正しい体の使い方の基準
体の使い方が悪くて腰痛になっているのならば、体の使い方を変えないことには、痛みが無くなっとしても腰痛は何度も繰り返すことになります。
ぎっくり腰であれば”癖になった”状態であったり、慢性腰痛と呼ばれる体の状態です。
では、体の使い方が悪いというのは、何を基準に判断すればよいのでしょうか?私の整体院では「正しく呼吸すること」と「正しく歩くこと」を判断の基準にしています。
正しく呼吸する
呼吸が止まれば死んでしまいますので、正しく呼吸することは、動物として生きることの最も底辺にあるものです。
慢性腰痛の人は、腹式呼吸ができなかったり、息を吐ききっていない浅い呼吸になっていたりなど、呼吸が乱れています。
呼吸の乱れは腰痛ばかりでなく、様々な不調に繋がります。
正しく呼吸できると・・・>
*体幹が安定し腰椎の不安定さを解消することに繋がります。
*自律神経の乱れを整えることができますので、慢性腰痛の大きな原因になるストレスのコントロールができるようになります。
*丸まった姿勢が伸びて、腰を安定させる腹圧を掛けられるようになります。
<目指す体>
*腹式呼吸ができる
*鼻呼吸している
*息を吐ききる呼吸
*舌を正しいポジションに保つ
*奥歯を噛み締めない
正しく歩く
体をまっすぐに立てて、2本足で歩くのが人間です。直立二足歩行いいます。
座り続ける生活は腰痛になるリスクを大きくすると言いますが、人の体は歩くように出来ていて、座るのには適していません。
人の体は直立二足歩行するのに適した作りになっているからです。
正しく歩くには、筋力や柔軟性などが適切で、正しく歩ける体であることが大事です。正しく歩ければ腰痛で苦しむことはなくなります。
正しく歩けると・・・
*ふくらはぎの筋ポンプが働き、全身の血行が良くなる
*足元が安定するから、腰が安定する
*体幹が安定する
*重力に逆らう筋肉が働き腰が安定する
*姿勢がよくなり腰への負担が減る
*ストレスに強くなる
*呼吸が深くなる