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ギター弾き 歌うたい 音楽生活

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10歳から50年以上、ずっとアコースティックギター弾き続けて。下手くそだが歌も好き。小さいときはクラシックのバイオリン、中高生ではエレキギターやエレキベースも。流行った音楽はジャ…
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『脳と音楽』 伊藤 浩介 (著) いや、脳の話より、二章、内耳の基底膜の物理的特性がもとになって、三章、音から音階へ、四章 ドレミファソラシド、各種音律が成立する部分が圧倒的に面白い。タイトル不適切、だが本は面白いぞ。

『脳と音楽』 伊藤 浩介 (著) いや、脳の話より、二章、内耳の基底膜の物理的特性がもとになって、三章、音から音階へ、四章 ドレミファソラシド、各種音律が成立する部分が圧倒的に面白い。タイトル不適切、だが本は面白いぞ。

『脳と音楽』   2024/10/10
伊藤 浩介 (著)

Amazon内容紹介

ここから僕の感想

 編集者かなあ、タイトルつけたの。「脳と音楽」か。そうじゃないだろ。というのがまず感想かなあ。いやあ、本はすごく面白かったのだが。
 たしかに著者は脳学者なんだがな。

 角野隼斗氏(反田恭平さんが準優勝したときのショパンコンクールでセミファイナルまで進んだ新進気鋭のピアニストであると同時に、

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「小泉今日子40周年」NHK特番を見て「優しい雨」が最高傑作と再確認感動して、作曲者鈴木祥子さん歌唱のYouTube動画見たら、一か所コードと旋律が小泉版と違うの発見しての考察。

「小泉今日子40周年」NHK特番を見て「優しい雨」が最高傑作と再確認感動して、作曲者鈴木祥子さん歌唱のYouTube動画見たら、一か所コードと旋律が小泉版と違うの発見しての考察。

2024年10月23日Facebook投稿をコピペ。

そして、YouTubeでまず小泉今日子の正式PVを鑑賞。

続いて作曲者、鈴木祥子さんが、アコギ名手吉川忠英氏の伴奏で歌う動画を鑑賞。

おや。なんか、一か所、当たっているコードが違うぞ。旋律も違うぞ。

サビ直前、歌詞で言えば1番なら「駅に向かって」の
「むかあーって」のあー、のところ。

曲の調は、小泉さんも鈴木さんも一緒、基音G#、アコ

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藤井風くん「満ちてゆく」の、あの部分、聴いても歌ってみようとしても泣いてしまうのはなぜだろう。

藤井風くん「満ちてゆく」の、あの部分、聴いても歌ってみようとしても泣いてしまうのはなぜだろう。

 昨日、『死の講義』橋爪大三郎著の感想noteを書いたわけだが。

 藤井風くんの歌は、前作「花」も、今回の「満ちてゆく」も、死をテーマにしたものだったりするのである。歌詞も、MVも。

 なもんで、『死の講義』を読みながら、「満ちてゆく」のMVを無限にリピートで流していたのである。

 いや、ていうか風くんの新作が出ると、ギター弾き語り用アレンジに取り掛かるので、あの本を読み始める前から1日中、

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2024年お正月、玉置浩二さんWOWOW元旦夜「2023 故郷BAND」と佐野元春さんの1/6夜NHKBS「今、何処TOUR2023」をさっき録画してあったのを視聴しての感想。音楽を聴いて泣くってどういうことだろう。

2024年お正月、玉置浩二さんWOWOW元旦夜「2023 故郷BAND」と佐野元春さんの1/6夜NHKBS「今、何処TOUR2023」をさっき録画してあったのを視聴しての感想。音楽を聴いて泣くってどういうことだろう。

 昨年末の紅白は藤井風くんも玉置浩二さんも佐野元春さんも出なかったので、まあ平静に冷静に見ていたわけである。ので、この年年末年始については、風君についてはドラマ「いちばん好きな花」の最終回・サプライズ「花」生演奏で満足であり、玉置さんと佐野さんについては、年始に最新のライブがテレビで放送されて、これまた大満足であった。 

 どちらも僕は泣いてしまったのだが、音楽を聴いて泣いてしまうというのは、ど

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一青窈「ハナミズキ」がカラオケDAMで30年間で最も歌われた曲だ、というネットニュースを見て、いろいろ思ったことから脱線、salyuの「name」に思うことまで。

一青窈「ハナミズキ」がカラオケDAMで30年間で最も歌われた曲だ、というネットニュースを見て、いろいろ思ったことから脱線、salyuの「name」に思うことまで。

 「ハナミズキ」の歌詞というのは、なかなかに不思議である。一青窈さんが、お父さんが台湾人お母さんが日本人で、幼稚園まで台湾で暮らしていたことと関係があると思うのだが、作詞をするときの、日本語の感覚がちょっとだけ不思議なところがある。そこがいろいろと深読みしたり想像を膨らませたりする余地となる。

「夢が終わる」というのをどう受けとるか、ということでネット上でもさまざま議論があるし、本人インタビュー

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藤井風くんの「花」をアコースティックギター用に耳コピ&アレンジすることの至福について。

藤井風くんの「花」をアコースティックギター用に耳コピ&アレンジすることの至福について。

この1週間、本も読んだし感想文も書いたしサッカーもたくさん観たはずなのだが、体感的にはずっとこのMVを流しながらアコギを抱えて、耳コピギターアレンジをし続けていた感じがする。1日中というのは誇張ではなくて、毎日少なくとも8時間くらいはギターを弾いていると思う。

 ひと月前くらいから、というか、「いちばん好きな花」ドラマが始まってからだからもう1.5か月くらい、音源だけYouTubeの普通版、バラ

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夏の終わりに聞きたくなるのは、フジファブリックだと僕は「茜色の夕日」のほうなんだな。

夏の終わりに聞きたくなるのは、フジファブリックだと僕は「茜色の夕日」のほうなんだな。

つらつらと思うことなど書いてみる。

 夏の終わりになると聴きたくなる名曲、というのがある。フジファブリックの「若者のすべて」はそういう曲の代表格だと思う。が、それももちろん大好きなのだが、フジファブリックだと僕は「茜色の夕日」のほうがもっと好きだ。

 「若者のすべて」は、青春の、若者が感じる夏の終わりを、永遠の瑞々しさのなかに描いた名作なわけだが、

 「茜色の夕日」のほうは、もう少しだけ大人

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松尾潔さんと山下達郎氏についてのツイッターを1日眺めながら、思ったこと思い出したことなど、いろいろ、つれづれ書きました。

松尾潔さんと山下達郎氏についてのツイッターを1日眺めながら、思ったこと思い出したことなど、いろいろ、つれづれ書きました。

昨日から右側の扁桃腺がちょっと腫れて痛い。熱もないし左側は痛くないし、軽症ではある。でもすることないので1日寝ている。

 スマホでツイッターを眺めている。

 山下達郎氏と、同じ事務所の(ジャニーズ批判発言でその事務所をクビ、というか正確にはマネジメント業務委託する契約が解除になったということなんだが)音楽プロデューサー松尾潔氏に関するツイートがたくさん流れてくる。

 その問題自体ではなくて、

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今夜(2022/10/22)西村ケントくんのライブの配信を楽しみにしつつ、「耳コピアレンジ」について、あれこれ書いてみた。(藤井風くんとの、二人の天才の共通のアプローチと能力について。)

今夜(2022/10/22)西村ケントくんのライブの配信を楽しみにしつつ、「耳コピアレンジ」について、あれこれ書いてみた。(藤井風くんとの、二人の天才の共通のアプローチと能力について。)

 今夜10/22の18時から天才・西村ケントくんのライブが京都であって、その配信がTwicasで視聴できます。2000円、有料ですが。

 つい最近、藤井風くんの新曲「grace」発表⇒ガンバスタジアムでのライブ⇒ライブで「grace」演奏のときに「スマホで撮っていいよ、snsで投稿していいよ」と風君から許可となったので、YouTubeやその他sns上に風くん「grace」のいろんな人がとった無数

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関ジャム 玉置浩二さん特集。いきものががり水野くんと平原綾香さんの常軌を逸した「玉置浩二愛」二人のガチ勢態度競争は想定範囲だったのだが。川崎鷹也さんの「しあわせのランプ」の結婚相手のお父さんエピソードが良すぎて泣いた。

関ジャム 玉置浩二さん特集。

ゲストの、いきものががり水野くんと平原綾香さんの常軌を逸した「玉置浩二愛」は今までも知っていたので、二人のやりとりは、感動しつつもまずまず想定範囲だったのだが。

川崎鷹也さんの選ぶ一曲「しあわせのランプ」のエピソード、「音楽を辞める覚悟をしたとき、踏みとどまらせた一曲。結婚の挨拶に行ったとき、音楽を辞める覚悟もしていて、でも奥さんのお父さんが『鷹也君、玉置浩二のし

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アコースティック・ソロギターの名盤「Sir John a Lot 」 by John Renbourn。その中の超絶技巧・名演奏「My Dear Boy」をコピーしたら、僕の身に起きたこと。

アコースティック・ソロギターの名盤「Sir John a Lot 」 by John Renbourn。その中の超絶技巧・名演奏「My Dear Boy」をコピーしたら、僕の身に起きたこと。

今日は、音楽の、アコースティックギターの、マニアックな話。

そして最後ちょっとこわい話。

 アコースティックギターの、フィンガーピッキングの歌無しソロギター、というのを中学生のころから、かれこれもう45年くらい弾き続けています。もちろんそれ以外の、エレキギターもエレキベースも弾いたし、ロックもファンクもいろいろなジャンルの音楽を弾いたりしてきたけれど、この年齢になって続いているのはアコギだけ。

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「まつり」だ「まつり」だ。藤井風くんまつりだ。だめだ、ループが止まらん。

「まつり」YouTubeで見て聞いて興奮して書いたFacebook投稿転載。

やばい、インド、ボリウッド映画のダンスシーン味がする。この路線で世界進出を、狙うのか。

ひとつだけ、串団子食べたり手に持った状態で踊るのは危ないよ。串先、まるいやつみたいだけど。よゐこは真似をしないように。

予想通りYouTubeコメント欄、海外からの色んな言語で「はまったー」って。

これで、これから先の紅白歌合

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玉置浩二ショーの地上波での初再放送を記念して、玉置さんとゲストのコラボをいくつか選んで、あっちいったりこっちいったりしながら、論じてみました。

 ここ数日、今までBSプレミアムと4K8Kだけでオンエアされていた過去の玉置浩二ショーが、NHK総合でまとめて再放送され、配信もこの一週間くらい限定らしいのですが、NHKプラスで配信されています。(最新の玉置浩二ショー、一昨日の鈴木雅之とかの奴は、配信なし、まだ先なんだと思う)

下のリンククリックすると、NHK+に飛びます。

https://www.nhk.jp/p/ts/J74Q5KNRQL

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毎回、期待を軽々と超えていく、「玉置浩二ショー」という至福の時について。「サウダージ」での岡野昭仁さん、「母へ」半崎美子さんも。「メロディー」鈴木雅之さんも、そして安全地帯ミニ編成も。音楽って、いいよね。

 玉置浩二ショーが始まったのは、2014年から。当然、全ての回を、もう擦り切れるほど(HDDだから擦り切れないのだが)、全部、トークで何をしゃべったかまで完全再生できるくらいすべてを繰り返し見てきている。

 もう8年も前からなので、玉置さんもだんだん年をとるし、途中、心臓の病気、手術もされたし(心臓の病気が悪化して中断した八王子でのコンサートも、見にいっている)、玉置浩二ショーで演奏される曲も、

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