで勉強するか。自分は学校に仕事を持ち込んで解決しました。ただ、その分置いていかれるので追いつくための努力は必要になってきます。
そして学校と仕事に追われ平日は自由な時間は少ない。でも台湾で住んでいると、テレビを見たところで何を言っているかわからないし、仕事終わりにご飯に行く友人も少なく、誘惑が少なく仕事と勉強と嫁だけに時間を使うのがそんなに難しくなく出来てしまう。

これから台湾で仕事しながら語学を学ぼうと考えている人に

まずこれが可能なのは職種によるかもしれません。特にオンラインで仕事が出来る人には向いているかもです。と言ってもコロナを越えてきた今の時代、様々な仕事はオフラインからオンラインで可能となった昨今。正直クライアントが日本企業であれば、福岡で働くのも台湾で働くのもたいして差がないと思います。あるのは1時間だけの時差であり、1時間の時差によって困ることはそんなにありませんでした。

ただ語学を学ぶにしても、何も勉強しないまま語学を学びにくるとかなり苦労すると思います。 英語であれば日本人なら基礎は中学高校で学んでいるが、中国語となると何も知らない赤ちゃん状態。でも先生はいきなり中国語で話してくるので心が折れまくると思います。なので日本で簡単な基礎を学んでから台湾で中国語を学ぶのが良いと思います。自分も簡単な基礎だけは日本で学んでからきました。
ちなみに自分はハオ中国語アカデミー 渋谷校(週に50分×2)に半年位通いました。

3ヶ月経って語学力はどうか。

感覚的には初心者から初級の入口に立てたような感じです。通常3ヶ月で耳が慣れると言いますが、それは馴染みのある英語であり中国語であれば半年位かかるような気がします。
なので私も引き続き文化大学で学んでいこうと考えています。

反省

自分は語学が出来ない前に勉強の仕方がわからなかった。なので学校に行けば語学を全て学べると考えていた。しかし、いざ通ってみるとそれは違った。では何が違ったのか。これはあくまでも自分的な考えだが、学校は文法を教える場所であり、単語などは家で覚えてくるものだった。これに気づいてからはとにかく単語と発音を覚え予習をした。でももっと早くに気づいて動いていれば良かったと思った。次回の学期からはそこをしっかりやっていこうと思う。予習無しで受ける授業がただただ辛いだけだが、予習して受ける授業はそこそこ楽しい。

最後

なんだかんだやり切ったが、正直楽ではないしかなり大変だったと思う。後半は予習が追いつかず少々疲弊していた。でも学校に入る時より成長している自分に気づく瞬間もあり、7月からまた3ヶ月間通う予定でもある。
何かと何かの両立は、出来る出来ないを想像して決めるよりは、やってみた上で自分なりのやり方を見つけれると良いんじゃないかと思いました。

俺は打ち合わせがあれば授業中でも抜けてオンラインミーティングに参加するし、授業中でもスマホで返信する。それが俺のLife Styleに合う学び方だから。

ではみなさん台湾でお会いしましょう!


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