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【実食レポ】 「川上屋」(岐阜県中津川) 栗羊羹

川上屋」さんは。さまざまな栗のお菓子を販売する中津川のお店です。
栗の季節(9〜12月)は、百貨店に置かれることも多いので、手に入れるチャンスも多くなります。
栗きんとん」が特に有名ですが、今回は「栗羊羹」をいただきました。

川上屋の歴史は、初代 原 四六(はらしろく)により、中山道宿場町中津川宿で、 江戸末期の1864年(元治元年)よりはじまりました。

川上屋

栗きんとんは、「川上屋」さんと「すや」さんのどちらかが好きという人が多いような気がします。
どちらも中津川の代表的な歴史のあるお菓子屋さんですね。


手に取るとずっしり
1728円(2024年9月現在)

シンプルな箱入りの栗羊羹は、手に取るとずっしり。

原材料は、砂糖(国内製造)、蜜漬栗、小豆、寒天です。シンプル!
「国内産の小豆によって仕上げたこし餡にふくませの栗を混ぜ、煉り上げた羊羹です」
つまり、寒天がはいる、いわゆる煉羊羹ですね。



ここで羊羹のおさらい


羊羹は大きく分けると「蒸し羊羹」「水ようかん」「煉羊羹」にわけられるのかなと思います。

一番古くからある「蒸し羊羹」は、小豆の漉粉、小麦粉、葛粉、砂糖などを混ぜ蒸したもの。

「水ようかん」は、小豆の漉粉、砂糖を寒天でかためたもの。

「煉羊羹」は、小豆の漉粉、砂糖を寒天で煉かためたもの。

煉羊羹は日保ちが長いこともあり、現在最も作られている羊羹タイプです。

↓ 羊羹についてはこちらの本が参考になります




川上屋さんの栗羊羹は、蜜漬けの栗が使われている煉羊羹なので、秋だけでなく通年販売商品です。


栗はたっぷり入っていますよ

羊羹の上部に栗をまとめたようなデザイン?もよくみますが、こちらは満遍なく入っているタイプ。
なので、どこをいただいても栗が入っています。

小豆部分は甘さ控えめで、ホクホク感がちゃんと残った栗があまくて幸せ。


厚さはお好みで

厚めに切っても美味しいのですが、予想外に気に入ったのが薄〜く切っていただく方法。(ペロンとするくらい)
甘さのバランスが好みでした。

しっかりパッキングされているので、未開封なら日持ちは20〜40日(時期によって異なります)。

美味しい濃いめのお茶を用意したくなる羊羹です。

ところで、中津川の栗のお菓子を知った頃、私の中で区別がついていなかったのが、こちらの「川上屋」さんと、「恵那川上屋」さんです。

恵那川上屋さんも、百貨店で販売されているし、SNSでも積極的に発信されていて、「川上屋」繋がりでごっちゃになっていました。私だけですかね?

恵那川上屋さんの創業は1964年で、栗きんとんから洋菓子までいろいろと作られています。

個人的なモヤモヤが解決!

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