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投資#319 だから、意見が合わないんだ!
書籍の情報
書名:学びとは何か―<探求人>になるために〔電子書籍版〕
著者:今井むつみ
発行所:株式会社岩波書店
発行日:2016年6月16日
書籍の抜粋
スキーマが使えない学び
(前略)
人は何か新しいことを学ぼうとするときには必ず、すでに持っている知識を使う。知識が使えない状況では理解が難しく、したがって記憶もできない。つまり、学習できない、という事態に陥ってしまう。言い換えれば、既に持っている知識が新しいことの学習に大きな役割を果たしているのである。
記憶は構築される
スキーマは覚えるべき内容に意味づけをする。スキーマはまた、外界にある膨大な情報から必要な情報にのみ注意を向けさせる。人は注意を向けて選択した情報をだけを記憶する。五〇〇円硬貨の図柄をほとんどの人が憶えていないのは、硬貨を識別するために図柄に対しては注意を向けていないからである。
これを突き詰めると、結局、私たちは、物事を客観的に記憶できないということだ。私たちは常に物事を―それが人の話であれ、テキストであれ、映画やドラマであれ、その他もろもろの事象であれ、―様々な知識を使って解釈し、解釈した結果を記憶しているのである。言い換えれば、日常生活における記憶は『客観的な出来事の記録』ではなく、知識のフィルターを通して解釈され、構築されたものなのだ。
抜粋した理由
学びは好きですが、
どうやって学んでいる
のかは考えてません
でしたね。
新しい知識を
脳に覚えさせようと
躍起になって、
繰り返し、繰り返して
いて、覚えが悪いな~
と嫌なほど経験して
いますが、
今は輪をかけて、
覚えが悪いですね・・・。
しっかりと学びたい
と思います。
―――感想1―――
知識が使えない状況では理解が難しく、したがって記憶もできない。つまり、学習できない、という事態に陥ってしまう。
そうだったんですか!
知識がないと理解が
難しかったのですね。
スキューバダイビングを
するときに、インストラクター
から聞きましたが、
説明のうち新しいことは
6割で、4割は同じことを
繰り返し伝えているそうです。
一回聞いただけじゃ、
理解も何も、覚えも
しませんので、
妥当だなと思いました。
それに命かかってます
からね。知識として、
いざというときには使え
なければなりません。
その適切な比率が、
6:4なのだそうです。
―――感想2―――
五〇〇円硬貨の図柄をほとんどの人が憶えていないのは、硬貨を識別するために図柄に対しては注意を向けていないからである。
おお!確かに図柄が
思い出せません!!
500という数字を
見て識別しているから
ですね。
図柄を覚えている人は
どんな人だろうと
考えてみましたが、
硬貨が本物かどうか
真贋判定する人
または、
偽造使用している人
ぐらいでしょうか??
どっちも怖そうな人で
共通しそうですが。
―――感想3―――
これを突き詰めると、結局、私たちは、物事を客観的に記憶できないということだ。私たちは常に物事を―それが人の話であれ、テキストであれ、映画やドラマであれ、その他もろもろの事象であれ、―様々な知識を使って解釈し、解釈した結果を記憶しているのである。
会社の中で、仕事で
話がかみ合わないな
と思うことは多々ある
と思います。
でもそういうこと
でしたか。
同じものをみて議論して
いても、認識にずれが
あり、意見が異なり、
まとまらない・・・。
個人個人、どんな知識を
結び付けてきたかが
違うからなのですね。
子どものうちは、おそらく
触れるものも似通って
いますから、
知識の結びつき差はあっても
微々たるものなのと、
比較的シンプルな世界
に生きているから、
意見対立も起きにくいのかな?
なんて想像しました。
歳を取れば取るほど、
結びつける知識に偏りが
でますから、
そりゃ意見が同じに
なるほうが怖い・・・。
この知識は、本書を読むまで
認識も理解もしていません
でしたが、
議論していて、意見が一致
したときは、珍しい~
と意外だなと思うように
なっていました。
棚から牡丹餅的に。
でも理解できました。
だから、意見が合わないんだ!
まとめ
だから、意見が合わないんだ!