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成長して、その怖さを知る

一歳くらいの頃は、「なんて度胸のある勇敢な子だ」なんて、次男を誇らしげに思っていた。

高い滑り台も、一人で余裕で滑っていた。

長男は、公園でも砂場が9割、滑り台や遊具1割、くらい大人しい子だったので、次男の活発さに驚くとともに、やはり兄弟でも好みや性格は違うもんだ、と改めて思っていた。

ところが二歳を過ぎると、次男も滑り台を急に怖がりだす。

彼は勇敢でも度胸があったわけでも無かったことを初めて知った。

おそらく長男だって、一歳の頃は滑り台も滑っていた。成長とともに恐れを知り、慎重になっていっただけのこと。

同じように、次男も成長したようだ。

一緒に座って滑ろうといっても滑らなくなっていた次男が、最近ようやく一緒に滑れるようになって、公園でも真っ先に滑り台に向かい、「一緒に滑りたいから先に登ってくれ」とアピールをしてくる。

また一つ成長したようだ。

子どもの表面だけしか見ていない、そんなもので判断しようとする。

父親は全く成長していないようだ。

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