自分らしく、ワクワク就職活動ができることを願って
今回は大学のゼミで就職活動の指導を行うツールとして、エンゲージメントカードをご使用いただきました!
エンゲージメントカードは、企業だけではなく、多くの大学や短大のキャリアセンター、教職員の方々からもお問い合わせをいただき、ご活用いただいています。
私が教授に初めてお会いしたのは、教授のお手元にエンゲージメントカードが届いた1週間後でした。教授は、なんと、もうすでに9回も学内の方々とプレイされていました!
「このカードは面白い!面白いからプレイする!!
そのことが学生支援や大学運営に資するのなら、こんなにありがたいことはない」と多角的な視点でカードの活用方法を捉え、学内で多くの方とプレイされていました。
そして何より、「エンゲージメントカード」を知ったとき、直感的に「就活で悩む学生の自分探しの支援に使える」と思われたそうです。
コロナ禍における就職活動
「コロナ禍で、オンライン授業が中心のため、友達と会うことができず、就活について意見交換ができない。」「会社説明会や面接もオンラインで、企業の雰囲気がわかりにくい。」
そんな言葉をよく耳にします。
このような状況下で、厳しい就職活動となっている昨今、孤独を感じたり、不安な思いをされている方は多くいらっしゃることでしょう。
そんな不安や孤独が少しでも払拭されたらと思い、学生の皆さまと一緒にエンゲージメントカードを実施しました。
エンゲージメントカードがキャリア形成における「価値観」を考えるきっかけとなり、その考えを言語化できることで、「自分らしさ」を見出し、自分の人生や生き方を決めることに繋げてほしいと願います。
「ありたい自分」が見えてくることは、自分のやるべきことのエネルギーになる
「えーーー!!難しい!!」
エンゲージメントカードをプレイしていると、誰もが一度は言う言葉です。
エンゲージメントカードに書かれている価値観(言葉)の意味を一つ一つ深く考えていくと、これまでの経験や、たくさんのエピソードが溢れ出てきて、カードの取捨選択に悩みます。
しかし、それぞれに選んだカードの理由をシェアしていくと、
・幼少期から大切にしていること
・学生生活のなかで力を入れていること
・仲間とともに取り組んできたこと
・これまでの経験を今後の人生(キャリア)に活かしていきたいと感じていること
その経験やエピソードをキラキラとした瞳で語ってくれます。
語りの中で「ありたい自分」に触れることができ、そのことで、より抵抗なく、自身の経験を受け入れることができたり、自分らしさを自覚して、ありたい自分の実現に向かうことができるのではないでしょうか。
早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
ゼミ生の一人が選択したカードのなかに【友情・仲間】【努力】【成長】とありました。
「チアリーディングで一番重要なのは、仲間を信頼できること。チアは常に危険が伴うので、命に係わる場合もある。一人一人が仲間の努力を認め合い、信頼し合うことが大切なこと。信頼関係がなければ良いパフォーマンスはできない。だから、私は一人だけの努力ではなく、チームが皆で努力することが、大きな成長を果たすと思っている。」とおっしゃっていました。
「If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together」
「早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け」
そのとき私は、このアフリカのことわざを思い出して彼女に伝えました。
まさに、高い目標を達成するために必要なチームビルディングについて、経験を通して学んでいるのだと感銘を受けました。
大切なことは、経験と自分とのつがなり
「日ごろ、自分の感情をあまり出さない学生であっても、エンゲージメントカードを使うと自分の言葉で語り始める。まさにカードの助けがあればこそだと思う。」と教授がおっしゃっていて、とても嬉しく思いました。
「大人たち(ビジネスパーソン)が経験してきたことや仕事を通して成し遂げられたことを学生たちに伝えてあげたい。多くのことを知ることから始めて‘’働くこと‘’への関心が深まれば良いと思う。特に外部の方々との時間は大きな刺激になる。」という教授の言葉と優しい表情、愛のある素敵な想いに触れて、胸が熱くなりました。
「感謝」の気持ちを忘れなければ、人はどんなことでも可能になるよ。
教授のその言葉が忘れられません。
そんな概念を大切にされている素敵な先生に出会えたことが、これから社会に出る学生の皆さまの宝物になるのではないかと感じました。
どんな状況であっても、どんな仕事においても「面白い」をみつけて、
ワクワーク(ワクワク働く)できるように「チャレンジ」してほしいと強く願うとともに、私もそんなビジネスパーソンでありたいと気が引き締まりました。
教授をはじめ、ゼミに参加していた皆さま、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
『もっとワクワークする世の中を!』
ぜひ、皆さまの身近な活用例やワークショップ事例をご紹介ください。
お待ちしています。