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公園でブタめん
どうしてもブタめんを公園に持っていって食べたい、という息子。愛読しているマンガの影響のようだ。
別に断る理由もなかったので、自転車に乗って二人でいつもの公園へ向かう。
カゴには、ブタめんとお湯の入った水筒、割りばし、サッカーボール。
公園に到着してベンチに座り、早速ブタめんの準備に入る。
スマホのタイマーで三分計っている間、縄跳びを始める。少し上達したようだ。
私は公園の芝生を眺めながら、「三分って案外長い」ことに気づく。
三分経過。息子はブタめんのふたを開ける。
割りばしを割って、熱々の麺をすする。
彼は満足そうに食べる。念願かなったようだ。
味は何となく想像出来たが、気になったので一口いただく。
想像の2倍くらいは美味しい。
ニンニクなのか、強烈な臭いが食欲をそそる。夕暮れの肌寒い中、このスープはたまらない。
メンは無いけどスープはあげるよ。
息子の優しい心遣いに、私はありがたくスープを飲み干した。