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“大変”が大変なままだと『巨人の星』【思い込みを多角的に考えてみる】~神親ナビ体験記 #14

『巨人の星』っていう
昭和を代表するスポ根アニメがありますよね。

スパルタな父・星 一徹は、
息子の飛雄馬(ひゅうま)を
剛速球ピッチャーに育て上げるために
すさまじい器具を強制的に着用させます。

かの有名な「大リーグボール養成ギプス」!
当時は決してギャグではなかったらしい

強力なバネで食事中も就寝中も
飛雄馬の体に負荷をかけ続ける
このギプスーーー
現代の科学的な見解では
筋力アップにはつながらず、
むしろ逆効果なんだそうです。

(筋肉は破壊と再生を繰り返して強くなるので
負荷をかけたら休ませることが重要)

だけど、当時は
「努力と根性」が美徳とされた時代。

このインパクト大な見た目とともに
「こんだけ大変そうな器具なら
きっと効果があるに違いない」的な
妙な説得力があったと思うんです。

今でも
苦い薬のほうが効きそうとか、
ツボ押しは痛いほうが効く気がするとか、
サウナは熱ければ熱いほど整う気がするとか、
「苦しい」「痛い」「大変」だから良いかも
みたいな感覚ってありますよね。

苦痛や大変さを楽しめるなら
それも一つの性癖…好みだと思うんですが、
いつもいつも「大変」を
大変なまま我慢する必要はないんだな、
「大変」も捉え方で印象が変わってくるな、
って感じることがありまして。

私が受講した「神親ナビ」
中級講座DAY6の中で
「大変」という思い込みについて
いろいろと気づきがあったので、
ご紹介します!

「神親ナビ」とは―――
コーチングや心理学の観点から、子育てを楽しみながら自立した子(自分の人生を自分の力で幸せにできる子)を育てるための学びをサポートしてくれる講座です。講師は“元・怒りんぼかーさん”こと、やまだともこさん(愛称ともちゃん)。詳しくはこちら→公式HP

#0 はじめに(この体験記を書く理由


***

脳科学の理論をたっぷり学んだ前回講座では、
「自分が持っている思い込み」
「子どもに持たせたい思い込み」
「子どもに持たせたいセルフイメージ」など
を書き出す宿題が出ました。

それから2週間後、
講座の最初に設けられる
「前回からの振り返り」のコーナーで
同期の愉快な仲間たちが話したことと
それに対する講師ともちゃんの回答に
ビビビッとシビれたんです!

まずは、
キャプテン的存在のくまちゃん。

「子どもが生まれたときに
一番プレッシャーに感じたのが
前回の講座でやった
“子どものセルフイメージや人格を
作り上げていく”
ってことだったのを思い出しました」
という共感しまくりなエピソードとともに、
こんな質問をしてくれました。

この質問に対して、
講師ともちゃんはこう答えました。

***

講師ともちゃん
「もちろん、
理想と現実のギャップってあるよね。

パパが仕事から帰ってきて
『疲れた』『もう仕事やだ』
とか言っていることに対しては、
たとえば、
『【本当は楽しく仕事したいって思ってるんだ】
っていうことをパパは言いたいんだよ』
って補足するとかね。

あとは、
『世の中には楽しく仕事してる人もいるからね』
っていうことを
毎回じゃなくてもいいんだけど
伝えておくといいと思うよ。

うちの親が、この家庭が
世界の100%じゃないんだよってことは
サラッと伝えておいたらいいんじゃないかな。

やっぱり『嫌だ』『大変だ』って言っているのは
パパの仕事に限らず、自分や子どもでも
『何か違うことをしたい』
『違う感じになりたい』
って思っているってことだから。

本当はパパだって仕事が楽しいって思いたいし、
世の中には楽しく仕事をしてる人もいるよって

たとえば、
ドラマや、ニュースの特集、
『情熱大陸』みたいな番組とか見ながら、
『こういう人もいるんだね』って
イメージさせてあげると
いいんじゃないかなって思います。」

***

続いて、
いつもメンバーの話を優しく聞いてくれる
“聞き上手”なウサちゃんは
こんなことを語りました。

このお悩みに対しての
講師ともちゃんの回答が下記です。

***

ともちゃん
「もちろん大変ですよね、
生きることも、仕事することも。

そうだね、
大変』が『ネガティブだ』
って思ってるところを
変えたらどうかな?って思う。


別にネガティブじゃないかもしれないですよね。
『大変』は“大きく変わる”って書きます。

『大変』の向こう側に
何があるんだろうね?っていうこと。

仕事もそうだけど、
【今、目の前の楽しさ、幸せを感じること】と
【本当に目指したい
“この先にある幸せ”をつかみに行くこと】
って違いがあるって私は思ってて。
で、“この先にある幸せ”をつかみに行くのは
大変なんですよ。

たとえば、
『ぬるま湯の温泉が気持ちいい~』
って浸かっているのは幸せだけれども
その温泉がある秘境に行くまでの道のりは
大変なわけですよね。

だから、そこまでたどり着く目標があるからこそ
今、がんばれるし、
その目標が魅力的であればあるほど
ガムシャラに行くってことってあるでしょ。

私は今この仕事をしていてすごく幸せですけど、
起業してから2年ぐらいほぼ寝てなかったのね。
そういうことってあるじゃないですか。

ときには歯を食いしばることもあるし、
我慢することもあるし、
泣きながら人に頭を下げることもありますよね。

だけど、
『それ何のためにやってんの?』って言ったら、
“この先の幸せ”をつかむためなんだよね。

うん、そういう現実があることを教えるのも
必要だなって感じます。

だから、
『大変は良くない』じゃなくて、
『何のために
こんな大変な思いまでしてやってんだろうな?』

っていうことを
私たちも考えた方がいいし、
その『何のためにやってるのか?』っていう
目的を共有したらいいんじゃないかな
って思います。

***

我が子に真摯に向き合っているからこその
くまちゃん、ウサちゃんの疑問もステキだし、
相談内容に応じて
いろんな角度から変化球を投げまくる
ともちゃんの回答もお見事でした!

ともちゃんのアドバイスって基本、
「そんな風に言わないでもらおうよ」とか
「そう思わないほうがいいよ」とか
言動や感情を否定するようなことは
言わないんですよね。

「うん、そう思っちゃうよね」
って認めた上で
「じゃあ、こう考えてみたら?」って
現状をポジティブに捉えられる
新たな視点をくれるんです。

今回も「大変」という状態について、
「本当は楽しくしたいのに」って願望だったり、
未来の幸せをつかむ過程の苦労だったり、
これだけ、いろんな見方ができるんだって
驚きでした!

どう対処していいかわからなかったことも
こんな風に自分とは違う視点をもらうことで
解決の糸口が見えることってあるんですよね。

***

振り返ってみると
こんな風に「大変」の捉え方を
いろいろ変えてみるわけでもなく、

「○○が大変なのは当然なんだ。
我慢して乗り越えなきゃいけないんだ」


みたいな思い込みを抱えていることって
結構、多かったりしませんか?

それって
冒頭に書いた
「大リーグボール養成ギプス」を
自ら着込んでるようなもんだな、
って思ったんですよね。

たとえば、
片づけ全般が苦手な私は、
特に夕食後の片づけに毎晩、苦戦してたんです。

食洗機に入りきらない食器は手洗いで。
疲れがピークに達したときは
「なんで私ばっかり!」って無性に腹が立ってきて
不機嫌をまき散らしながら作業

家族がこんな姿を望んでるわけないのに
「後片づけが大変なのは当たり前」
と思い込んで
ついイライラしながらがんばってたり
……したんですよ。少し前までは。

その「大変」は、
ごく簡単なことで解決しました。

夕食後、
食洗機を2回まわすことにしたんです。

調理器具などをまず1回、
食後に食器類をもう1回、
食洗機にポイポイ放り込んで洗って終了。

これだけのことで
なんということでしょう……
【After】
時間と心のゆとりが生まれ、
「後片づけを余裕でこなせるようになった」
って自信もついて
ゴキゲンでいられる時間が増えたのです。

そもそも、こんな簡単な解決策を
なぜ思いつかなかったかというと
私の中に
「食洗機は朝昼で1回だけ、夕食後1回だけ」
って謎のルールがあったからなんです。

【潜在意識の奥底に見つけた思い込み】

・私の母がせっかく買った食器乾燥機も
「もったいない」とめったに作動させない人だったし、私も同じく貧乏性
 →「食洗機=電気代がかかる、悪!」
  って思い込み


・夕食後に一人で食器を片づける母を見てきた
 →「大変な家事をちゃんとこなすのが母親だ」
  って思い込み

こういった長年積み重なった思い込みと
ラクしたい気持ちとの折衷案としての
「食洗機は夕食後1回」だったっぽいんですが、

驚いたのは、
そんな謎ルールを守るべきだと信じきっていて
「うまくこなせない私がダメなんだ」
と不必要に自分を責めていることに
自分自身が気づいてなかったこと!

神親ナビを受講して
今回のように思い込みについて考えたり、
「がんばってる自分を褒めて
肩の力を抜いて自分に優しく♡」
ってゆるゆるマインドに染まったりすることで
食洗機にガンガン頼るって案を
やっと実行できたんです。

思い込みって本当に
自分じゃなかなか気づかないもんだなぁ…
って心底実感しました。

(その他、
弁当づくりや誕生日などのイベント系も
「大変は当然。必死にがんばらなきゃ」
って思い込みを手放して、
自分に合ったスタイルを選ぶことで
余裕でニコニコな母になれたことがいっぱい!)

***

改めて、
“キツくて当然”と感じている「大変」は、
<根性を鍛えるため>
みたいな目的があるなら別ですが、

私のように
嬉しくもないのに
疑問を持たずに抱え込んでいたら、

ただ自分を苦痛に追い込むだけの
無駄なセルフ『巨人の星』なんですよね。

今回のともちゃんのアドバイスのように
「この『大変』は
なぜ、何のために抱えているのか?」

って一度、自分に問いかけてみるのが
大切だなって思いました。

【もし目的が見えたなら】
     ↓
そのまま、決意を新たにがんばる!

【目的が謎 or もっと前向きに行いたいなら】
     ↓
誰か・何かに頼って負担を軽くするなり、
ゲームの要素を取り入れるなり、
悟りを開いて無心でこなすなり、
“大変でもがんばる自分”に酔って
「もっと大変をちょうだい!」ってマゾるなり、

「大変」を大変のままにしない
いろいろな選択肢があるはず。

あなたのその「大変」も
目的が謎のまま、ただ自分を追い込む   
不毛な大リーグボール養成ギプスに
なってはいませんか?


************

『巨人の星』級に
魔球のようなアドバイスを投げまくる
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