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農園うしお(5月下旬号)
こんにちは!
作業をしていると汗がダラダラ出てくる、そんな気候になってきましたね!
さて、私にとって今の時期はというと、田んぼの作業と畑の作業を並行しながらこなしていく…そんな時期です。
家と職場(鉄工所)と田んぼと畑と…あくせくしながら、駆けずりまわっています。
今回は、先日の土日に作業した内容の一部のご紹介です。ちょっと地味なものが多いですが、この時期はこんなこともしてるよ~ってことで、ご覧頂ければと思います(^^)
壁際の土寄せ(田んぼ仕事)
まず、田んぼの方のお話で。
今まさに、遅植の方の準備(田植えが6/8頃予定)をしているところで、トラクターで田んぼを鋤いています。
トラクターは、人力とは比べ物にならないほど、広範囲をスムーズに耕耘することができます。ただ、いくつか苦手な場所もあったりします。その一つが、コンクリートや石垣などで作られた、擁壁のキワ部分です。
トラクターで可能な限りギリギリまで耕耘しようとしても、どうしても少しだけ耕耘しきれないところが残ってしまいます。これ以上寄ろうとすると、トラクターのロータリーが、擁壁にあたってしまうからです(><)
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こんな感じに、キワ部分が残ります。
人によっては、この程度気にしないという人もいます。が、我が家の場合は、私も親父も気になる方でして…(笑)
この部分を残してしまうと、この部分が雑草の拠点になってしまいやすくなります。
ですので、このキワに関しては人力で処理していきます。
まぁ処理と言っても、このキワの部分を少し掘って、田んぼの内側に雑草ごと寄せる、ってだけの話です(笑)
寄せた後は、その次のトラクター耕耘(※田んぼに水を張る前に、2~3回耕耘するため)の際に、一緒に鋤き込みます。
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2回目耕耘の際に鋤き込みます。
スコップでやるよりも、三又の方がやりやすいです。
少し見えにくいですが、手前半分が掘って寄せたところです。雑草の根がしっかりと土をつかんでいるので、ゴロッとした土の塊になっています。それを、田んぼ側に寄せています。
…寄せるというか、もはや転がすと言ったほうが近いかも(笑)
地味でしんどい作業ですが、後々結構差が出る作業なので、ヒーヒー言いながら頑張ります(^^;)
水路掃除(田んぼ仕事)
もうひとつ田んぼ仕事を。
田んぼでは当然ながら、川やため池から田んぼまで水を引くわけですが、その際どうしても、川砂(や木の枝、草、ゴミ等)も一緒に用水路に入ってしまいます。
田んぼ仕事をしていない人には分かりにくい話なのですが、川砂などで用水路内の底の高さが上がってしまうと、流れが悪くなるだけでなく、田んぼの取水口で水が止まらなくなる(染み込んでくるようになる)現象が発生したりします。
田んぼというのは、田植えのように水を張りたい時期もあれば、逆に乾かしたいときもあります。そんな時に、取水口で水が止まらなくなると、非常に困るわけです。そうならないよう、定期的に用水路内の川砂等を掃除する必要がでてきます。
用水路も色々あって、数十件分の田んぼに影響するものもあれば、数件分にしか影響がないものもあります。前者の場合だと、水利組合などの共同清掃の際に、大人数で一緒に掃除してくれたりしますが…後者の場合だと、そこの家の人が自分たちで掃除するしかありません。
スコップや平鍬などで底面の砂を掘っては掻き出す、掘っては掻き出す…
これまた地味な作業ですが、こんなこともやっていたりします(^^;)
敷き藁(畑作業)
今度は畑の方のお話を。
私の畑では雑草対策のために、野菜を植え付ける畝には黒マルチを張っています。
ですが、植え付ける部分(畝)にはかけられるものの、歩く部分(畝間)にはかけられません。ですので、この部分はこれからの時期、ドンドン雑草が茂ってきたりします。
やろうと思えば、ここにも黒マルチを張れないこともないんです。でも、歩くことで破れるわ、土が蒸れすぎるわ、そういったデメリットも多いため、私は張らないんです。
こまめに草をむしったり、除草鍬で削ったりできればよいのですが、そこまで手が回らないのもまた実情だったりします…(^^;)
草刈機で刈れれば楽なのですが、それだとどうしても黒マルチを破いてしまうので、結局は手刈りになることも多いゾーンです。悩ましい…
…というわけで、今年はそこを省力化すべく、畝間に敷き藁を大量に撒きまくってみることにしました!
現状の状態としては、こんな感じ(5/6時点)です。この畝間に藁を敷きまくっていきます。
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去年と一昨年の藁が小屋に余っていたので、小屋掃除もかねて、大量に使用したいと思います。
子供大好き運搬車に積めるだけ積んで、畑へGO!
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その名も「みなみの春お」くん。
なお、能力は申し分なし。名前だけ気になる…
小2の次男、畑に藁を運搬中。
いっちょ前の農家のオジサン感が漂っています(笑)
藁は、もちろんそのまま敷いてもいいのですが、長すぎると少し取り扱いがしにくい部分があります。ですので、ざっと3等分~4等分程度の長さにカットして敷くことにします。
こんな作業の時は、この「藁切り包丁」!!
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10年前ぐらいに台座が壊れたので、修理して使っています。
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延々とこの作業を繰り返し、切り藁を増産しては畝間にばら撒いていきます。そして作業終了したのがこちら。
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藁の海に、黒マルチの畝が浮かんでいます。ひょう〇ん島みたいな状態です。
畝間に敷き藁を撒くのは初めてのことなので、これが果たしてどの程度の防草効果があるのか謎ですが…まぁ、しないよりはマシだろうと思っています。
上手くいけば、来年以降もこのスタイルでいきたいですね。これだと、そのまま鋤き込めば、いくらか有機分の補充にもなりますし。
さてはて、どうなることやら(笑)
野菜たちの様子(畑作業)
最後に、1号農園の子達の近影です!
(※なお2号農園のタマネギは撮り忘れました(^^;)白色疫病はなんとか足が遅くなったので、このまま堪えてくれればいいのですが…)
嫁さんに、「普段使いしやすいチョイチョイしたものを植えておくように」と厳命されたので、所々ネギだとかニラだとかが増えています(笑)
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果実が膨らみ始めています(^^)
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そろそろ1番花が出てくるかどうか…
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右奥:ピーマン(×ニラ)
ピーマンは1番・2番花ぐらいまで咲いています。
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中~右手前:トマト・ミニトマト(×イタリアンパセリ)
1番果は結実しています。
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2番のわき目がだいぶ大きくなってきました。
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(が、まだまだ小さい…)
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ハーブゾーンに定植。
普通のルッコラと違い、多年草で冬を越します。
かじると、しっかりゴマの味がします!
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上手く育てば、超ビッグサイズに成長します。
葉は食べず(毒性がある)、茎を食用とします。
ジャムやシロップに向く素材です(^^)
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右奥のブロッコリーちゃん、
右手前のカツオ菜ちゃん、
お疲れさまでした!
なお、カツオ菜はこのまま種を採取し、
自家製マスタードの材料にする予定です。
その話はまた後日・・・!
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おつかれさまでした!
・・・おわり
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