娘から卒業の日まで 第1話
第1話 喜びは急に寂しさに変換された
あ~あ
今日もテーブルの上、ぐちゃぐちゃじゃない(怒)
朝起きると、ダイニングテーブル上に、食器やコップが食べ終わったままの
状態で置いてあった。
(リケジョ(長女)か・・・もう夜中に起きて食べたのね。あれだけ片付けてといつも言っているのに・・・)
「片付けて!」朝から彼女の部屋に押しかけても、改善はされない。私が下げる方が早いけど、「食べたままでもママが片づけてくれる!」そう思われるのは嫌。
朝起きて食器を見た瞬間に、「どよ~ん」とするこの気持ちを、なんとかして彼女にわかってもらいたい。
だから、片付けていない食器類を、娘の部屋に持っていって、彼女の部屋のテーブルに、そっと置いておいた。
さあ、彼女はどうでるか?
「いや~ 部屋がさ~ ずいぶんいい香りがすると思ったら・・」と、食器を持ってキッチンにやってきたリケジョ(長女)。
そう、子育ては心理戦
リケジョ(長女)23歳。
この春大学院2年生。
来年、学生を卒業(予定)する娘は、
この年になっても、笑わせてくれます。
「あ~ あと1年だね。来年は、就職して、一人暮らしだもんね!」と、
るんるんな私。
やった~〜
これで、一人子育て終わる!!!
体力的にも、精神的にも、金銭的にも
楽になる。
あとは、りけ子(次女)だけ。
りけ子も3年後には卒業。
あと3年よ!!!
そしたら、私だけの事を考えられる。
頑張ってきたんだもん、私。
もういいよね。
自分のしたい事、したかった事できるじゃない。
自分だけの為にお金も使えるじゃない。
ちょっと贅沢にブランド品とか買ってみたい。
ちょっと贅沢なご飯だって食べに行ける!
なのに・・・・・・
・・・・・なんだろう
この寂しい気持ち。
親離れ、そして、子離れ。
あ~
私は、娘達から卒業しないといけないのか。
喜びは急に寂しさに変換された。
娘達から卒業の日までの気持ちを、
昔を振り返りつつ
綴っていきたいと思います。
2024年2月11日
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