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【たまに映画】西部戦線上司の思考異常しかなし

週末の夜にたまに夜更かしNetflix。アカデミー賞作品で配信で観れるものをチョイス。普段はサクッと軽く観れる恋愛映画やアクション映画を観るものの、重厚な戦争映画を観ることに。

■『西部戦線異状なし』作品情報&予告

解説

アカデミー賞を受賞した1930年のルイス・マイルストン監督による映画版でも広く知られる、ドイツの作家エリッヒ・マリア・レマルクの長編小説「西部戦線異状なし」を、原作の母国ドイツであらためて映画化した戦争ドラマ。

第1次世界大戦下のヨーロッパ。17歳のドイツ兵パウルは、祖国のために戦おうと意気揚々と西部戦線へ赴く。しかし、その高揚感と使命感は凄惨な現実を前に打ち砕かれる。ともに志願した仲間たちと最前線で命をかけて戦ううち、パウルは次第に絶望と恐怖に飲み込まれていく。

監督は「ぼくらの家路」のエドワード・ベルガー。主人公パウルを演じたフェリックス・カメラーは、これが映画初出演。「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「キングスマン ファースト・エージェント」などのハリウッド大作でも活躍するドイツを代表する俳優ダニエル・ブリュールが、出演のほか製作総指揮にも名を連ねる。第95回アカデミー賞で作品賞ほか9部門にノミネートされ、国際長編映画賞、美術賞、撮影賞、作曲賞の4部門を受賞した。Netflixで2022年10月28日から配信。

映画.com https://eiga.com/movie/98014/ より。

■歴史から学ぶ、上に立つべきじゃない上司像

第1次世界大戦の実話を元にした作品。ドイツ映画でドイツの実話を描き、反戦を問いかけている。スケールが壮大で映像も圧倒的。戦争のリアル感とスピード感も、残酷な映像も、実話と信じたくない世界線。こわすぎるし、人が人を殺すことができる精神状態は異常。ロシアとウクライナもニュースで見なくなったが継続している戦争。恐ろしすぎる。

全て「異常しかない」戦争の中で、突出して「常軌を逸している奴」がいた。最前線にいる司令官だ。会社でいう社長の指示のもと現場を任されている取締役・執行役員クラスの決定権者だ。戦争があと72時間後に終わるという連絡が来た時の行動は浅はかすぎる。現代で言う「プライドが高い使えない上司(いけてない上司)」がとる行動そのもの。

どの会社にも優秀な上司はたくさんいる。その逆に、使えない上司も同数いる。会社で働くサラリーマンは上司を選べない。戦争でも司令官を選べない。下についた人間が損をするだけだ。生きていく上で運も重要だということがひしひしと感じる。

使えない上司とは学歴がなくて頭が切れないバカのことではない。自分を変えていけないバカというか、プライド高いバカというか、人間的にいけてない奴のこと。

▼今回の司令官はまさにこんな奴。
・自分のプライドが何よりも大事
・自分の考える選択することが全て正解
・部下は駒であって自分さえよければそれでいい
・自分がダメになるなら全員巻き込んで死ねばいい

▼現代の会社役員クラスの上司にもいるかもしれないこんな人。
・自分のプライドが何よりも大事 (→ 管理できないことを認めず部下のせいにする。自分はできると勘違いしている。)
・自分の考える選択することが全て正解(→若手の斬新な考えやアイデアは潰す。世界が変わってることに気づかず昔の考えだけで叩き潰す。)
・部下は駒であって自分さえよければそれでいい(→丸ぶりして自分は何も仕事や作業はやらない。そんなスタイルなのに指示も管理もしない。それでやってないと怒る。)
・自分がダメになるなら全員巻き込んで死ねばいい(→自分のせいなのに失敗のケツを拭かず、部下のせいにしながらチームが悪かったと、また部下全員にキレる。)

実話の戦争映画をみて、戦争について、命について、国について、色々考えさせられた。ただ、今回は象徴的な異常な人物がむかつきすぎて、現代社会の会社構造の中に当てはめたらどうかと想像してしまった。

結果、戦争下でも現代でも「上司が部下を生かす(活かす)」と思った。自分もマネージメントは得意じゃないので、これからも色々と学ばないといけないと思った。

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