そのお金のムダづかい、やめられます 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は脳神経外科医である菅原道仁さんの『そのお金のムダづかい、やめられます』の一部分です
▪︎無駄遣いを生む脳の癖とは?
①無駄遣いとはドーパミンの影響である
ショッピングに行った際に誰しもが商品にときめくことがあるでしょう
実はその『ときめき』の正体は脳の中に分泌されたドーパミンという物質によってもたらされた一時的な興奮に過ぎません
ドーパミンは報酬系と呼ばれる神経回路を刺激して、私たち人間に快感を与えてくれます
つまり、商品に対して『一目惚れ』した時脳内ではドーパミンが分泌されており、その時感じた一時的な高揚感によって商品を買わされているに過ぎないのです
②他の人と一緒がいいという気持ちが無駄遣いを生む
無駄遣いを生む原因は他にも『バンドワゴン効果』という言葉によって説明することができます
私たち人間は普段から自分のことは自分で判断していると思っていますが、実はそうでもありません
知らず知らずのうちに他人に合わせた行動を選んでしまっているのです
『バンドワゴン効果』とは大勢の人が選んでいるから良いものだと錯覚してしまうことです
つまり、自分自身が本当にほしいものを購入しているわけではなくただ他人の行動に合わせるためにお金を使わされているだけということになります
③ランキング1位に惑わされないようにしましょう
『ランキング1位』と書いてあるとその商品が良いものに見えてきてついつい買ってしまった経験は誰にでもあるはずです
考えてほしいのは、その商品が本当に自分にとって1位なのかどうかです。他人が良いと言っているからと言って自分にとっていいものというのは限りません
このように目立ちやすい特徴に影響されてしまう脳の癖を『ハロー効果』と言います
④自己顕示欲が無駄遣いを生む
他人の行動に影響を受けてしまうのは自己顕示欲が働いているからです
この自己顕示欲というのは私たちを必要以上に散財させる原因の1つになっています
私たち人間の脳は何かの価値を判断するときに『他のものと比べてどうか』という基準で測ってしまっています
つまり、他人と比べても意味がないような『毎日の充実度』について『自分の方が充実している』ということを示すために周りよりも良いものを食べたり、いい場所に出かけたりして無駄な出費をしているわけです
⑤返品無料に注意する
『返品可能』という言葉は人間の心理効果をうまく利用した『買わせるための戦略』です
というのも、人間というのは一度何かを手に入れたらそれを手放したくなるようにできており、これを『保有効果』と言います
例えば、スマホを契約するときに『1ヶ月無料で使えるので、いらなければ解約して下さい』など言われたことはありませんか?
これは人間が一度手にしまうとなかなか手放せないということと自分で解約手続きをしなければいけない面倒くささを利用しています
▪︎【結論】人間の脳の癖を知ることで無駄遣いを減らすことができる
世の中には人間の心理効果をうまく理想したものが多く存在します
それらによって私たちは気づかないうちについ商品を買わされてしまっているのです
人間の脳の癖を知ることで『これはこういう戦略でモノを買わせようとしているのだ』と気づくことで無駄遣いをやめることができるでしょう
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