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つながり活動 〜ドーナツ娘とつながる〜

今日、中学生の娘がドーナツの食べ放題にチャレンジすると、

午後から、テンション高めに出かけていった。

1500円でドーナツ食べ放題、飲み物飲み放題。

ただし1時間という時間制限あるらしい。

娘は、「 10個食べて、元をとるぞ〜!!」

と目標は掲げ、色々と戦術も考えていた模様。

まず、絶対に食べたいものを食べ、後悔しないようにする。

次に、あまり食べたことのないものも食べる。

後半は味を変えたり、飲み物で流し込んだり、

パイなどはあまり食べない等、

イメージトレーニングをしていたらしい。

「 アスリートかいっ !!」

と、ツッコんでみたが、

「 本気で挑まないと、絶対元が取れないから 」

と真面目に答えられた。

どうやら本気のアスリートのようだ。

私は想像しただけで、

「 ドーナツいっぱい食べるって、ちょっと無理かも〜 」

と思ってしまうが、

とにかく娘が友達と事前に約束して、楽しそうに出かけるので、

嬉しい気持ちで送り出した。


戦いを終えて、娘が帰宅した。

「 もう、晩御飯いら〜んっ 」

と、すぐにリビングのソファーに倒れ込む。

「 何個食べられたん? 」

と質問すると、

「 9個食べた〜 」と言う。

それだけ食べられたら上等だと思ったが、

「 9個食べられたら、10個いきたかったな〜 」

と言うと、

「 もう、甘いものが嫌いになるぐらいになったし、

  ほんまに、あと1個なんて考えられへんかった〜 」

と、娘は気持ち悪そうな顔をしながら答えた。


ふと見ると、

娘が持って帰ってきた手提げ袋にドーナツの袋が入っていた。

「 これ、どうしたん? 悔しくてあと1個、

  後で食べようと思ったん?  」

と娘に聴くと、

「 それ、お兄ちゃんにお土産買ってきた 」。

と言う。

ちょっと意外だった。

最近は兄妹で仲良く話してはいるものの、

お土産を買ってくる等はあまり見たことがなかった。

理由を聴くと、

「 お兄ちゃん、今テスト頑張ってるから、


  甘いもん食べて元気をつけてほしい 」

と言った。


「 その優しさ、好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! 」


思春期の娘には、直接言うことは避けたのだが、


父は心の中で、大きな声で叫んだ。


家族にお土産を買ってくるぐらい、

よくある話と言ってもいいかもしれないが、

とにかく父は感動したのだ。

妹なりに、兄の頑張る姿は心に響くものがあったようだ。


「 ドーナツ娘とつながる 」。

甘くて美味しい食べ物。

友達とも楽しむ機会をもたらし、

兄にも気持ちを伝えられる物にもなる。

そして父の気持ちもマルくしてくれる。

あのマルの形をしたドーナツは、

人の関係も○にする幸せの食べ物なんだろうと思う。





1月21日(土)、21:30〜。


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