治療家の心得14【勘違いを修正する】
世の中にセルフケアや、健康への知識が広まるほど、患者さんは多くの勘違いを起こします。
今回はその代表例として、「冷え」を紹介します。
一般の方でも分かりやすいように、説明しますので「冷え対策」でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
僕たちカイロプラクターは、健康のプロであり、間違った知識を正しいものに変えることで、他では治らなかった症状を改善へと導きます。
「体の冷え」に関する勘違い
これからの季節、「冷え」は関心が集まりやすいワードですよね。
しかし、「体を冷やすのはよくない」と聞いて、体を温めようとする方がいますが、コレは正しいようで間違った認識です。
冷やしてはいけないに対する正しい対応は、「冷やさない」です。
体が放熱しすぎないよう、着るものを工夫するのが正解です。
もし、体を温めるのが正解であるなら、「体を温めることは良い」と言っているはずなんです。
同じ意味のように感じるのに、なぜそう言わないのか?
それには、体を一定の状態に保ちたいという生理機能・・・恒常性の存在があります。
もし、体を温めることで体温が一定の範囲を超え上昇すると、恒常性が働き逆に一定の範囲まで下げたいという冷却モードに切り替えます。
ここがポイントです。
例えば、コップに入った熱いお茶を、一気に常温まで下げたいと思ったら、必要以上の氷を使って冷やしますよね。
体も同じで、冷却モードになると一定範囲以下を目指して、放熱や発汗で体を冷やします。
体を冷やしたくない思いでしたことが、冷やす原因になるなんて嫌ですよね。
たしかに、冷やす=NGと言われたら、温める=OKと意訳してしまいがちですが、これをすると困ったことが起きる場合があるんです。
体は暑いのに、手足が冷たい人はこの可能性を探っていくと、解決策がみえてくると思います。
いかがでしたか?
今回は、「治療家の心得」とセルフケアを融合した内容の記事を書いてみました?
好評でしたら、他のケースも紹介するので「スキ」「フォロー」をしてもらえると嬉しいです。
来週も引き続き、「治療家の心得」を楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた