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日々エッセイ

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魑魅魍魎な私のnoteのうち「まとめておく価値が1円くらいありそうなモノ」をエッセイ集としてここに集めておきます。 『uraraさんのnoteはまとまってなくて読みづらい』とい…
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2019年9月の記事一覧

memento mori

事前に申し上げますが,今回の文は懺悔に近く,非常に気分を害すこともあろうかと思います.特にご家庭のある方.あらかじめご了承ください.

どこかの媒体でいいから,”こんなこと書くなんてあり得ない”,”不謹慎だ”,"可哀そう","神経を疑う"とかどういう風に咎められようとも書ければと思ってました.それが,ちょうど今日ある意味,節目的な日付だったので世に放とうと思います.私の本心まで迫ろうとせず,こうい

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"やさしさ"の代償

「あんたは優しいからなぁ」「お前ええやつやもんな」「育ちがええんやね」「やさしすぎますよ」なんてお言葉を今まで言われてきた.

ごめん,そんな風に思って話してない

これが本音です.もちろん,本気でその人に向き合って話す時は色々と考えて話すけど,多くの場合は上記が本音でそれ以上でも以下でもないです.

なんでそんなことを言われるんだろう,なんてことを考えたこともあります.経験則上,自覚している理由

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記憶の中で君と生きよう

高校卒業の手前 1人の友に会った

中学ではいじめられたけど そんなことは水に流して

会えば楽しくふざける仲になった

彼はバイクに乗り 僕は自転車で

交差点で偶然出会う

ヤンキーまがいの見た目に周囲は避け目だったが

僕にとっては同郷の友である

他愛もない互いの近況報告とともに

屈託のない笑顔で「じゃあな」と去る

ある朝 僕は自転車を走らせる

高速道路からサイレンが聞こえた

近く

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失敗という名のバベル

天気のせいか 気圧のせいか

全然寝れなかったせいか そんなことはわからないけど

ひどく身体が重い おかげで酷い夢を見た

事実は小説より奇なり というけれど

私にとっては 事実は小説より残酷なり なんだ

失敗というレンガでひたすら積み上げられる塔

そのレンガはどれも歪で醜く 今にも崩れそうだ

いつの間にか 高い塔を作ることで頭は満たされ

どんな小さなレンガでも必死に積み上げていく

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