日曜日、芝生の公園には、サッカーボールが溢れている。親子の数だけボールがある。 とりあえず持ってきただけで、近くに放置したままの親子 ガッツリ練習するために、サッカーゴールまで準備してる親子 サッカーボールはもはや、日常の風景 どうりでサッカー日本代表、強くなった訳だ。
今週二回目の訪問。 今回は二人の子どもを連れて三人で。 ライオンバスに乗りたいと言ってたわりには、到着するとそうでも無い様子。 いつもは最初からライオン方向に左折するところも直進。 珍しく人だかりが出来ていると思ったら、サイの赤ちゃんを発見。 ぬかるみにはまって動き辛そう。 お母さんはそっちのけで、草をむしゃむしゃ食べる。 向かい側のアジアゾウの一帯が、知らぬ間に綺麗に整備されている。 そういえば、いつもライオンの隣で見てるのはアフリカゾウ。 アジアゾウは、小
朝起きると、子どもが「ライオンバスに行きたい」と言うので、今日も行くことにした。 前回は10月の初め頃だったので約1ヶ月ぶり。 前回のオスライオンが強烈に印象に残っているので、今回はあんまり期待しないことにした。 お立ち台に乗って大きな骨にかぶりつく姿が、頭に焼き付いている。 あれを超える姿はなかなか見られないだろうし、3回目という事で、やや見慣れた感もあるだろう。 今回はメスが1頭、バスをベロベロしてくれた。 何度見ても、この至近距離ではさすがに怖い。 でも、
子どもは、家に帰るなり、泣き出した。 どうやら、買ったばっかりのおもちゃを友達に取られたらしい… もしかしたら、見せびらかしたのかもしれない。 いくつか手に入れたうちの一つを、友達が持って帰ろうとした時。 気の弱い息子は、「返せ」と言えなかった。 父としては、しっかりしろよ!と息子に怒りたい気持ち半分、勝手に持ってった奴らに怒りたい気持ち半分。 家まで押しかけて 「おたくの息子さんが、勝手におもちゃを持って帰ったようなのですが、返してもらえますか?」 「子どもにどう
毎日のようにけんかする二人。 割合は、仲良く遊ぶのが3、けんかするのが7割くらい。 今日は珍しく仲良く遊んでる、と思ってても最終的には、ほぼ、けんかして終わる。 まだ小さい弟は当然、自己中。自分がやりたいと思ったら絶対に譲らない。 兄は、三年生だけどまだまだ自己中。自分かやってるものを、弟には貸せない。 力の強い兄が、弟を叩いて、弟が泣きわめくのがお決まりのパターン。 そんな状況が1年以上続く。 そのたび、私は兄を怒ってきた。 しかし、何度怒ったって、一向にけ
いとこが遊びに来ると決まった時から、「いつだっけ?いつ来るんだっけ?」と何度も聞きながら、そわそわしていた。 歳の近いいとこと、数年ぶりに会うのを相当楽しみにしている様子。 いざ対面すると、少し緊張している。 ふだん家族でいる時は、変な事を言ったり、奇妙なダンスを踊ったりふざけているのに、急に照れて、大人しくなっている。 きっかけは、ゲームの話だった。 「スイッチ持ってきたの?」「何のソフト?」とか何とか言いながら、二人は急にタメ口になる。 見えない壁を取り払うに
雨だったせいか、バスの中は私たちだけだった。 走ってもらうのが、少し申し訳なかった。 前回はよく見られなかったオスライオンが、今日は舞台に上がり、大きな骨にかぶりついていた。 餌のついたバスが横付けされると、オスライオンはバスをペロペロ。 窓ガラス1枚を隔てて、その距離は30センチ。 百獣の王と目が合った。 その瞬間、何故だかわからないけど、自分が生きていることを実感した。 息子は終始、怖がっていた。
そんなに悪気は無い。 早く終わらせてテレビを見たい、考えるのがめんどくさい、そんな感じ。 算数ドリルの後ろの方に載っている答えを見て、それを丸写しする。 更に、そこに答え合わせの赤マルを付けて宿題は完成。 当然、全問正解。 翌日、学校で先生に提出しても、チラッと見られるだけで、そのまま返される。 悪いとはそんなに思っていない。 そんな子どもに、どうやったらわかってもらえるのだろうか。 そんな事をしても全く意味がないという事を。 考える力だとか、集中力だとか、
前日に急遽予約した山中湖のコテージは、ネットで見るより古くて、狭かった。 ただ、そんなことを気にしてるのは大人だけで、子どもたちにとっては遊園地みたいなもの、だった。 早速、階段を駆け上がりロフトへ。 マットレスをギシギシ言わせながら、飛び跳ねる。斜めになっている低い天井に頭を打ちそうでヒヤヒヤする。 明るいうちに火をおこす。 毎度のこと手こずりながらも、何とか肉が焼けるくらいには熱くなった。 外に設置されたハンモックで兄弟はじゃれあっている。家ではいつも喧嘩ばか
2歳の次男は、公園に行くとまずブランコに乗る。 それから、お気に入りのローラー滑り台を何回か滑るのがルーティーン。 そこで、ふと長男が2歳くらいの頃を思い出した。 長男は、とにかく砂場でよく遊んでいた。 飽きたらブランコに少し乗るくらいで、滑り台を滑っていた記憶はあまりない。 活発な子どもに育って欲しいとか勝手に思っていたので、正直私にとって砂場はすごく退屈だった。 広い公園を自由に走り回ったり、階段を登って滑り台を果敢に滑って欲しい、とか願っていたけど、当時2歳の
初めは「ショッピングモールがいい」と言っていた息子に、「ライオンバス乗りに行こうよ」と言ったら意外とのってきた。 土曜日の動物園は予想外に空いていた。 そんな中でも、ライオンバスは人気だった。 12分間隔で一時間に5本、運行していたが我々の乗ったバスは満席だった。 ライオンが脱走しないように、厳重な柵でゾーンが区切られて、後方が閉まると前方の柵が開く。いざライオンの空間へ。 野球場一つ分くらいだろうか。どうやらこの中にオス一頭、メス五頭が生活しているらしい。 エサ
一歳くらいの頃は、「なんて度胸のある勇敢な子だ」なんて、次男を誇らしげに思っていた。 高い滑り台も、一人で余裕で滑っていた。 長男は、公園でも砂場が9割、滑り台や遊具1割、くらい大人しい子だったので、次男の活発さに驚くとともに、やはり兄弟でも好みや性格は違うもんだ、と改めて思っていた。 ところが二歳を過ぎると、次男も滑り台を急に怖がりだす。 彼は勇敢でも度胸があったわけでも無かったことを初めて知った。 おそらく長男だって、一歳の頃は滑り台も滑っていた。成長とともに恐
久しぶりにお友達が二人、我が家にやって来た。 家の中で遊んでいたが、そのうち水鉄砲で遊びたいと言い出した。 うちの子はともかく、お友達に何かあったら大変だし、せっかくなので弟を連れて一緒に近くの公園へ行くことにした。 水鉄砲はそこそこに、ドッジボールになり、そのうち鬼ごっこが始まる。 こういう時、鬼は大人の役まわり。 いつの間にか公園に集まってきた、友達なのか友達じゃないのかわからない子どもたちも合わせて、全力で追い回す大の大人。 子どもたちは本気で怖がりながら、
どうしてもブタめんを公園に持っていって食べたい、という息子。愛読しているマンガの影響のようだ。 別に断る理由もなかったので、自転車に乗って二人でいつもの公園へ向かう。 カゴには、ブタめんとお湯の入った水筒、割りばし、サッカーボール。 公園に到着してベンチに座り、早速ブタめんの準備に入る。 スマホのタイマーで三分計っている間、縄跳びを始める。少し上達したようだ。 私は公園の芝生を眺めながら、「三分って案外長い」ことに気づく。 三分経過。息子はブタめんのふたを開ける。
あれから数日がたった。 その人は何事もなかったかのように、やり過ごそうとしている。 私は、、ふとした時に怒りがこみ上げてくる。人間としてまだまだだ。 謝罪が無い限り、許すまい、なんて思っている私は、本当はプライドが高いのだろうか。 馬鹿にされたから、こんなに怒りが鎮まらないのか。 しかしながら歳のせいか、何に対してこんなに怒っているのかを、残念ながら忘れようとしている心と、決して忘れてはいけないという心が、静かに戦っている。
じゃがいもが五つあったので、いつものようにポテトサラダを作ろうと思った。 半分に切り、沸騰した鍋に入れる。 ようやく柔らかくなってきた頃、その人はキッチンにやって来て、こう言い放った。 「せっかく作るなら、もっと美味しいポテトサラダを作って欲しい」と。 私がいつも作るポテトサラダは、パサパサしてて味が薄い、ようだ。 料理のレパートリーが少ないとか、自分で料理上手だと勘違いしているとか、ポテトサラダから話は発展する。 しまいには、「いつも残ったポテトサラダは誰も食べ