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こんにちは、véritéです。身体、心、環境に優しいライフスタイルや歴史考察、歴史的建造物に興味があります🌒✨

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最近の記事

歴史考察 #176『巨人の手や足跡』

こんにちは、véritéです。 少し前になりますが京都百萬遍知恩寺の古本市へ出向きました。 興味深いタイトルが目白押しの中、目に留まったのは仏足石(ブッソクセキ)です! 仏足石とは釈迦の足の裏の形を表面に刻んだ石で、釈迦が入滅後数百年間は仏像として形にすることはなく、その足跡を刻んだ仏足石などが崇拝の対象となったとか。 日本では奈良の薬師寺にあるものが最古(753年)とも。 そんな釈迦は1丈6尺(約4.85M)あったともいわれています。 そのため仏像も「丈六」が基準で

    • 歴史考察 #175 「シロ」のルーツは旧約聖書だった?!

      こんにちは、véritéです。 ふるさと二本松ではこの時期菊人形が開催されています。 会場は二本松城(霞ヶ城)址。 再建された箕輪門はご多分にもれず白い壁... 「城」を「シロ」と呼ぶのはお城が白いから? 早速「シロ」の語源について調べてみますと、またまた「旧約聖書」に繋がりました! 「シロ」は「移動式神殿(幕屋)」のある街の名前であり、「王宮」とか「宮殿」といった意味合いで「聖なる場所」であると✨ ではなぜ「城」は「白」色なのでしょうか? 「白」色で思い浮かぶのは

      • 歴史考察 #174 三条駅前にはお城のような洋館があった?!

        こんにちは、véritéです。 三条通を歩いていたら一枚の写真が目に留まりました。 そこには「二つの塔」がある洋館が写っていました。 それは何という名前でどんな目的に建てられたのか? しかし残念なことにこの洋館についての情報は皆無でした。 そういえば、愛知県にある明治村には、京都から移築されたレトロな建築物が複数ありますが、京都聖ヨハネ教会初代聖堂は「二つの塔」をもつ洋館。 手がけたのはガーディナーの事務所時代の上林敬吉。 「二つの塔」は同じですが三条のとはデザインが

        • 歴史考察 #173 日本は不老不死の仙人が住む島だった⁈

          こんにちは、véritéです。 母が生きていた頃、私の実家は福島の「蓬莱(ほうらい)」という地名がついた土地にありました。 私はその地域にある小学校に通っていたのですが、その学校の校歌に「蓬莱岩がそそり立つ」という歌詞がありました。 そのため、その「蓬莱岩」がどんなものか気になりつつも、一度もその姿を見ることなく実家を離れました。 そんなわけで「蓬莱」という言葉や「蓬莱岩」について長年気になっていたところ、目からうろこな情報に遭遇しました。 それは「秩父夜祭り」での掛

          歴史考察 #172 月は地球の写し絵だった?!

          こんにちは、véritéです。 月の画像には平面地球図が含まれ、そこには地球の最も正確な地図が含まれているだけでなく、古い地図が存在する 2 つの失われた大陸も含まれている」という海外の見解があります。 それによりますと、地球で水がある部分は光を反射し明るく、陸地の部分は光を反射せず暗く映し出されているというもの。 そんな見解もあるんだと思っていた中、我が家でこんなことを体験しました。 こちらは、我が家の天井に映し出されたガラスの丸テーブルの影です。 丸テーブルが太

          歴史考察 #172 月は地球の写し絵だった?!

          ▶建築レポ #64 船岡温泉

          こんにちは、véritéです。 先日「船岡温泉」を訪れました。 船岡温泉は、京都市北区にある公衆浴場で、脱衣場や浴場などが国の登録有形文化財に登録されています。 創業者は、庭石商・大野松之助(1873〜1955年)。 船岡温泉は、かつて料理旅館「舟岡楼」として、1923年(大正12)に建築され、日本初の電気風呂を設けました。 戦中戦後に窮乏し、1947年(昭和22)、一般公衆浴場(普通公衆浴場)として営業を再開。 通りに面した石積には鞍馬の名石が使用され、脱衣場には様

          ▶建築レポ #64 船岡温泉

          歴史考察 #171 六甲山(むこう)の語源はマオリ語だった⁈

          こんにちは、véritéです。 先日向日神社を訪れました。向日神社は京都府向日市にあります。 そこで気になったのは「向日市(むこうし)」という地名です。 そこで向日市の語源を調べてみますと、大歳神(おおとしのかみ)の御子である御歳神(みとしのかみ)がこの峰に登られ「向日山(むこうやま)」と名付られことに始まると。 「むこうやま」で連想するのは、「六甲山(ろっこうさん)」です。 「六甲山」の語源は、大阪から見て「むこう」にあることから「むこうやま」、それが六甲山になったとい

          歴史考察 #171 六甲山(むこう)の語源はマオリ語だった⁈

          明治の建築家 #01 ジェームズ・ガーディナー

          こんにちは、véritéです。 京都・四条へ出向きました。四条にはいくつかのレトロな洋館が現存しています。 1909年(明治42)に建築された明治のたばこ王・村井吉兵衛の旧京都別邸は、現在「長楽館」としてカフェレストランとして営業をしています。 バカラのシャンデリア 大理石で作られた洗面台 螺鈿の椅子... ちなみに、遊戯の間が半地下にあることにはびっくりしました。 そして、建設当時には、玄関の両サイドに獅子の石像があったようですが、先代の所有者であった土手富三氏が入

          明治の建築家 #01 ジェームズ・ガーディナー

          歴史考察 #170『送り火の「大」の字は 古代エジプトから?!』

          こんにちは、véritéです。 五山送り火の「大」文字について調べてみました。 まず五山送り火(ござんのおくりび)とは、毎年8月16日に京都市にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火のことで、お盆に迎えた精霊をふたたび冥府に返す精霊送りの意味を持つとあり、 如意ヶ嶽(大文字山)の「大」 松ヶ崎西山及び東山の「妙法」 西賀茂・船山の「船形」 北区大北山(大文字山)の左「大」文字 嵯峨鳥居本・曼荼羅山の「鳥居形」の順に点火されます。 この送り火の起源は、平安時代

          歴史考察 #170『送り火の「大」の字は 古代エジプトから?!』

          歴史考察 #169『五芒星は魔除け、そして...?!』

          こんにちは、véritéです。 向日市文化資料館を訪れました。 向日市文化資料館は、京都府向日市にある資料館で、長岡京期時代(784~794年)の出土品が常設展示されています。 様々な展示物の中で強く印象に残ったのは、「おそれといのり」の展示物でした。 そこには一枚の板から作られた大小様々な人型が展示してあったのですが、説明文には以下のように書かれていました。 「古代の人々は、病、自然災害、祟りに対して強い不安を抱き、これを除こうと様々な儀式を行い、祈りました。」

          歴史考察 #169『五芒星は魔除け、そして...?!』

          歴史考察 #168『明治は「明(みん)」が治める?!』

          こんにちは、véritéです。 先日孫文記念館(移情閣)を訪れました。 八角形の中国式楼閣「移情閣」は、1915年築の現存する日本最古のコンクリートブロック造建造物で、国の重要文化財に指定されています。 こちらは、孫文を顕彰する日本で唯一の博物館として1984年に開設。 それまで孫文にはそれほど興味がありませんでしたが、そこでとても興味深い案件に遭遇しました! ▶孫文(1866-1925) 中華民国の政治家・革命家・思想家・政治運動家・医師。初代中華民国臨時大総統。中国

          歴史考察 #168『明治は「明(みん)」が治める?!』

          歴史考察 #167『柱状節理の内部には空洞がある?!』

          こんにちは、véritéです。 真夏日(30度以上)84日目、猛暑日(35度以上)48日目を更新中の我が町。滝汗を流す日々に欠かせないのは水。 そんな大切な水が噴き出す木があることを知りました! こちらは、東ヨーロッパに位置するモンテネグロのクワの木。 この現象が発生するのは、決まってクワの木があるDINOSA村に大雨が降った後だとのこと。 地下水路の許容量を超える雨が降ると、地下水路の水圧が高まって上方向に水を逃がそうとする力が働き、地面の湧水スポットから水が湧き出る

          歴史考察 #167『柱状節理の内部には空洞がある?!』

          つれづれ #19 『病は気からを実感したお話』

          こんにちは、véritéです。 とあるユーチューバーさんとのお茶会に参加してきました。 4時間ほど初対面の方々とおしゃべり。 2名は埼玉から、1名は横浜、1名は静岡、2名は大阪、3名が京都。 初対面とはいえ、とあるテーマに関心のある方々だったこともあり、色々とディープな話ができました。 そんな中、もっとも印象に残ったテーマは二つ。 一つ目は、参加者10名中、私を除く9名が「飲尿療法」をしていたことです‼ 私の左隣に座っていた方などは、夏の日の尿は、濃縮されるせいか、味

          つれづれ #19 『病は気からを実感したお話』

          歴史考察 #166『噴水にはかつて大事な役割があった?!』

          こんにちは、véritéです。 イタリアのトレヴィの泉 フランスのベルサイユ宮殿の噴水 イギリスのバッキンガム宮殿前の噴水 ドイツのドイツのツヴィンガー宮殿の噴水 そして日本の迎賓館赤坂離宮前の噴水 京都国立博物館の噴水など 美しい洋館の正面にはたいてい美しい噴水が設けられていますね。 また、噴水は洋館のみならず、東本願寺前にも見ることができます。 噴水とは単に鑑賞するためだけのものだったのでしょうか? そんな中、その回答とも思える絵に遭遇しました!!  それは.

          歴史考察 #166『噴水にはかつて大事な役割があった?!』

          歴史考察 #165『お釈迦様も観音様も人魚だった?!』

          こんにちは、véritéです。 木魚のルーツを調べる中、「和漢三才図会」の存在を知りました。 「和漢三才図会」とは、大坂の医師である寺島良安により江戸時代中期(1712年/正徳2年成立)に編纂された日本の類書(百科事典)で、明の王圻による類書「三才図会」を範とし、約30年余りかけて編纂されたといわれます。 全体を天文、人倫から草木まで96類に分け、和漢の事物を収容し、平易な漢文で各事物に簡明な説明と図を入れています。 各事項は、広く国内を旅行して実地踏査し、種類、製法、

          歴史考察 #165『お釈迦様も観音様も人魚だった?!』

          歴史考察 #164『京都にはかつて八角形の巨大な建築物があった?!』

          こんにちは、véritéです。 漢数字の「八」は「末広がり」で縁起の良い数字と言われており、風水における八角形は、八方位を表し、八方位とは、東西南北と北東・北西・南東・南西の合わせた全方位のことで、八角形は、全ての方角から幸運を引き寄せ、邪気や災いを払うとも言われ、日本各地には八角形の建築物が見られます。 群馬には、正八角形をした天皇の古墳、三重の泰運寺には、八角形をした梵鐘、熊本の鞠智城(きくちじょう)跡には、八角形をした鼓楼、また熊本には八角形をしたトンネル、長野の安楽

          歴史考察 #164『京都にはかつて八角形の巨大な建築物があった?!』