治療家の心得15【触診は基本のキ】
触診とは触知すること
僕の治療院には同業者の方も治療に来られ、時折技術指導を求められることがあります。
この時に、一番困るのは触診レベルの差です。
特に、日頃から患者さんとのセッションの中で
「コレくらいの強さでいいですか?」
と患者さんに聞く習慣がある先生は、自分自身が何を触知しているかの認識が薄い傾向にあります。
逆に、何を触っているのかを理解している先生は、絶対に「コレくらいの強さでいいですか?」ということを聞くことはありません。
触知しているからこそ、そこが患部か?治療部位か?が分かるんです。
ちょっとキツイ言い方にはなりますが、
自分が何を触っているのかさえも分からない方には、正直なところ、何を教えても意味などありません。
ものまねをしたければ、YouTubeや本を眺めていたらいいだけです。
触診は基本のキ
とはいえ、「本当の基本から触診を教えてくれる」ところはありませんし、それに特化した本を僕は今まで見たことがありません。
その理由はとても単純です。
触診ができる人から見て、触診ができない人が多いほうが都合がいいからです。
みなさんの中にも、セミナーなどで講師の先生は結果が出せるのに、自分たちはできなかったという経験がある方はいると思います。
確かに経験の差はありますが、それ以上に本質の部分が欠けた状態で教わっているから、いつまでたってもできないんです。
しかし、この本質部分はよっぽどのことがない限り、講師は教えません。
教えたら、センスの良い生徒に抜かれてしまうだけでなく、講師業を廃業してしまうことになりかねないからです。
触診を身につける方法を売ることにしました
でも、僕は講師業をしていない治療家なので、本質を惜しみなくnoteで公開しています。
初級を学べばセミナーに参加しても、講師のテクニックをおおかた吸収できるようになるはずです。
中級以上なら、筋骨格系症状のほとんどを自らの力で改善する事ができるようになると思います。
興味がある方は、それぞれのレベルに応じて購読してみてください。
それではまた