つながり活動〜「 驚いた話 」🎲 でつながる 〜
昨日、仕事関係の方と久しぶりに休憩時間を使ってランチをご一緒した。
久しぶりのご対面でしたが、仕事の話は一切なく、
近況報告はもちろん、特にお互いの昔の出来事の話に花を咲かせた。
以前、タレントの小堺一樹さんの番組で、
「 いただきます 」というお昼のトーク番組があったが、
その番組の流れのような、
サイコロに書いてあるお題を順番に話していくかのような展開。
実際にサイコロを使った訳ではないが、
お相手の方が、
最近コンビニで、年配の女性の店員さんが増えている話を持ち出され、
「 この前、コンビニで買い物をしておどろいた話 」が始まった。
いただきます風に言うと、
「 おどろいた話 」。
( 略して、おどばな!! )
ある年配の女性の方がレジ対応をされていた時に、
「 袋はご入用ですか? 」
と問いかけられた瞬間、
「 ガサコンッ!! 」
とレジ横の台の上から何かしらの音が聞こえ、
びっくりしながら台の上に視線を向けると、
なんと、
「 入れ歯 」が転がっていたとのこと。
年配の店員さんがその入れ歯を慌てて拾い上げ、
急いで自分の口の中にしまわれ、
「 袋はご入用ですか? 」
と、もう一度問いかけてこられたらしい。
何事もなかったかのように振る舞われたのだが、
ちょっと驚きを隠せなかったので、
「 大丈夫です・・・ か? 」
と、おもわず袋の質問への答えが変化してしまったという話だった。
それからというもの、
コンビニのレジに行くと、店員の口元をチェックしてしまうらしい。
なかなか最近、そんな刺激的な場面に出くわすことがないので、
ちょっと羨ましかった。
そのコンビニの話にインスパイアされ、
私も大学生の頃にあった、コンビニで驚いた話を思い出したので、
私の番ということで私のサイコロトークを始めた。
大学生時代、車の免許を取り立ての頃、
夜中に意味もなく、友達とドライブに出かけることが多かった。
ちょっとトイレットに行きたくなったのと、
ついでに飲み物等を買おうということになり、
ドライブ途中にあったコンビニに立ち寄った。
実際のコンビニ名は伏せておくが、
ストライプの制服が爽やかな某コンビニ。
真夜中ということもあり、他のお客さんはいない。
トイレを済ませ、
飲み物やちょっとしたお菓子をカゴに入れ、
レジへ向かった。
レジに着いたが、
店員さんがいない。
「 すいませ〜ん! 」
と何度か呼んでみたが、
誰も出てこない。
友達と相談して、
「 バックヤードで何か仕事をしてるんちゃう? 」
と想像し、
余計なお世話だとは思ったが、
こちらも長く待たされるわけにはいかないので、
思い切ってバックヤードの入り口の扉をそっと開けながら
「 すいませ〜ん !」
と一歩、中に踏み込んだ。
「 ・・・・・・ 」
大学生だった私には、衝撃の映像が目に飛び込んできた。
パイプ椅子に座る、
ストライプが爽やかな制服を着た男性の店員。
そして、
そのストライプにしがみつくように、
その男性の上にまたがる女性。
「 ここはイタリアなのか? 」
と思わせるような、
熱く、濃厚な振る舞い。
「 す、 すいませ〜〜〜ん 」
と、私は扉を閉めた。
すると、
奥から
「 ガサガサガサッ 」
と、とても急ぐような音がして、
パイプ椅子に座っていただろう男性の店員さんが、
しわくちゃになっている、
ストライプの爽やかな制服を正して、
レジに駆け寄ってきた。
「 よ、よく出てきましたね〜〜〜、仕事熱心!、いや違う!! 」
と、おどろきながら心の中で葛藤する私でしたが、
何事もなかったかのように、
レジを始めるので、
なぜかこっちがドキドキしながら、
無言でレジが終わるのを待つことにした。
静かな真夜中のコンビニで、
「 ピーッ 、 ピーッ 、 ピーッ 」
とレジが商品を読み取る音が響き渡る。
「 いやいや、君らが ピーッ やないかい!! 」
と心の中でツッコミつつ、
小心者の私は無言でレジの音が止むのを待った。
さすがに「 ありがとうございました! 」とは言えない店員。
袋に入れられた商品をサッと持ち、
急いでコンビニを出て、
車に乗り込んだ。
車の中に戻っても、
少しの間、呆然としていたが、
ようやく、
「 え〜〜〜〜〜〜〜っ!!! 」
と友達と笑いあえるような状態に戻った。
若者には刺激的すぎた真夜中のコンビニ。
さすが、
「 街のホットステーション! 」
と、その時、ようやく意味を理解できた気がした。
それからというもの、
コンビニに行くと、
レジの向こう側のバックヤードがやたらと気になる私と友達であったという話。
あっという間に時間が過ぎ、
よく笑った休憩時間となった。
「 驚いた話でつながる 」。
サイコロトークのアイテムであるサイコロの、
とある一面に書いてあるような話題。
サイコロトークは、
無条件で、話すスイッチが入る仕掛けがあるようだ。
「 また時々、仕事以外の話をしましょうね! 」
と、
リフレッシュして各々の仕事場に戻っていった。