ポテトサラダはホントに美味しくなかったのか
じゃがいもが五つあったので、いつものようにポテトサラダを作ろうと思った。
半分に切り、沸騰した鍋に入れる。
ようやく柔らかくなってきた頃、その人はキッチンにやって来て、こう言い放った。
「せっかく作るなら、もっと美味しいポテトサラダを作って欲しい」と。
私がいつも作るポテトサラダは、パサパサしてて味が薄い、ようだ。
料理のレパートリーが少ないとか、自分で料理上手だと勘違いしているとか、ポテトサラダから話は発展する。
しまいには、「いつも残ったポテトサラダは誰も食べないから棄てている」と。
どうやら独りよがりのポテトサラダだったようだ。
確かに、子どもたちの健康を考え、マヨネーズはいつも少なめ。
面倒くさいので、茹で時間も短め。
それでもみんな食べてくれていたような気がしたのは、気のせいだったのか?
今までのポテトサラダはホントに美味しくなかったのか?
じゃがいもは茹でただけでもあんなに美味しいのに。
そもそも、じゃがいもにマヨネーズ(時々人参やハム)を入れただけのポテトサラダが、美味しくないなんてことが果たしてあり得るのか?
もしホントにそうだとしたら、家族やじゃがいもに、私は申し訳ないことをした。
ひとまず、じゃがいもを買うのは暫く控えよう。