くるくる喫茶うつみ&つなぎ工房で過ごす2024年の終わりと2025年の始まり。青春のガレージセールを添えて
昼の顔と夜の顔は違う。そんな言葉を使えば、いささか妖しく厭らしいニュアンスが漂うかもしれない。しかしながら、2024年12月31日、2024年に幕を閉じるこの日の八日町の一角は、まさにそのような言葉が似合う様相を呈していた。
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年越しカウントダウン In 気仙沼市八日町|くるくる喫茶うつみ & つなぎ工房
気仙沼市の年の瀬は、例年とても静かである。多くの店々が束の間の暇を取り、休日にもかかわらず休日とは思えないほどに行き交う人々の姿が見えなくなる。
昨年、師走の冷たい風が吹きすさぶ中を一人歩いたときは、その静けさを肌に浴びながら黙々と歩いた記憶がある。しかし、2024年の年の瀬は、わずかながらに違っていた。
喫茶マンボが昼に店を開け、くるくる喫茶うつみ、つなぎ工房もまた訪れる人々を受け入れていた。まるで年の瀬に現れたささやかな日常と言おうか、いつもの昼の景色が広がっていたのである。それだけではない。
くるくる喫茶うつみ、つなぎ工房ともに年の瀬にPOP UPとイベントを開催した。くるくる喫茶うつみでは、簡易的なヘアサロンのPOP UPと陸前高田市の生ビールを提供し、つなぎ工房では天窓と呼ばれるスペースで、青春のガレージセールというPOP UPを行っていた。
ヘアサロンでは、訪れた女性客が思い思いのヘアアレンジを楽しみ、青春のガレージセールでは、洋服や書籍など青春を感じられる品々を通じて、訪れた人々が若かりし日の思い出に触れられる時間を過ごしている。
夜には、くるくる喫茶うつみでDJイベントを行いながら集まった人々で2024年の幕引きと2025年の開幕をカウントダウンし、つなぎ工房では暖を囲みながら音楽の話を楽しみつつ、ボードゲームで満ち足りた余暇を過ごす。そんな非日常的な時間が流れた。
まさに、昼と夜とで全く異なる空間が広がり、訪れた人々の顔触れもまた昼と夜とでは異なっていた。もともとくるくると多種多様な人々が訪れては去り、また訪れては去る、そんな入れ替わり立ち代わりが起きる空間である。
目まぐるしいと言えばいささか大袈裟になるが、日頃よりも多くの人々が出入りし、普段あまり見かけない顔触れを見る。そうした刹那刹那の変化をみられる時間であり、空間になっていた。
店舗でのカウントダウンイベントというとどことなく大都市の特権であり、大都市でしか見られない光景であるかのような印象を持ってしまうが、この日、地方の片隅にある気仙沼市でも同様の光景が広がっていたのである。
田舎には何もない。その言葉が、段々と変化してきている。そんな兆しがかすかに姿を覗かせた一幕だ。日本全体を見渡せば、2024年は希望という希望が根こそぎ奪われるような幕開けとなった。2025年は明るく始まるのだ。
くるくる喫茶うつみとつなぎ工房によって彩られた2025年の始まりからは、そんな希望色のメッセージが感じられる。2025年、多くの人々に大きな幸があらんことを願う。
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