被災時に最も備えるべきことは、生活習慣病予防かも
見えているリスクは徹底的に潰しておきたい私である。
毎日のように「Bluettiが欲しい」と呟いては、隣にいるカナメに「アホちゃうん」とツッコまれたりもするが、本音を言えば、ソーラーパネルも欲しいくらいだ。
災害時の備えにはレベルというものがある。レベルによってのシナリオを考えなければならないのだが、最悪の事態にも備えようとすると、「それってもう全員死んでいるのでは?その中で自分だけが生き残っても辛いだけやん」という気もするので、実際に備えるのは「発生確率の高そうな局地的災害」に限定することになる。
局地的災害というのは、日本沈没したり、日本全土を巻き込むような同時多発的な大災害ではないということ。つまり自分のエリアが被災しても、日本国内に物資はあり、道路の復旧ができれば物資が届くラインである。つまり一週間程度の食事が確保できれば、もしくは避難所生活に備えておけば、まぁ死なないかなぁという感じである。
まずは一週間分の自分たちの生活に係るものを全て確保しておけばいいってことね。
と安易に考えた。
そこでちょっと疑問に思ったことが。
うちのカナメくん、糖尿病の家系で若い頃から気をつけるようにしていたのだが、加齢によってかHbA1cの値が気になるようになってきた。そこで意を決して食生活を見直して、いい感じに体重も落ち着いてきたのだが、すっごく怖いことに気づいてしまったのだ。
糖尿病、またはその他の持病がある方が被災したら、どうなるのかしらん?
と。
非常時ではない今のところは、炭水化物を減らして少量の玄米と、高タンパク&野菜たっぷりのメニューにしているので無問題なのだが、このメニューが果たして被災時に可能かというと、絶対に無理やんかと思ったのである。
非常食として確保してあるチョコだ羊羹だ白米だ小麦粉だカロリーメイトだなんて、糖尿病の方にとっては血糖値スパイクを起こさせる毒みたいなもんで。でも避難所で配られる食べ物はどういうものかと考えると、どうしたって炭水化物ベースにならざるを得ないというか。
まさか焼き魚や温野菜やステーキが振る舞われるはずもなく。
配られるものは、おにぎりだったり菓子パンだったりするんじゃないのかな?
やばっ!!!!!!!
生活習慣病を患いながらの被災ってやばやばやん!!
食糧確保の難易度が上がりすぎる!
そういうことも考えて、我が家の備蓄品の確保に、タンパク質を重要視してみることにした。もう無添加なんて言ってられないもんね。備蓄するなら保存料も必要やろ。
まず、煮炊きする必要のないものを厳選。
この魚肉ソーセージは非常食として超絶おススメよ。コストコで購入できる缶詰は一通り揃えておいてもいいかも。
すぐに食べられるおやつも必要。
最近どハマりしているのが、これ。めちゃ美味しいし、栄養価高いよ。買える時に大量確保するが良し。
ナッツ類は割高でも個包装してあるものの方が最後まで食べ切れる。こちらはガッツリ召し上がりたい方におススメ。
ドライフルーツも、あると絶対にいいよ。特にブルーベリーがオススメ。
そして、最近個人的なヒットがこのプロテインバー。
プロテインバー感がゼロで、単なる美味しいダークチョコ。一本丸々食べるのはヘビーなので、カットして冷蔵庫に入れておいて、コーヒーと一緒にちょっとずつ食べるといいよ。コストコオンラインで注文すると、冷蔵で届くので安心。
加熱できる環境がある際にオススメなのが、これ。保存性が高く、魔法のように増える(汗)。濃いめの味付けだと大豆だと気づかないレベル!特にミンチはタコミートにするといいよ。
誰もが病気になどなりたくないんだけど、どうして生活習慣病になってしまうかというと、「健康診断で予備軍と指摘された段階で食生活を見直さなかった」からかと。もちろん病気には色々な原因があるのだけれど、中には「予防できたやろ」という事例があることは確か。義父は、割と早い時期に糖尿病になったそうなのだが、それでも甘いものやお煎餅などを隠れてパリポリと食べていたらしい。
生活習慣病を予防するって、言うほど簡単なことではないのよねぇ。
例えば、若い時に羽振りが良くてバンバン消費していた世帯が、年金生活が始まったからと言って節約生活に切り替えられるかというとそうではないし。
それと同じで、シルバー世代に突入し、基礎代謝が下がってきているから、それに応じて食事も減らしていきましょうなんて考えられる人は、どれだけいるかってんだよ。
いねーよ(怒)←いや、これ自分にキレてるだけw
ちなみに、糖尿病患者さんの非常用持ち出し品のリストがこちら。一般的なものにプラスして、これだけのものが必要となるのだ。
見ているだけでしんどい。
韓国でお世話になったオンニ(お姉さん)は、ガンで治療を受けて完治したけれど、再発予防のために食生活を見直して、それを徹底して実践していて、すでに10年近く再発していないと言っていたけれど、とにかく素材を厳選して、調味料も調理法も見直して、お鍋も選びまくったらしい。そのオンニが最終的に選んだのが、シリット社のシラルガンというお鍋で(理由は聞いてないけど、汁物にオススメだとか)、なぜか一式セットでプレゼントされてしまった。
誰もが、実際に病を患い、しんどい思いをして治療を経験すれば、健康を害するリスクを減らしたいと思い、それを実践することができる。でもなぜ患う前に予防しないのかというと、「自分は病気にならない」と思いこんでいるからだろう。
災害に備えるために最優先すべきことは、健全な心身を維持しておくということ。
運動もせねばだ。