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「チームの生産性が高いと感じているリーダーの、部下との会話についての意識調査」、詳細データ解析(VOICHAT)
先日、弊社がプレスリリースで公開した「部下との会話についての意識調査」は、Xを中心に大きな反響をいただきました。
興味を持っていただいた皆様、ありがとうございます。
このnoteでは回答者の内訳や、より詳細に分析した調査結果をレポートします。
PRTIMES掲載の調査結果が前提になっていますので、まだの方はぜひこちらからご覧ください。
自分のチームに自信のあるリーダーは、意外と多かった
今回の調査では、「自分のチームの生産性が高いと思いますか?」という質問に「はい」と答えたリーダーを対象にしています。
やや抽象的ですが、業種や職種によって目標達成基準が異なるので、このような質問にしました。
選択肢は、以下の4つ。
自信の度合いを判断できるように「非常に」「やや」だけにしました。
(はい)非常にそう思う
(はい)ややそう思う
(いいえ)あまりそう思わない
(いいえ)全くそう思わない
主観での回答だからこそ、「はい」と答えるのは、よほど自信がなければ難しいものです。
調査開始前は、「"はい"と答える人はいるのか?」「"ややそう思う"の人ばかりだったらどうしよう?」と心配していました。
しかし、それは杞憂に終わり、
非常にそう思う 46名
ややそう思う 65名
という回答者が集まり、予定通りの調査を実施できました。
調査結果からわかったのは、チームの生産性が高いと感じているリーダーは部下とのコミュニケーションに積極的で、部下への配慮があるということ。
非常に納得感のある結果ですが、自信の度合いで意識に差があるのかどうかも気になるところです。
そこで「非常にそう思う」の46名と「ややそう思う」の65名の差を比較・分析してみました。
「会議以外での部下との会話」クロス集計結果
年代と人数の内訳は、以下のようになっています。
男女比は、ほぼ1:1です。
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以下のレポートでは、「あなたのチームの生産性は高いと思いますか?」という質問に「非常にそう思う」と答えた人をAグループ、「ややそう思う」と答えた人をBグループと表記します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709253634280-Jmgxs0nG7i.jpg?width=1200)
会議以外でも「ほぼ全員と毎日話す」と答えた人の割合は、20%もの差があり、Aグループが圧倒的。一方、「特定の部下とのみ毎日話し、その他の部下とはあまり話さない」「ほぼ全員と週に数回話す」はBグループが多くなっています。
チームにより大きな自信を持っているAグループのリーダーのほうが、全員と話そうとする姿勢であることがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1709253645960-fePQCdMTuc.jpg?width=1200)
話が始まるきっかけに関しては、Q1ほどの差は見られませんでした。
しかし「部下から話しかける場合」に関しては、Bグループは1:1が圧倒的であるのに対し、Aグループは1:Nも多めです。
Bグループは個別の相談や報告がほとんど、Aグループはそれに加え、部下同士の相談中にリーダーを呼ぶケースもあるらしいことが伺えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709253655461-X808eogO9e.jpg?width=1200)
会話の長さに大きな差は見られませんでしが、Aグループのほうがやや長めのようです。
部下の話をじっくり聞くケースが多いのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1709253664905-4GFwSXXA05.jpg?width=1200)
いくつ選んでも良い複数回答の質問で、「緊急度の低い作業指示や依頼」以外は、すべてAグループの割合が高くなっています。
進捗確認やアドバイスから、軽い声かけや雑談まで、生産性により大きな自信を持つリーダーほど幅広い話題でこまめな声かけをしていることがわかります。
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こちらも複数回答で、ほとんどの項目でAグループが多くなっています。
特に「会議時間の短縮ができる」の差が大きく、Aグループの65.2%に対してBグループは36.9%。
Q2では、Aグループのほうが1:N(複数人)の会話が多い傾向がありましたが、予定外の気軽な「ミニ会議」が、定例会議の時短に繋がっている可能性があります。
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こちらも複数回答で、Aグループは「その他」を除くすべての項目で高い割合でした。
「部下が忙しそうだと話しかけづらい」「意図せずセクハラやパワハラになるのが心配」といった項目は特に差が大きく、生産性により大きな自信を持つリーダーほど部下に細やかな配慮をしているらしいことが伝わります。
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部下から話しかけられる際の困りごとでも、Aグループのほうが「その他」以外のすべての項目で高い割合でした。
Aグループは部下への配慮が感じられる回答の数値が高い一方、「想定外に時間が拘束されてしまうことを面倒だと感じる」「想定外に時間が拘束されるので自分の仕事の進捗に影響が出る」も多めでした。
Q3では、Aグループのほうが会話時間が長いという傾向がありましたが、部下とのコミュニケーションと自身の業務量とのバランスに苦戦することもあるようです。
このQ6に関連した自由回答の質問では「時間外に対応」といった答えもあり、リーダーの負荷を軽減する仕組みが必要であることもわかりました。
まとめ
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正直なところ、AグループとBグループでこれほどの差があるとは思っていませんでした。
より大きな自信を持つリーダーほど、コミュニケーションにより積極的で配慮があるだけでなく、課題意識も高いようです。
良いチームであるからこそ、「まだ足りない」「もっと良くできる」と考え続けられるのだと思います。
そんな前向きなリーダーの方々に選んでいただけるよう、VOICHATはこれからも機能向上と情報発信に力を入れていきます。
これからも、よろしくお願いいたします!
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