出せない料理、出さない料理
皆さん、こんにちは。自分のためには料理しない、木賃ふくよし(芸名)です。
さて。ワタクシが元飲食関係者ってのもありまして、飲食にまつわる昔話や暴露話などをやってみた所、割と好評だったので、続けてみたら、
反応がイマイチ!
という残念な結果になりまして、「反応がなかったらシリーズ中断します」って言ったところ、
記事が ( ;∀;) 売れたの
投げ銭(¥100)×7(純利¥500)ぐらいあり、コレが毎日続いたらどうにか生活できるわ。
しかも、翌日のシャンパンの話も5つ(純利¥350)ぐらい売れたの。
(´・Д・)」 快挙ですよ快挙。
で。昨日は時事ネタがあったからそっちを優先しましたが、こちらも7つぐらい売れまして。まあ、時事ネタは今までもアクセス数やいいねは稼げるけど投げ銭は少ない感じだったのに、、、これってば、
(´・Д・)」 快進撃じゃね?
と割と調子こいてます。そんな訳で皆さん、今日も投げ銭(¥100)のご用意をお願いしますね?
※ コレが長く続かない事は、20年以上も自営業やってたから知ってる。
ちょっと売上の高い日、週、月があったぐらいで調子に乗ると大体しっぺ返しが来るのよ。
はい。そんな訳で本日の話は、「出せない料理、出さない料理」について。
よく、料理漫画なんかで「こんな美味しい料理(or 食材)があったなんて、、、!」的な話が出てきますが、
美味しい料理なんて口で言うのは簡単です。
ぶっちゃけ、
金を掛けるか、手間を掛けるか、時間を掛けるかすりゃ、それなりに美味しいものが出来るんです。例えば、
ほとんどの野菜は、
蒸したら美味い。
(´・Д・)」 マジで。そりゃもう美味い。でも、蒸すのは、とにかく時間がかかる。そんなのやってられない。
店だと注文からのタイミングを考えると提供時間が間に合わない。
実際、「蒸篭と蒸し野菜の専門店」とか謳ってる店に行った事あるけど、その大半が「蒸し野菜じゃない」のよね。悪いけど、食ったらわかる。
いや、正確に言おう。おそらく嘘はついてない。
おそらく蒸し野菜だ。
何時間前かに
蒸した野菜を
蒸し器で温め直して
蒸篭で提供してるだけ。
そりゃランチタイムに40分ぐらいで提供しなきゃならないから仕方ない。間に合うはずがないのだ。
しかし、それって蒸し野菜なのかい?
蒸したての抜群に美味い野菜だって、時間が経ちゃ味は落ちるし、温め直しても味は落ちる。
実際、厨房から電子レンジの音が聞こえる店もあった。
※ 電子レンジが見えた訳ではないので断言は出来ないが、音が聞こえてくる頻度から考えて、おそらくはジャガイモなどの温めに時間が掛かるものだけを電子レンジに掛けていたと思われる。
※ ワタクシは電子レンジ調理を軽視している訳ではない。むしろ、電子レンジにしか出来ない調理もあるので重宝する。
単に、蒸し料理を謳って電子レンジなのが嘘だと言っているだけに過ぎない。
んで、おこわ(蒸し御飯)とか出てくるんだけど、
厨房から、一升炊きの電子ジャーを開ける「ガッポン」って音とか聴こえてくるしな。うん。いや、コレも蒸し御飯をジャーで保温しているだけかも知れませんが。
まあ、要は蒸し料理の良さなんか出てない料理を蒸し料理と謳われても困るし、下手したら蒸篭で提供してるだけで、蒸してない店もある事だろう。
ぶっちゃけ、そーゆー店は確実に存在する。
ってか、コレ蒸し料理じゃないよねって料理が蒸篭に入って出てきたのは笑った。
その典型例が蒸し料理だが、単に原価が高くて提供できない、に始まり、食材が非常にレアなのにポンポン出てくる。
提供時間が現実的でない。手間が掛かりすぎて提供できないなんて料理は山ほどある。
それでも看板やメニューにはそう書かれてるし、それを糾弾する人も殆どいない。
酷いのだと、「毎日、若狭から新鮮な魚が届けられています!」とか謳ってるけど、
(´・Д・)」 なんで半凍りの刺身が出てくんの?
てか、この魚、若狭で獲れないよね?
このシーズン、若狭にはいないよね?
なんて店は存在するのである。
(´・Д・)」 まあ、飲食業界に長くいたが為に、色々(あっ…察し)な出来事は沢山あるんですよ。
提供時間やら厨房から聴こえてくる音なんかで、割と色んな事がわかってしまうのである。
さて。
ちなみにコレはワタクシの体験談ではないのですが、知人にフランス料理店のシェフがいまして、ええ。数回前の「ぎゅんぎゅん回したったわ」のフレンチのシェフです。
まあ、美味しい料理を食べる事が趣味って料理人は多い訳ですが、実際、美味しい料理を食べて、それを再現する事が一番の近道なのではないかと思います。
このシェフも似た考えをしており、休みの度に美味しいものを求め、色んな店へと足を運ぶ。
コレは、某有名レストランに勉強を兼ねて食事をしに行った時の事である。
有名店ではあるが、そんなに広い店ではない。
案内された席が最も厨房寄りの場所だったため、忙しく働くスタッフの様子が見られるから、それも勉強のうちかと思ってたそうなのですが、
割と厨房の音が丸聞こえ。
まあ、厨房からコックの声が聞こえてくるのも悪くはないと思ってたのですが、その店のシェフの怒鳴り声がモロに聴こえるのは流石にちょっと、アレだなぁ、と思っていたそうです。
しかも、
「なんや、この肉の焼き方は!?
こんなモン、
犬でも食わんぞ!!」
ってコックに怒鳴り散らす声が聞こえてきたのは、流石にげんなり。
さらに、
出てきた。
(´-`).。oO (犬は食わんけど、
客には食わせるのか、、、
オレは食うけど、、、
そう思いながら食べたそうです。
確かに、焼き過ぎだったそうです。
(´・Д・)」 元業界人としては、肉の原価や焼き直す時間とかあるから仕方ないのもわかるんですが、高級レストランでこーゆーのに当たるとキツいわ。うん。
※ この記事はすべて無料で読めますが、高級フレンチとか贅沢は言わないから、いつか再び外食ぐらい普通にできるよう、投げ銭(¥100)をお願いします。
なお、この先には「犬でも食わん」料理を提供した店の、別のエピソードが書かれています。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。