チョコの気分
最近仕事の時間を延長して、働いている。
残業と言うのか、なんと言うのか分からないけど、体調と体力を見ながら、じわじわと時間を延長していく。疲れやストレスのコントロールや、働き方を考えつつ毎日を過ごす。
もちろん負荷はかかるので、帰宅後はぐったり。
いつもより30-50分帰宅が遅いだけで、こんなに疲れが違うとは。
普段は帰宅してから、おやつは食べない。そのままお風呂に入って、夕飯を食べて、もろもろをしてからすぐ寝る。
この間は珍しく、「帰ったら、おやつにチョコ食べたい」と思った。
チョコだ! チョコだ!
と思いながら、唱えながら帰る。
たぶんとても疲れていたのだと思う。
帰宅して、さあ、チョコ!
と思ったら、
この間、芋けんぴの袋を開けたばかり。
「まあ、芋けんぴでもいっか。チョコ食べたいけど……。芋けんぴ湿気ったらおいしくない」
といつもの、お利口な私が顔を出す。
あんなにチョコだ、チョコだと頭の中で叫んでいたのに。
芋けんぴの袋(フリーザーバッグ)に手を伸ばしかけて、
いやいや、いやいや。
私は今、チョコの気分なんだよ!
チョコを食べたくて、チョコだ、チョコだと、チョコチョコ頭で喚いていたはず。
珍しくおやつを要求していたのだ。
他でもない私が!
芋けんぴは芋けんぴでいいけど、チョコ食べなきゃ!
芋けんぴの袋を置いて、チョコを食べる。
食べた瞬間、「これだよ!」と叫んでいた。
チョコだーーー!
とても満たされた気持ちになった。
芋けんぴで妥協しなくて、本当に良かった。
やりたいこと迷子、やりたくないこと迷子。
その迷子からの脱出方法は、その時の直感や、やりたいことを、死守していくことから始まるらしい。
チョコに忠実であれ。
芋けんぴは、またの機会に食べればよし。
チョコ食べたいのでしょ?
チョコの気分なんでしょ?
チョコ食べなきゃ!
芋けんぴでは味わえなかった、満足感。幸福感。
最後には、今日もおつかれさまと自分を労う気持ちまで生まれた。
○○でもいいか。
じゃなくて、
○○がいい!
チョコが食べたくて、チョコが良かったのだ。
「芋けんぴじゃなくて、チョコがいい!」とチョコを要求する私は、まるで小さな子供みたい。スーパーのお菓子売り場で、やんちゃを言う子供みたい。
でもこれが、本来の私なのかも。
チョコは、その味以上においしかった。
チョコ食べてよかった。
【今日の英作文】
彼は眉目秀麗な若者になりました。
He's grown into a handsome young man.
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