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宛先のない手紙 vol.2

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ほぼわたしの考えを垂れ流すエッセイのようなもの。その2。
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2019年5月の記事一覧

嘘と本当、善と悪

嘘と本当、善と悪

嘘ついたらハリセンボン飲ーます、指切った、とか。

嘘つきは泥棒の始まり、とか。

嘘はいけない。嘘つきはよくない。そんな風に、子どもは教わる。わたしも子どもたちに「嘘をつくな」と教えている。嘘が発覚して叱ったことも、何度も、何度もある。



嘘のほうがよかった。

そんな言葉を見た。正直さを「ずるい」とする声だった。そもそも、元の言葉が本当なのか嘘なのかは本人にしかわからないのはさておき、少

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思い込みの檻

バイタリティがある。エネルギッシュ。フットワークが軽い。

どれもこれも、最近よく言われる言葉だ。言われるたび、おもしろいなあ、と思う。そうかあ、わたしはバイタリティがあるように見えるし、エネルギッシュに見えるし、フットワークが軽いように見えるんだなあ。



あなたはさ、自分のことを決めつけすぎてると思うんだよ。自分が思う自分だけが「自分」じゃないよ。

高校時代にすきだった人から言われた

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ジグザグ歩きのウォークラリー

東京の街中では、目的地にまっすぐ向かえない。

大阪からわたしに会いに来てくれた幼馴染は、「平日の昼間でも、東京ってこんなに人多いん?」と言った。ランチ時ではない時間にもかかわらず、カフェの窓から見える交差点は多くの人で行き交っていた。「多いのがデフォやなあ」と、コーヒーを飲みながら答える。大阪も市内であれば歩きづらいけれど、わたしたちの住んでいた街は郊外で、歩くのに苦労するような場所ではなかった

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目には見えない

目には見えない

本当に大切なものは目に見えないと、小さな小さな王子さまは言った。星の王子さまに出会ったのは小学生の頃。五年生頃だったかな。岩波の函入り布張りの立派な本は、今もわたしの手元にある。

有名なあのセリフは、初読したときのわたしには大して響かなかったように思う。目に見えない大切なものに気づけるほどには、まだその頃のわたしはマセてはいなかった。自分の内側に潜り言語化し始めた頃で、ただひたすらに意識は内に内

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無謀は安心が作る

無謀は安心が作る

わたしの通っていた中学校は、一風変わった校舎だった。

片側はL字に曲がり、もう片方は八角形。八角形の校舎には各面に沿って教室が並び、周りにはベランダがあった。

ベランダには自由に出入りできたのだけれど、今思うとちょっとすごいな、と思う。事故リスクとか、今言われたりしていないのだろうか。

そんなベランダは生徒の憩いの場で、わたしもよく昼休みを友人と過ごした。そして、そこから校舎側の階段の踊り場

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専業シュフは無職じゃない

専業シュフは無職じゃない

わたしたちは、生き方のすべてを選べるわけじゃない。

ひとり暮らしならいざ知らず、結婚して家庭を持ち、さらに子どもに恵まれた場合、何でもかんでもすきに人生をデザインすることはできない。経済力は必要だ。少なくとも、家庭単位では。

たとえ「結婚や子育てを選んだ」といわれたとしても、家庭を守るための判断のすべてを「あなたが選んだんでしょ」と外野がいうのはいかがなものかと思う。

これは何も、結婚して家

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「何もない」はスタートライン

うまくいっているように見える人に対して、「あの人だからできるんだよ」と言う人がいる。わたしもそう思ったことがある。「あの人だから」は、確かにその人の持ち味で、わたしにはできないなあと思うからだ。

でも、「あの人だから」を「わたしには何もできない」とする免罪符にしてしまうのは、勿体ないなと思う。

何もない、といってしまえば、多くの人は何もないと思う。ちいさなちいさなきっかけを、そのままにしたか育

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深夜0時過ぎ、武蔵野線ホーム上

深夜0時過ぎ、武蔵野線ホーム上

9時過ぎから、23時半まで飲んでいた。

馬鹿か、と思う。そんな今は、まだ帰り道の駅のホーム上だ。

馬鹿か、と思われるようなことがすきで、それを許される場が今のわたしにあることを、ありがたいなと思う。

酒はおいしくて、会話はピンポン球のように四方八方弾けながら弾んだ。

酔いどれてテンションがおかしくなっている人も、ご愛嬌……いや、「令和の大人の飲み方」はどこにいったのだろう。なお、わたしは今

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やりたいこと、やったもん勝ち

やりたいこと、やったもん勝ち

元号が変わり、結婚したり新しいことを始めたり始めますと宣言したりと、なんだかよいムードが漂っているなあと感じる。

単純なわたしは、全力で影響を受けている。いいな、いいなと思いながら、にまにま、そわそわ。おもしろいことを計画してニヤついていた子どもの頃のように、なんだかわくわくしている。

上り調子になると、下降したときの落差が激しくなる。だから、わくわくしながらも暴走しないよう、手綱をしっかり握

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