やっぱり不安だ。
朝早く起きて、洗濯機を回す。
自分の分だけならわずかな量しかないが、今はここに両親の分と伯父の分の合わせて4人分。大人4人の洗濯物となると結構な量だ。
洗濯機を回している間に、髪にアイロンをかけて歯を磨く。
化粧をする元気まで残っていないけど、最低限の身だしなみと思って頑張る。こういう時、手を抜けるように眉毛サロンに通うことだけは諦めなくてよかったとしみじみ。
よかった。いいお天気。
それぞれの施設や病院を回って、そこから自分の仕事場に行っていたら帰るのは夜遅くなってしまう。夜まで干しておくのは忍びないけれど、今はそんなことも言ってられないので、細かいことは気にしないことにした。
疲れているからか、文字を書いたり頭を使って考えたりすることがいつもよい億劫に感じる。頭が働いていないんだろうなと思いつつ、同じ話を繰り返す伯父や祖母の話も聞く。放っておくと日に5回以上電話がかかってくることもある。特に用事があるわけではなく、本当に同じことの繰り返し。
1時間前に伝えたことも忘れてしまっているので、同じことを同じようにもう一度言うと、同じような返事が返ってきて終わり。
まるで根比べをしているような気持ちだ。
伯父にも祖母にも悪気はないのはわかっているので、こちらも無心で対応するよう努める。でもどこかで、この二人に振り回されなければ両親は事故に遭わずに済んだのになと思う気持ちも消せない。
数日で退院できるはずだった両親も、今になって痛みが強くなってきたようで、しばらく入院継続となった。数日の入院のつもりだったので、頭の中が再びてんやわんやしている。一度私だけ実家に戻って、必要な荷物を取ってくるのと、各種手続きをしてきた方が良いのかなと思いつつ、その時間をどうやって捻出しようかと頭を抱えている。
いや、そこまでしなくてもいいのかな。
こういうとき、加減がわからなくなる。
両親が日常生活を送れるようになるまで、まだしばらく時間がかかりそうだ。二人とも若くはないので、後遺症がどれくらい残るかも心配だが、それによって出来ていたことができなくなるのも心配。
特に母は首を痛めているので、動きがかなり制限されている。
家事をするのはしんどいだろうなと思うと、予定より早めにこちらに呼んだ方がいいのかなとも考え始めた。
おそらく車に乗るのも怖いだろうし、場合によってはPTSDの発症だってないわけではない。目の前のことから、と思っていてもやっぱり気になるこれからのこと。私一人で本当に支え切れるのか、だんだん気が重くなってきた。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。