【読書ノート】34「最悪の予感: パンデミックとの戦い」マイケル・ルイス
2021年全米ベストセラー作品。米国の感染症対策のドキュメンタリー。新型コロナウイルスの話は本書の後半からで、前半は感染症対策に携わる人々の前日譚が描かれている。新型コロナウイルス流行語に日本にもCDC (疾病対策センター)を作るべきという議論が起きたが、本書ではCDCがリスクを軽視し感染症対策の中心とならず、むしろ先見の明のある地域の保健衛生官など複数の異端者たちが様々な効果的な対策を行った過程が描かれている。
(2023年1月5日)
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