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卯岡若菜
2018年2月28日 10:42
5歳からピアノとエレクトーンを習っていた。8歳の年に引っ越したあとも教室を変えて続けてきたのだけれど、この新しい先生が本当に怖かった。おそらく「才能」というものを考えるようになったのは、この先生とのレッスンがきっかけだ。何人もで演奏をするアンサンブルのレッスンにも通っていたため、ほかの子の演奏を聴く機会が常にあり、それを指導する先生の言動で自分の力とほかの子の力とを比べやすかったのだ。
2018年2月27日 10:52
日本の夏の不快指数が高いのは、湿度の高さのせいだ。じとりと肌にまとわりつく暑さは重苦しくて、心身を消耗させる。せめて湿度が低ければ、暑さはエネルギーを与えてくれる存在にだってなり得るのに、なんて思う。「歯に衣着せぬ」ということに対して、悶々と考えていた。同じように「歯に衣着せぬ」物言いであっても、その発言・言葉は、多くの人からの反感を集めるものと、好感をもって受け止められるものとに分かれる
2018年2月26日 16:31
「これがほしい」「あれがやりたい」「どこそこへ行きたい」「あれが食べたい」人間の欲求は果てしない。欲求があるからこそ、物事へのモチベーションが上げられるという側面もある。ただ、この欲求は、正しく育まれなければ健全に持てないものなのかもしれない、と思っている。何度か話したことがあるけれど、わたしは何かを選ぶとき、真っ先に値段を見るくせがある。それは自分のお小遣いをもらい始める前、幼少期か
2018年2月25日 16:04
夫婦って、何なんだろね。なんてことが、頭の片隅にずーっとこびりついている。すでに結婚して今年で丸八年になるのだけれど、いまだによくわからない。というか、どんどんわからなくなっているというか。一番近い他人なのかもしれないけれど、ときどき一番遠い関係者なんじゃないかと思えることもある。結婚はシステムのひとつだといってもいいのかなあ、とも思うのだけれど、夫ってなんだ、彼氏と何が違うんだ、
2018年2月24日 12:01
誰かと親しくなりたいと考えるとき、それは何が理由だろうか。わたしは、あえていうならば「この人、楽しいなあ」「考え方がおもしろいなあ」「気が合いそうだなあ」「もっと話を聴きたいなあ」といったものが理由。結局のところ“直感”なのだけれど。そこに特に損得感情は働かない。いってしまえば、親しくなりたい人は一緒に時間を過ごしたいなあと思える相手なわけで、それは相手との時間が心地いいからだ。その「心地