お暇中につき
心の調子がいまいちで、昨日からお暇をもらっている。
もらうといっても自分でそう決めたというだけで、特に普段と変わりない生活。ただ、できるだけインプットの量を減らして、心を動かしすぎないように気をつけている。
あととにかく寝ること。
食べるのはちょっと控えめに。
そのくらい。
気を抜くとじわりと涙が滲むので、考える回路も一旦遮断した。
普段よく動いている人間がスピードを緩めると、反動で思考がフル回転になってしまう。これが逆効果で、考えれば考えるほど悪い方向に結びつけてしまう。起こりもしないことに不安になって、暴走する。
このパターンで何度失敗してきたことか。
頭の中に不安の種がいくつもあるが、一つ一つは大したことはない。
早く解決してすっきりしたい、と思うのにどれもすぐには解決しないことばかりで、しかも自分だけの力ではどうしようもないことも多くて、何もできない自分の不甲斐なさを呪っている。
ソファに沈み込みながら、少し前に読んだ違国日記のことをぼんやりと思い出していた。
私に必要なのは、違国日記くらいの関係性なのかもしれない。
人と関わることも、一人でいることも辛い今の気持ちにぴったりと寄り添うような漫画に出会えたことはラッキーだったなと思う。
インプットを控えているので、上映中の映画を見に行く予定はないが、なんとなく心の支えになっている。
大人になるまで漫画にほとんど触れてこない暮らしを送っていたけれど、親世代の思う漫画と今よく読まれている漫画は全然別物なのではないだろうか。絵がある小説と言ってもいいかもしれない。
小説と漫画に優劣をつける気もないのだけれど、私には縁が遠いものだった分、もう少し早く出会えていればなぁと思う節もある。
現実の世界が辛い時、逃げ込める何かがあるって大事なことだ。
生きていてもいいんだよと言われたような気持ちになる。
この先もし独りぼっちになることがあったとしても、大丈夫だと思えるほど割り切れてはいない。独りは怖いし、そうなったときに前向きに生きていける自信もない。人と過ごす時間が私には必要で、一番失うのが怖いものだ。
現実には何も起こっていないのに、自分で作り出した恐怖に怯えている。
この不安定な日々は、まだ終わりそうにない。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。