相克と赦し。映画「戦場のメリークリスマス」と原作「影の獄にて」。
1983年の邦画「戦場のメリークリスマス」は当時大ヒットを記録し
今でも「なぜか」クリスマス映画として親しまれている 大島渚監督作品 だ。
ジャワの日本軍捕虜収容所を舞台にしたローレンス・ヴァン・デル・ポストの小説「影の獄にて」の映画化を構想した大島は、イギリスの若手プロデューサー、ジェレミー・トーマスと組み、ニュージーランド領ラロトンガ島で撮影を敢行して本作の完成にこぎつけたが、衝突する日英の軍人をデヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしという異色のキャストが演じて騒然