継続することに意味はあるのか〜継続のもたらす価値と弊害〜
こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。
継続していること、伝統などは、なぜ価値があると言われるのでしょうか。
それは、誰でも始めることは出来たとしても、やり続けるには自分を律する必要が出てきますし、会社であれば、価値を生み出し続けることが求められます。
明治時代から代々続く飲食店があったとして、そんなにスゴク美味しいわけではなかったとしても、リピーター、常連さんに支えられているなんてケースは多々あると思います。
そこに通って来る人たちは、そのお店に何かしらの価値を感じていて、それは雰囲気だったり、大将や女将さんの人柄かもしれません。
継続する、続けることは、安定を生み、周りに安心感をもたらしてくれます。
日替わり定食も良いですが、このお店に行けば、必ずこの味が食べられると分かっていると、まるでホームのような居心地の良さが有ります。
浮気している旦那さんが、安心して浮気できるのも、奥さんという帰る場所、ホームがあるからなんて話も耳にします。
昨日まで続いて来たのだから、これからも結婚生活は続いていくと思っている訳で、もしかしたら次の瞬間消えてなくなると思っていたら、心が浮つくことも出来ません。
継続すること、続いている存在というのは、価値があるから続くとも言えますし、続けているうちに価値が積み重なっていくとも言えるでしょう。
ある意味、借金が出来るのも明日も同じ毎日が続くからという安心感があるから出来るのかもしれません。
住宅ローンを借りるときに、雇用形態がしっかりしている人=明日も継続して同じ収入があると見込まれる人の方が有利なのも、継続が生み出す錯覚のおかげです。
本当は、明日も同じ毎日が続く保証は何一つないのに、続いて来たことは明日も続いていくと勝手に思ってしまうのですよね。
だから今まで続けてきた無意識の習慣を変えるのは、なかなか意志の力だけでは難しいです。
すぐに会社を辞めるのが得意な人、転職が得意な人は、おそらく継続の価値よりも変化によって得られる価値に重きを置いているのかなと思います。
ただ、転職したとすると、またその会社では一年生からスタートです。
今まで積み重ねたスキルがあっても、他の職場でそのスキルを応用して発展させる力があるのか自分の中で疑問が残り、わたしは悩みながらも未だに現状に留まっています。
いくら会社のルールを覚えたとしても他では使えません。でも、仕事をする上ではルールを沢山覚えることを求められます。
その会社で役立つスキルを身につけたところで、将来に期待が持てないと、モチベーションを保つのが難しいです。
そう考えると、続いていること、伝統などは、そこにビジョン、一つの信念があるからこそ続いていくのかなと思いました。
同じ継続するのなら、自分の夢やビジョンを叶えるために続けたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!