海上自衛隊多用途支援艦「えんしゅう」・掃海艇「みやじま」の一般公開を楽しみ、気仙沼みなとまつりの始まりを感じる
気仙沼市に海上自衛隊多用途支援艦「えんしゅう」・掃海艇「みやじま」が来港していると耳にし、気仙沼市朝日町を訪れた。朝日町を訪れたのは二度目である。
前回訪れたのは年明け。もう半年以上前だ。冬真っ只中という事もあり、とても寒かった記憶がある。それに対して本日は、夏真っ盛りである。暑いどころではなかった。数日前までの悪天候、冷夏のような気温からは打って変わり、歩くだけで息苦しくなるほどの暑さである。海からの風が、ひとときの清涼感を与えてくれるのだけが救いだった。
鶴亀食堂で5周年記念限定メニュー「かつおのごま豆乳出汁茶漬け」をいただく
海上自衛隊多用途支援艦「えんしゅう」・掃海艇「みやじま」を見に行くにあたり、昼時だったためみしおね横丁に立ち寄った。
みしおね横丁を訪れたのは1週間振りである。鶴亀食堂に入るのは10日振りくらいだろうか。常連のような雰囲気が漂いそうだが、偶々来訪が集中しただけなので、次に訪れるのがいつになるのかは定かでない。
朝日町を訪れたのが半年以上振りである以上、次に訪れるのが半年先というのも有り得る。そもそも2年程度以前にnoteで書いた場所は、その日以降訪れていない場所が少なくない。同じ市内とはいえ、存外複数回訪れるというのは珍しいのかもしれない。
快晴の下のみしおね横丁は、とても美しい。ほのかに寂しさが漂う雰囲気が、どことなく南町、八日町と重なる。
みしおね横丁5周年に伴う、期間限定メニュー「かつおのごま豆乳出汁茶漬け」である。最初は漬け丼として頂き、半分くらい食べたあたりで豆乳出汁をかけてお茶漬けとして頂く。カツオの刺身のほのかな甘味と豆乳出汁のまろやかな味わいがマッチしていて絶妙だった。
豆乳出汁のおかげで、丼なのにお腹に溜まるような感覚がなく、あっさりと食べられる。後半は特製のラー油をかけて、更に味を変えて楽しめる点も良かった。ラー油が入るとまた異なる味わいとなる。
ラー油の放つほんのりと辛みが加わるお陰で、豆乳出汁のまろやかな舌触りにピリッとした強い味を感じられるようになる。海鮮丼ともお茶漬けとも異なる、独特の食べ応えが感じられ、とても好ましく感じられた。実のところ豆乳はあまり得意でなかったが、本メニューはそうした自分でも美味しく食べられたので、心から素晴らしいと感じた。
海上自衛隊多用途支援艦「えんしゅう」・掃海艇「みやじま」の一般公開を満喫する
炎天下の中、防潮堤沿いを歩き、海上自衛隊多用途支援艦「えんしゅう」・掃海艇「みやじま」が着けられている岸壁へと向かう。足に感じるほのかな筋肉痛と暑さに挫けそうになる心に、老化を感じながら、一歩、また一歩と防潮堤沿いを歩く。
道中は、アクエリアス(上記は広告)のお世話になった。飲み物を持たずに移動することに危険を感じる昨今である。日差しの強さもさることながら、とにかく気温が高い。汗がにじむように出るため、体内の水分が消えて行く感覚を持てないのが危険さに拍車をかけているように思う。気付いたときには熱中症になるケースは、実際のところ多いのだろう。身を以て危険を感じた。
自衛隊の船の上に上がったのは初めての経験だったため、終始興味関心を惹かれて、とても良い時間だった。「みやじま」の方は、船内を周遊するルートが丁寧に作られていて、観光地の観光ルートでもこれほど絶妙に全てを回れるルートは作れないだろうと感じ、驚きもあった。自衛隊さながらの規律正しい仕事振りに感心するばかりである。
度重なる災害に、世界各国で有事が起きる昨今、オリンピックが行われている傍らで戦火が起きているほどに世界情勢は危機的な方向に向かっている最中でも、こうして自衛隊の所有する船などを見られるのは、それだけ平和だからなのだと感じる。平和惚けの誹りを免れないかもしれないが、それでもこうした機会があるというのは、それだけ恵まれた状況に生きているのだと強く感じる。
気仙沼みなとまつり(2024)開催!
本日8月3日は、気仙沼みなとまつりの開催日である。明日まで開催されており、それぞれ催しが用意されている。なお、筆者は都合により肝心の夜間イベントには立ち寄っていない。他の市町村の夏祭りもそうだが、宿泊するか現地に住んでいるかしないと、参加は中々難しいと感じた。もっとも無理だとは感じていない。
青年会議所によって作られた舞台は、高さが5メートルは超えようという存在感の大きなものだった。訪れた際、地元の高校生達がダンスや演奏を披露するイベントが行われていた。
気仙沼みなとまつりの本番であろうはまらいんやまでは居られなかったので、まだまだ来訪者があまり集まっていない時間帯であったが、屋台があちこちに並ぶ様子は壮観で、これから活気づくという確かな熱気を感じられた。気仙沼みなとまつりが盛況となるのを願ってやまない。
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