ひろ

「和菓子って桜餅とかおはぎとか?」なんて残念な知識から、noteを書きながらどこまで詳しくなれるか実験します。一緒に和菓子を味わいましょう。2024年6月30日スタート!

ひろ

「和菓子って桜餅とかおはぎとか?」なんて残念な知識から、noteを書きながらどこまで詳しくなれるか実験します。一緒に和菓子を味わいましょう。2024年6月30日スタート!

マガジン

  • 【愛知】の和菓子屋さんまとめ

  • 【岐阜】の和菓子屋さんまとめ

  • 【和菓子の本】まとめ

    読んだ「和菓子関連の書籍」の記事をまとめました。同じテーマでも特徴があっておもしろいです

  • 【香川】の和菓子屋さんまとめ

  • 【兵庫】の和菓子屋さんまとめ

最近の記事

【実食レポ】 「両口屋是清」(愛知県名古屋市) 旅まくら・二人静

和菓子について調べ始めると、お店の名前や和菓子の種類など知らずにいただいていたというお菓子が、思った以上にあることに気がつきます。 両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)さんの「旅まくら」もそんな一品でした。 両口屋是清さんの創業は、寛永十一年(1634年)。名古屋の有名な老舗ですね。 noteを初めてすぐ「どこまでが和菓子? 赤飯は?」の記事を書きました。 そのなかで和菓子の分類をまとめましたが、名前を聞いても何かわからないと思っていた「茶通」。 このお菓子が「茶通」でした

    • 【実食レポ】 川上屋(岐阜県中津川) 栗羊羹

      「川上屋」さんは。さまざまな栗のお菓子を販売する中津川のお店です。 栗の季節(9〜12月)は、百貨店に置かれることも多いので、手に入れるチャンスも多くなります。 「栗きんとん」が特に有名ですが、今回は「栗羊羹」をいただきました。 栗きんとんは、「川上屋」さんと「すや」さんのどちらかが好きという人が多いような気がします。 どちらも中津川の代表的な歴史のあるお菓子屋さんですね。 シンプルな箱入りの栗羊羹は、手に取るとずっしり。 原材料は、砂糖(国内製造)、蜜漬栗、小豆、寒天

      • 読書記録 「干菓子250 茶席からおもたせまで」

        和菓子のなかで干菓子は、可愛いけれどちょっぴり地味な存在に感じていました。 落雁と煎餅くらいしか思い浮かばず、落雁にいたっては型が違うくらい?なんて思っていたお馴染みの残念な状態です。 そんな状態で干菓子だけで250もの商品が紹介されたこの本を読んで、あらためて自分の知識のなさにアゴが外れました…申し訳ありません! 2020年発行のこちらの本、干菓子がカラーで、とにかくたくさん紹介されています。 …そっか(心の声) 干菓子には「有平糖」「生砂糖(雲平)」「押物/打物」

        • 【実食レポ】 「山下おいり本舗」(香川県三豊市) おいり

          かわいらしい「おいり」は、おめでたいし、いろいろと使える米菓(餅菓子)です。 「おいり」は、香川県(讃岐)の嫁入り道具のひとつなんだそう。 江戸後期に創業した山下おいり本舗さんは、現在はおいりだけを専門に作られています。 おいりは7色(以前は5色だったそう)。 ふんわりした優しいカラーも長く愛されるポイントな気がします。 おいりは、先入観で飾り的な可愛らしさがメイン?と思いがちですが、そのままいただいても、バニラアイスなどのデザートに飾っても、美味しくいただける万能選手

        • 【実食レポ】 「両口屋是清」(愛知県名古屋市) 旅まくら・二人静

        • 【実食レポ】 川上屋(岐阜県中津川) 栗羊羹

        • 読書記録 「干菓子250 茶席からおもたせまで」

        • 【実食レポ】 「山下おいり本舗」(香川県三豊市) おいり

        マガジン

        • 【愛知】の和菓子屋さんまとめ
          2本
        • 【岐阜】の和菓子屋さんまとめ
          2本
        • 【和菓子の本】まとめ
          12本
        • 【香川】の和菓子屋さんまとめ
          1本
        • 【兵庫】の和菓子屋さんまとめ
          3本
        • 【石川】の和菓子屋さんまとめ
          2本

        記事

          読書記録 「あんこの本」

          『あんこの本』はタイトル通り、「和菓子」の本ではなく、「あんこ」の本です。 また「あんこの知識」の本ではなく、「あんこを作る人」にスポットを当てた本です。 現在購入できる「あんこの本」は、上のアマゾンのリンクの2018年発行の単行本なのですが、私は図書館で借りた2010年発行のB5サイズほどの本を読みました。 (今の本は、この頃から追記されていて情報も増えているみたい) つまり長く読まれている本です。 あんこの本ですから、和菓子に限らずあんこを使った商品を販売するパン屋

          読書記録 「あんこの本」

          【実食レポ】 「伊勢屋本店」(兵庫県姫路市) 玉椿

          姫路城近くにある「伊勢屋本店」さんは、元禄年間創業のお菓子屋さんです。 代表銘菓「玉椿」をいただきました。 姫路藩の酒井家御用菓子司の伊勢屋本店さん。 婚礼のときに作られたということに納得のかわいらしいピンクの求肥の生菓子です。 求肥がとっても柔らかなので、おそらくくっつかないように表面にたっぷり粉(原材料を見るとコーンスターチっぽい)がついているので、できるだけはらっていただくのがおすすめです。(唇が粉だらけになるし味の邪魔になるので) 黄身餡には、手亡豆だけでなく

          【実食レポ】 「伊勢屋本店」(兵庫県姫路市) 玉椿

          【イベント情報】【大阪】 「第10回時をかけるあん」(阪急うめだ本店/9階祝祭広場)11月13日(水)〜18日(月)|老舗の伝統と挑戦|どら焼き47都道府県|日替わりあん菓子など https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/tokiokakeruan/index.html

          【イベント情報】【大阪】 「第10回時をかけるあん」(阪急うめだ本店/9階祝祭広場)11月13日(水)〜18日(月)|老舗の伝統と挑戦|どら焼き47都道府県|日替わりあん菓子など https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/tokiokakeruan/index.html

          【実食レポ】 「中田屋」(石川県金沢市) きんつば

          KITTE大阪「HOKURIKU+」の購入品のひとつ、「中田屋」さんのきんつばです。 「中田屋」さんは、大阪駅周辺なら「阪急うめだ本店」にも入っているので、出かけ先の近い方で買えるのが便利。 KITTE大阪は5個入り1種類しか売っていないので、いろいろ購入したい人は阪急に行かれた方がいいですね。 ざらっとした紙袋にはいった5個入りのきんつばを購入しました。 みなさん、きんつばはお好きですか? 私は最近になってあんこに目覚めるまでは、正直、何がいいのかよくわかりませんでした

          【実食レポ】 「中田屋」(石川県金沢市) きんつば

          京都の老舗が集まる「百味會」の『百味展』に伺いました(5年に1度開催)。お土産コーナーで購入したものやお世話になっている方にいただいたものです。また実食レポします! 百味展情報:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=10754 百味會:http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp

          京都の老舗が集まる「百味會」の『百味展』に伺いました(5年に1度開催)。お土産コーナーで購入したものやお世話になっている方にいただいたものです。また実食レポします! 百味展情報:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=10754 百味會:http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp

          【実食レポ】 「松岡軒」(福井県福井市) 羽二重餅・羽二重もなか

          KIITE大阪「HOKURIKU+」購入品レポート第二弾です。 福井県の超有名お菓子、松岡軒さんの「羽二重餅」と「羽二重もなか」をいただきました。 ペロンペロンのお餅という表現がぴったりだと思っている羽二重餅。 シンプルすぎて味変したいような気もするのですが、このシンプルでなめらかなお餅の味を楽しむのもやっぱりやめられない。 松岡軒さんは明治30年創業です。 原材料は、グラニュー糖(国内製造)、餅粉、水飴、馬鈴薯澱粉。 「主材料のもち粉は、京都丹波の亀岡産のもち米と、米

          【実食レポ】 「松岡軒」(福井県福井市) 羽二重餅・羽二重もなか

          京都土産を買うときにも便利! 「ジェイアール京都伊勢丹」の和菓子 大解剖

          京都駅ビルにある「ジェイアール京都伊勢丹」は、新幹線に乗る前などお土産を買いたいときにもとても便利。 ポイントは、京都に点在する有名店の和菓子をまとめて買えることと、ほかの百貨店には入っていないような京都らしいお店がたくさん入っていることです。 ただし予備知識がないと和菓子屋さんが多すぎてウロウロしてしまうことになるので、この記事を事前にチェックしてご活用いただけたら嬉しいです。 (※ 2024年9月現在の情報になります) 「ジェイアール京都伊勢丹」とは1997年に京

          京都土産を買うときにも便利! 「ジェイアール京都伊勢丹」の和菓子 大解剖

          【実食レポ】 「圓八」(石川県白山市) あんころ餅

          KITTE大阪に行きました!という速報つぶやきから、時間があいてしまいました… やっとのレポートです。 まず最初は、圓八(えんぱち)さんの、あんころ餅です。 こちらは、富山、石川、福井の北陸県のお土産物などをまとめて販売するアンテナショップのような「HOKURIKU+」での購入品。 圓八さんは、石川県でメジャーな和菓子屋さん。 パッケージは、畑の見える縁側でいただいたらとっても絵になりそうな(個人的なイメージ)、竹の皮に包まれています。 さらにサザエさんとかで、お父さ

          【実食レポ】 「圓八」(石川県白山市) あんころ餅

          読書記録 「ようかん」

          和菓子のnoteを書き始めて約3ヶ月。 気をつけて和菓子をいただくと、知らなかったことがいろいろ見えてきました。 そのひとつが、何気なくいただいてきた羊羹です。 ひとくくりに見てきた羊羹ですが、「実はいろいろな種類がある!?」と今更ながら気がつくという…残念な知識。 そんな羊羹の疑問を解決してくれるような本に出会いました。 2019年10月発行の「ようかん」は、虎屋の菓子資料室「虎屋文庫」がつくった本です。(価格は税抜き2200円) 羊羹について約160ページでまとめら

          読書記録 「ようかん」

          【実食レポ】 「十五番だんご」(大阪市中央区) みたらし団子

          プラプラと歩くと楽しい大阪の空堀商店街周辺。 「十五番だんご」さんは、そんな商店街の中にある、だんご屋さんです。 今回は、2階のカフェでみたらし団子をいただきました。 実はこちらのお店、南部鉄の鉄瓶や急須などを作る会社がされています。 そのため鉄瓶で沸かしたまろやかな白湯を、和菓子に練り込んでいるそうです。 卓上でお団子を炙る「炙りだんごセット」が人気ですが、夏は暑いからかお休みでした。(って、まだ8月にいただいたお店のレポートをしていて…遅すぎですみません) お団子は

          【実食レポ】 「十五番だんご」(大阪市中央区) みたらし団子

          【実食レポ】 「monna」(京都市東山区) わらびもち

          「『わらび餅』と『本わらび餅』どう違うの?」をまとめた記事に多くの反響をいただきました。ありがとうございます。 今回は、あらためてわらび餅って奥が深いなと感じたmonnaさんのわらびもちをレポートします。 monnaさんは、清水寺に行く道すがら、メインの通りから少し入った場所にあります。 Googleマップの評価が、⭐︎5.0(2024年10月現在で68件投稿)でちょっと珍しいなと思って購入しました。 日持ちのしないわらびもちを、配送にも耐えられるように、でも、原材料

          【実食レポ】 「monna」(京都市東山区) わらびもち

          読書記録 「和菓子のひみつ」

          前回から子ども向けの書籍に注目しています。 今回読んだ「和菓子のひみつ」は、2024年6月発行で、これまで紹介してきたなかでもっとも新しい書籍です。 新しいだけあって、いろいろな和菓子解説本のいいとこ取りしたような本で、子どもはもちろん、基本を知りたい大人も十分楽しめる内容です。 定価1720円+税。 「月毎の和菓子」の紹介には、具体的な和菓子の写真のほか、浮世絵や史料から読み取れる和菓子、その月のお祭りと和菓子など、ぎゅぎゅぎゅっと詰め込まれています。 今まで読んだ本

          読書記録 「和菓子のひみつ」