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僕にはちいさな子がいる。 いるというかくっついているというか右側に佇んでいる。 その子は…
髪を切ってもらっていると、店の入口から静かに水が入りこんできた。透明な水は複雑に光を反射…
ある家の玄関を出たところに大きな木があって 夏の終わりには黄色の小さな実をたくさんつける …
たとえば夜のそらを見上げて 静かな闇のなかにたくさんの美しい星のきらめきを感じているとき …
気がついたときは秋の終わりで シルバーで縁取られた白い衣装をまとって 光でキラキラする売り…
ba-, ba-, ba-, ba-, babababababababa バブルズバブルズバブバブバブルズ ba-, ba-, ba-, ba…
切るために生まれた 冷たく硬い材料でできた少ししなってまっすぐに伸びる2つの刃 刃を合わせるとなんでも切ることができた 「君しかできないよ」 切ると褒めてもらえた 言われたものを切るととくべつ褒めてもらえる それに気づくとどんどん切りたくなった 次に切るものが欲しくなった 次から次へと 次? 次はなに? 気が付くと欠けていた 自分の一番好きな部分が 月の光のようには戻らなかった 同じように冷たさに満ち溢れているのに 「次はない」 でも、欠けるほ
一つ一つは、小さな、ほんのちょっとした間違いともいえるようなことだったけど、 ただ、それ…