てげてげでいっちゃが
空港の自動ドアが開いた瞬間にもわぁっと海が僕をまとって、ああ宮崎だ、宮崎に帰ってきたんだと大げさな感想を抱えて、数か月前まで住んでいた場所に戻って、自分の家ではないのだけれど自分の家のような不思議に包まれて迎えた朝には怒涛の仕事の波に押し流されて、気づけばMIYAZAKIらしいことなど何もできないまま終わりつつあるこの10日間、ミヤザキに拒まれ続けたこの10日間、こんなにみやざきを愛しているのに。てげ愛しているのに。僕が触れたみやざきは、いつの間にやら家に侵入していたかわいい