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人の成長と進化

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2021年10月の記事一覧

手の握りから見る体の使い方

手の握りから見る体の使い方

スポーツの動作やフォームは選手それぞれで違います。特徴あるフォームは動作のやりやすさや、力の入りやすさなことによって、徐々に自分に合ったものが出来上がるものです。

同じ動作でも関節の動くタイミングが違う大勢で行なっているダンスを見ていると、同じ動作であっても関節の動き出すタイミングが違うことに気づきます。
人は自分が動きやすい動き方を自然とおこないます。
大きくは膝から動き出すか、股関節から動き

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サルの姿勢が腰痛をつくる

サルの姿勢が腰痛をつくる

人間は直立二足歩行といって、体をまっすぐにして立って二本足で歩く唯一の動物です。

二本足で歩くことはDNAに組み込まれているので、赤ちゃんは誰に教わることが無くても、1年かけて自分一人で歩けるようになります。

そこから歩くことを繰り返していくことで、土踏まずや背骨のS字カーブも作られていきます。

土踏まずや背骨のS字カーブは人間以外の動物には無いものなので、直立二足歩行するためにあるのですが

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正しい体の使い方の基準

正しい体の使い方の基準

体の使い方が悪くて腰痛になっているのならば、体の使い方を変えないことには、痛みが無くなっとしても腰痛は何度も繰り返すことになります。
ぎっくり腰であれば”癖になった”状態であったり、慢性腰痛と呼ばれる体の状態です。

では、体の使い方が悪いというのは、何を基準に判断すればよいのでしょうか?私の整体院では「正しく呼吸すること」と「正しく歩くこと」を判断の基準にしています。

正しく呼吸する呼吸が止ま

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息の吐き方

息の吐き方

息は吐かないと吸えない。*(驚いて)息を飲む
*(見つからないように)息を殺す
*(集中して)息をするのも忘れる

息を使ったことわざには色々なものがありますが、呼吸はちょっとしたことで浅くなったり、止めてしまいます。

「息が止まっている」と聞くと、多くの人は息を吸っていないことをイメージしますが、息を吐くことも同時に止まっています。

*過呼吸(過換気症候群)は息の吸いすぎで起こります。

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歌うのは人とクジラと鳥だけ

歌うのは人とクジラと鳥だけ

歌うことは、呼吸のコントロールです。

自律神経でコントロールされているが、呼吸は自分の意思で長く吐いたり、止めたり、大きく吸ったりができる。

この呼吸のコントロールができるのが、深い海を泳ぐ哺乳類のクジラと、高い空を飛ぶ鳥、それと人間だけなんだそうです。

クジラと鳥はともに、呼吸しづらい環境に適応するために呼吸のコントロールができるようになったのだそうです。

それと比較すると、人はなぜ呼吸

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腰は感覚が鈍い。だから腰痛は治りづらい

腰は感覚が鈍い。だから腰痛は治りづらい

整体をおこなっていると、多くの慢性腰痛の患者さんは、「腰痛の芯」や「原因の芯」を的確に捉えられるだけでも、「うーっ、そこそこ(それに触れてほしかった)」と、痛いところを分ってもらえたという小さな満足感を感じられるようです。
それはなぜなのでしょうか?

胴体感覚が鈍い子供の頃、指先で背中に文字を書いて、なんて書いたかを当てるというゲームをやったことがあると思います。

手のひらに書かれれば、かなり

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