アヤワスカ、DMT、サイケデリック、シャーマニズム、変性意識関連の「推薦書籍」のご紹介。
こんにちは。
あっという間に、今年も残すところあと2ヶ月ですね
皆さん、どんな1年を過ごしていますか?
私は求めていた人々との素晴らしい出会いがありました。
また他国メキシコでのフィールドワークに2ヶ月間出向き、シャーマニズムの理解がより深まった濃密な時間を過ごしていました。
今は、あと1ヶ月後に控えた日本から来られるアヤワスカセレモニーのメンバーへ向け準備も日々色々と進めています。
さて、以前の記事ではアヤワスカについての間違った情報と正しい情報をお伝えさせていただきました。
日頃、セミナー受講生との交流の中、良質な情報や知識をどのように入れると良いのかとご相談いただくことも多々あります。
アヤワスカセレモニーは神秘体験やVISION体験が注目を浴びますが、素晴らしさはそれだけでは無いのです。
通常ではあり得ないレベルでの意識変容と共に、身体、感情、心、精神、魂レベルにおいて強力な浄化、ヒーリング作用があります。
またそれ以外にも、数時間にも及ぶ長い非日常的な意識状態を通し、自分の心を深く深く探求していくこともできる非常に可能性に満ちたものなのです。
アヤワスカとはやり方によっては、メディスンのポテンシャルを活かし、心の探求、異なる次元を探求し、魂の多面性に触れ、自分自身を新たに再構築をしてくことが可能となります。
アヤワスカを初めとするサイケデリックメディスンは日本より海外の方が研究が進んでいることもあり、確かな情報は多くが洋書となります。
今回の記事では、日本語に訳されている限られた中でもおすすめの書籍を、私と心理療法家の松井雄さんよりご紹介したいと思います。
松井さんと私は共に先日メキシコでの2ヶ月間のシャーマニズム、サイケデリックプラントメディスンのフィールドワークを終えたばかりでもあります。
トライブによる伝統的セレモニーを数々受けて来ましたが、植物が私たちに与えてくれる叡智を受け取り、理解と洞察が進みました。
私たちは、このメディスンの持つ素晴らしさを皆さんにもシェアしたくリサーチを進め日々研究をしています。
画像のように2ヶ月間かけて、さまざまなトライブ、シャーマン、シャーマニック実践者との交流をしながら、メディスンを実践してきました。
想像以上に大変でしたが、その分収穫も多く、こちらのことに関しても皆さんにオンラインのイベント等でシェアを考えています。
下記が推薦書籍となりますが、こちらで開催しているアヤワスカセレモニーの参加者様に配布している資料となります。
人の体験談を見たり、聞いたりして事前に学ぶ方がいますが、
体験談より本質的なことを事前に学ばれることをおすすめします。
良質な情報、知識を求めている方へお役に立ちますように。
推薦書籍
『アマゾンの呪術師(シャーマン)』
パブロ・アマリンゴ
(地湧社)
画家に転身した元シャーマンによる南米シャーマニズムの内容。 アヤワスカの世界、シャーマンの見ているマジカルな世界がわかる基礎的な一冊。
『流れる虹のマインドフルネス』
松井雄
(Kindle Direct Publishing) サイケデリック体験やトランスパーソナル心理学の考え方を中心に、私たちの心(魂)の超越 的な状態(全体性)を獲得するための、体験的心理療法的な方法論が書かれています。
『DMT』
リック・ストラスマン
(ナチュラルスピリット)
アヤワスカに含まれる成分の DMT がどのような影響、作用を与えるのかについて書かれて います。
『幻覚剤は役に立つのか』
マイケル・ポーラン
(亜紀書房) アヤワスカを含む、サイケデリック・セラピー全般について。
『アーバン・シャーマン』
サージ・カヒリ・キング
(VOICE)
古典的ハワイのシャーマニズムを現代向けに応用した一冊。 こちらで発信している南米シャーマニズムの現代版の意味を理解して頂けると思います。
『シャーマン 異界への旅人』
ジョーン・ハリファクス
(平凡社) そもそも、シャーマンという存在は何なのか。多くの画像や図版を使って、世界中のシャー マンの姿と、その世界観をわかりやすく紹介しています。
『チベットの死者の書 サイケデリックバージョン』
ティモシー・リアリー、リチャード・アルパート、ラルフ・メツナー (八幡書店)
アヤワスカセレモニーの最中の内的旅路のプロセスと重なります。 アヤワスカの実践を重ねた時に役に立つ上級者向けにお勧めの一冊です。
『知覚の扉』
オルダス・ハクスリー
(平凡社) サイケデリック文学の古典です。サイケデリック体験で何が得られるのかを、実体験をもと に、哲学的に考察して、後の思想や流行に大きな影響を与えました。
『深層からの回帰』
スタニスラフ・グロフ
(青土社)
サイケデリック・セラピーで、大きな業績を上げた LSD 研究の権威が、「心の基本的な理論 から、変性意識状態で現れるさまざまな不思議な事例」までを集大成したものです。超常現 象についての事例がほぼほぼ網羅されています。また、グロフの開発したブリージング・セ ラピー、「ホロトロピック・ブレスワーク」の詳細を知りたい方は『自己発見の冒険』(春秋社)を読んでみてください。
『シャーマンへの道』
マイケル・ハーナー (平川出版社)
現代におけるシャーマニズムの再評価のきっかけになった本です。
人類学者のハーナーが、 南米のシャーマンに弟子入りして得たエッセンスをまとめています。
ネオ・シャーマニズム の古典となりました。
『ローリング・サンダー』
ダグ・ボイド
(平川出版社) 北米のネイティブ・アメリカンは、サイケデリックスは使いませんが、世界観の共通性があ ります。
この本は、メディスンマン(シャーマン)のローリング・サンダーについてのドキュ メントです。
癒しの思想と同時に、サイキックでマジカルな話が満載されています。
『意識の中心』
ジョン・C・リリー
(平河出版社) イルカ研究で有名な科学者が、サイケデリックス(LSD)や瞑想、体験的心理療法や秘教的な トレーニングを通して、意識のさまざまな超越的状態を獲得していくプロセスを描いた自 伝的作品です。
科学者ならではの、科学的かつ明晰な分析で、超越的な意識とは何なのかが 探求されています。
「意識の可能性」について知りたい方におすすめです。
『聖なる量子力学』
フレッド・アラン・ウルフ
(徳間書店) 量子物理学の研究者・解説者としても一流の著者が(ブルー・バックスにも本があります)、 自らのアヤワスカ体験を書き記した本。量子力学とシャーマニズムの体験が、興味深く結び つけられています。
『シャーマニズム』
ミルチャ・エリアーデ
(筑摩書房)
20 世紀最大の宗教学者が書いた、シャーマニズムを語るのに欠かせない大著。
シャーマニ ズムでテーマとなるほとんどすべての事柄が網羅されています。
すべてが書かれていますが学術的な古典なので、読みにくくはあります。
推薦者
Miyuki
15年間ほど、海外のマスターたちから変容の技法を学び、実践、提供しています。
2019年よりペルー、アヤワスカリトリートでの活動経験を始め、個人でシャーマンに師事し伝授を受ける。
コロンビア、コスタリカ、メキシコでも様々なプラントメディスンの実践を重ね、シャーマン修行を積む。
2023年より日本人向けのアヤワスカセレモニーを開催、全て満員御礼となっています。
12月12日(木)オンラインセミナー開催。
松井雄
フリースタイルなゲシュタルト療法ファシリテーター。
30年近くに渡り、体験的心理療法や変性意識、シャーマニズムについて学ぶ。
現在は、変性意識と体験的心理療法を使ったセラピーを提供している。
ペルーやメキシコにおいても、メディスンを使ったシャーマニズムを学んでいる。
12月14日(土)オンラインワークショップ
2025年1月Shamanic Retreat in Thailand