週刊わたしの森ダイアリー VOL.3:森の息を吹き返す。
まずは嬉しいお知らせをさせてください。
毎日森に入り、草を刈ったり、変わったキノコを見つけたり、間伐した木を運び出したり、野鳥の鳴き声を観察したり、トマトを育てたり、大豆をカモシカに食べられたり…していたら、なんと高山市が進める「高山市森と木と人が共生する市民提案型森林づくり推進事業」として選ばれまして、応援いただけることになりました!
ただまだまだ参加者が少なく、より多くのみなさんに参加してもらい!というのが現状でして・・・
そこで9月10日(土)に実施するオリエンテーションを誰でも参加できるかたちにしたいと思います。
詳細はこのあとにリリースする記事をご覧ください。
それでは今週も週刊わたしの森ダイアリーはじまります。
週刊わたしの森ダイアリー VOL.3
癒しの朝。
2022年7月1日
早朝。朝日が差し込み、おおきな蜘蛛の巣がキラキラと輝いているけど、カメラ越しには写らない儚さよ。
東京で暮らしているときは、たまに朝活とかに参加していたけれど、ここにハンモックをかけて、ただ静かに本を読む会とかしたい📚☕
豆を植える。
2022年7月5日
週末は農家さんの大豆と黒豆の定植のお手伝いに家族で行ってきました。
苗を土に植えるまでには、種子を発芽させ、ポットにひとつずつ差し芽をするんですけど、その過程もSNS通じ見させてもらっていたので、定植するまで大きくなった苗たち偉いぞ!ってこころで呟きながら定植作業のお手伝いをさせていただきました。
お返しに苗を少し分けてもらったので、先日すすきを刈った場所に植えました。
植えてから数日たち、今朝元気そうだったのでひと安心。まわりの草にまけず大きくなってくれよ~💚
森の息を吹き返す。
2022年7月9日
前のオーナーが遺した地図に「平安の道」と記されていたエリア。
両側にクマザサが繁り、道が常にぬかるんでいたので、片側のクマザサを大きく刈り込んでみました。
写真のように日差しがよく当たるようになり、とてもいい感じです。
追伸:クマザサを刈っても道のぬかるみは解消されず…。土に詳しいフォロワーさんアドバイスお願いしますm(_ _)m
鎮座する一位。
2022年7月11日
母屋前のイチイ。枝ぶりがすごい。いったいどれだけの時間ここにたっているのだろう。
イチイは飛騨にとって特別な木で、地域の一宮である水無神社の御神体、位山(くらいやま)に自生するイチイが代々の天皇陛下が使う笏(しゃく)として献上されていたり、地元の伝統工芸である一位一刀彫(いちいいっとうぼり)の材として使われています。
山採りとの出会い。それから。
2022年7月13日
今朝は先日参加した山採りツアーで採集したホオノキの若木を直植えしました。
母屋のそばに植えようかとも思っいたのですが、ホオノキはだいぶ大きくなる木とのことで、母屋裏の芝の丸山と呼ばれていたエリアに植えることに。
PictureThisやGoogleLensはこの木をポーポーやアボカドと識別していたので、調べると確かに葉の形が似ていました。
ホオノキの葉は朴葉みそや朴葉寿司、朴葉もちと、飛騨地域ではとても馴染みのある木なので成長を見守るのが楽しみです。
山採りとの出会い。それから、それから。
2022年7月14日
先日のホオノキに続いて、同じく山採りツアーで採集させてもらったコアジサイとクロモジを母屋の近くに植えました。
山採り時に庭師さんが、木を植え替えた後は水を枯らさないことが大切と言っていたので、しばらく雨が続くこのタイミングで植え替えてみました。
植え替え時にふわっと土を入れただけだと、土の中で根っこが動いてしまって根付きが悪くなってしまうとのことで、土と根っこがしっかり密着するよう慎重に土を踏み固めながら植えました。
クロモジという木は茶席の楊枝として使われたりしますが、香りが高く、飛騨地域ではクロモジティー、クロモジコーヒー、クロモジの蒸留水なんかとしても町中で見かけたりするんですよ。
水とのおつきあい。
2022年7月16日
今日は田んぼ仲間と近くの川へ。
暑い中、川に入るのはすっごく気持ちいい!
頭を川につけたり、カワトンボを探したり、小さい子はぺちゃぺちゃと浅瀬で歩いたり、みんな思い思いの形で涼みました🍧
編集後記
飛騨高山はお盆が明け朝晩とても涼しくなりました。ススキの草原ではキリギリスやコオロギが鳴き、育てている野菜たちは種を残すため皮がすこしずつ分厚くなり、水分が抜け濃厚な味になるなど、秋が近づいているのを感じます。
「わたしの森入門」スタートがいよいよ2週間後に迫り、各講師陣に森に入ってもらうなど着々と準備が進んでいます。もう少しでみなさんと森で会えると思うとわくわくします。