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2024年5月27日 泣いてクレソンを斬る


家庭菜園は、順調です。
きゅうりはなんと、第一号の実をつけ、
その実以外にも、たくさんの花をつけています。
その上、つるを貪欲に伸ばし、まだまだ上へ伸びていこうとしています。
隙あらば、次へと伸びる足場というか、つるの置き所をさがすため、
つるを伸ばし、漂わせています。
うちにきたきゅうりはやる気のあるきゅうりだったようです。
きゅうりの苗は200円しなかったと思いますから、
きゅうりを3本収穫できれば、苗の分の元はとったことになりそうです。
鉢や土、支柱のことを考えると、もう少しとれたらいいという
気持ちも湧いてきますが、
あまり欲張らないでいきましょう。
この調子なら、3本は十分収穫できそうです。

続いてはトマト。
あまり水をあげすぎない方がいいらしいとのことなので、
他にはたっぷり水をやるのに
水をあまりやらないという擬人化すると完全に酷い対応をしてきました。
しかし、なのになのか、だから、なのか、すでに緑の実がいくつかついています。
水を少なめにしたせいか、トマトの表面にはびっしりと産毛が生え、
少しでも水分を得ようと貪欲です。
トマトもこんなに早く実がつくとは思っていませんでした。
きゅうりもそうですが、販売されている苗っていうのは、優秀なんだなぁと感心してしまいました。
今は、実が赤くなるのを楽しみにしています。
もしたくさん取れたら、生で食べるのはもちろんですが、
ドライトマトにしてみたいという野望もあります。
鳥や虫に食べられないように対応をしたほうがいいのか考え中です。

最後になす。
なすはきゅうりやトマトに比べると育ちが
ゆっくりです。
背丈もあまり伸びていないし、葉も繁茂していません。
これはだめかなと思っていたのですが、
先日手入れをしているとちゃんと花が咲いていました。
実をつけるには花がさかねばなりません。
逆に言えば、花が咲けば実がつく可能性があるということです。
楽しみです。

大葉は、間引いて植え替えた方が、ぐんぐんと大きくなっています。
やはり栽培キットの土が弱かったのか
栽培キットに残した苗はヘロヘロです。
間引き苗は葉っぱが大きくなってきており
そろそろ料理に使ってもよさそうです。 

ローズマリーは相変わらず、料理に使っても使っても
生えてきます。
家で摘んだものは、香りが高く、柔らかいので
料理のアクセントにはぴったりです。
ローズマリーは割と大きな鉢を購入したのですが
それでもここまでで元は取れている気がします。

ディルは種から芽吹いたところです。
ディルの芽は、まあるい双葉があるわけではなく、細い糸のような葉だったので驚きました。縦に縦に細長く伸びるばかりで、ひょろりとしています。成長したディルのような深い緑色ではなく、まだ黄味がかった色をしています。
ここからどうやってあのやさしい、やわらかいハーブに育つのか非常に楽しみです。
今のところ、虫の被害もないのも嬉しいところです。

さて、タイトルにもしたクレソン。

今、1番育てるのが難しいのはこのクレソンです。
ポット苗で購入したときは、150円ほどと思えない、
葉がたくさんついた元気な苗だったのですが、今は見る影もありません。
以前にも書いた通り、

カブラハバチに狙われ、
その幼虫に葉っぱをほとんど全て食べられてしまいました。
目につく幼虫は「処し」、室内で育てることにしたのですが
どうも「処し方」が甘かったようで、
見るたびに、葉っぱが穴だらけになってしまったのです。
カブラハバチの幼虫は、近づくと、葉からころりと落ちてしまい
捕まえにくいのと
小さい時は本当に小さく、なかなか見つけられないのです。
ある日に10匹処したとしても、翌日にはまた同じくらい見つけるということの
繰り返しです。
最初の時点で外に出したのが不味かったようです。
しかし、このままカブラハバチのレストランにしていてはおけません。
クレソンは水に強いらしいので、
水をかけて、カブラハバチの幼虫を水没させたり、
目視で確認し幼虫を取り除きました。
おそらく、かなり数は減ったはずです。
つい数週間前は元気に葉を増やし、花までつけようとしていたのにと思うと
現状が悲しくなります。
食べられていない葉がほとんどない酷い有様です。
ヒョロリと伸びた茎には、食べ残りの葉が、破れたカーテンのように引っ掛かっています。
何だか、可哀想で、
その茎だけは残してきたのですが
よくよく考えると、今のほとんど葉がない状態では
茎だけあっても仕方ない気がします。
弱っている部分はバッサリ剪定して、
もともとの苗の大元を元気にする方がよさそうです。
なかなか踏ん切りがつきませんでしたが
3度ほど迷って、結局、ほとんどの茎を剪定しました。
苗の基礎部分しか残っていない状態になったのです。
髪型でいえば丸刈りのようなものです。
この状態では何の苗かもわかりませんし、ひどくみっともない感じです。
数週間経つと戻ってくることもあるようですから、しばらく、これで様子を見たいと思います。
今後クレソンは室内栽培の予定です。
外に出すとカブラハバチに狙われ、敵わないということがよくよくわかったので。

しかし、クレソンのボロボロの枝を
剪定するのでも迷った人間には
馬謖を斬った諸葛亮のようなことはできそうにありません。
愛するものを処罰するというのは、ひどく難しいことでしょう。
クレソンは別に罪を犯したわけではありませんけども…。

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