記事一覧
てげてげでいっちゃが
空港の自動ドアが開いた瞬間にもわぁっと海が僕をまとって、ああ宮崎だ、宮崎に帰ってきたんだと大げさな感想を抱えて、数か月前まで住んでいた場所に戻って、自分の家ではないのだけれど自分の家のような不思議に包まれて迎えた朝には怒涛の仕事の波に押し流されて、気づけばMIYAZAKIらしいことなど何もできないまま終わりつつあるこの10日間、ミヤザキに拒まれ続けたこの10日間、こんなにみやざきを愛しているのに。
もっとみる626 ベッドフォード通り
東京の魔力などというものを認めたくはないが、たしかに、宮崎から戻ってきてからの2ヶ月、何かを書こうという気がまるで起こらなかった。それまで何かにつけてこのnoteに書き散らしてきたのが、東京に来たとたんにストンと、まるでそんな気が起きなくなった。実際的なものごとによる略奪は仕方なしに増えて、地下鉄の揺れが少しずつ、宿主に気取られないよう細心の注意を払いながら、最大限の優しさをもって、僕から一個の人
もっとみる娘が勉強したくないと言う。
なんで勉強しなきゃいけないのと聞いてくる。おぉついにこの瞬間が、などと感慨に浸っている場合ではない。僕なりに答えを見つけなければならないだろう。
そもそも、何が何でも勉強せよとは全く思っていない。幸せで豊かな人生を歩んでもらいたい、親として願うのはそれだけである。勉強などはその手段のひとつにすぎない。勉強が幸福を約束してくれるのであれば話は別だが、そうではないことを僕は知っているから、勉強できる
スナックマイビッチアップ
アー 、、アー…ここはスナック星 スナックを地軸とする星 スナックをスナックとして貪り食う場所 星のように煌めくスナックでも僕にとっては砂っ食 どうにでもなれlet it be ブラックホールもトレビの泉 吸い込まれたエイリアンにはBad Day でもその人々はみな美しい
備忘録
赦すというのは本当に難しい。
それは、自分を曲げる行為だから。まっすぐな自分は赦したそばから絶えず問いかけてくる。
それは、痛みを引き受けることだから。断罪の快感と引き換えに。
それは、失われたものを失われていないと信じる試みであるから。信じるだけの価値があると信じて。
こんなことを言うのは良くないと思うけど
正直僕は、結構コロナに感謝しているところがある。
もちろんそれは、コロナによって何かを取り返しのつかない形で損なったわけでもなく、たまたま時期の折り合いが良くて失ったものを楽しむ余裕すらあったからであるから、僕が感謝すべきなのはむしろ幸運の方なのかもしれないけれど、もしコロナがなければ僕の人生は全然違ったものになっていただろう。
当時はアメリカのそれも結構田舎の方にいて、なんかよくわからんけど
note、書き始めて3年が経ったらしい
塵はいくら積もっても塵にすぎないが、誰かのアレルギーを引き起こすことくらいはできる。
他者を尊重するというのはほんとうに難しい。「他者を尊重せよ」というプログラムを全人類にインストールしたその瞬間、この世界がいっぺんに滅びても僕は驚かない。よくわからないものの扱い方は、どこまでいってもよくわからない。よくわからないものを理解する必要はないし、理解したと思ってもそれは絶対に、絶対に気のせいである。