見出し画像

投資#267 付加価値という文字(漢字)の悪影響


書籍の情報


タイトル:すごい言語化 ―「伝わる言葉」が一瞬で見つかる方法
著者:木暮太一
発行所:ダイヤモンド出版
発行日:2023年6月6日

書籍の抜粋


正しく言語化できていれば正しく見えてきますし、正しい行動に繋がっていきます。そして同時に、間違った言語化がされてしまうと、間違った認識がされるようになります。そして間違った認識は、ぼくらに間違った行動をさせます。そのひとつが「付加価値」という言葉です。
何か商品サービスを提供したり、業務改善案を考えようとすると、「付加価値」という言葉が頭に浮かびます。既存の商品と比べて、より付加価値がある商品じゃないと、と考えるわけです。
もちろん、既存商品よりも価値が高いものでなければ、新しく出しても市場で勝てません。ですが、「付加価値」が必要かというと、必ずしもそういうわけではありません。
付加価値を出さなければ考えるとき、多くのケースで「付け加える」ことを考えています。付加価値がそういう文字(漢字)なので、どうしても何かを付け加えることが必要だと思ってしまうのです。ただ、何か付け加えられたからと言って、欲しい商品になるわけではありませんね。
たとえば、テレビの新機種を開発しているとしましょう。付加価値を出すために、これまでのテレビになったカレンダー手帳機能をプラスするとします。テレビを見ているときに、今週・来週の予定を通知してくれたり、秘書さんのように時間を教えてくれる機能を追加しようと考えました。
ぼくが知る限り、この機能は既存のテレビにはなく、新しいです。新しい機能を付け加えたまさに「付加価値」です。
ですが、この機能を欲しがる人はいるでしょうか?この機能があるから、このテレビを選ぼうとする人はいるでしょうか?この機能をつけることでテレビの新機種の売上が伸びるとは到底思えません。
付加価値を提供しようとすると、どうしても何か新しく付け加えなければいけない、という発想になってしまいます。新機種を出すたびに「何か付け加えなきゃ」と思っていると、だんだん無理やり考えた機能を付けることになります(むしろすでに電化製品の世界はこうなっているかもしれません)。
これは、その人の経験や能力がないからではなく、「付加価値」という悪い言語化によって発想をミスリードされた結果です。

第3章 「すごい言語化」を自分のものにする
言葉が悪いとミスリードされる 「付加価値」の危険性

感想

抜粋した理由

「付加価値」は生産者目線
の言葉かなと思います。

でも、結局は、購入して
もらってこそ価値がある
ので、

「付加価値」という言葉の
ミスリードについて、
気になりました。

本文

―――1―――

もちろん、既存商品よりも価値が高いものでなければ、新しく出しても市場で勝てません。ですが、「付加価値」が必要かというと、必ずしもそういうわけではありません。

第3章 「すごい言語化」を自分のものにする
言葉が悪いとミスリードされる 「付加価値」の危険性

最近PCが壊れたことは
別で報告しました(笑)

PCに新たに求める
機能というは最近
あまり思いつきません。

ただ、
友人と話をしていたら、
iPad proのリセール
バリューが高いという
話を聞きました。

カバーもしかっりつけ、
大切に使っていたようです。

3年ぐらい使って
下取りに出したみたいですが、
なんと、買ったときの
値段の-1万円で買い取って
もらったとのこと。

PCじゃ・・・二束三文と
思っていましたが、

一日当たり10円ぐらい
のコストで所有できていた
となると、なかなかすごいな
と思いました。

もちろん最近の円安
(少し円高に振れていますが)
の影響はデカいでしょう。

リセールバリューが高い
のも一つの価値化と思います。

―――2―――

たとえば、テレビの新機種を開発しているとしましょう。付加価値を出すために、これまでのテレビになったカレンダー手帳機能をプラスするとします。

第3章 「すごい言語化」を自分のものにする
言葉が悪いとミスリードされる 「付加価値」の危険性

いい例だと思いました。

テレビを見ている時は
おそらく仕事をしている
ときではないと思います。

リラックスしている
ときでしょうかね。

そんなときに
「明日の仕事の予定は・・・」
と教えてくれたら、

迷惑きわまりない(笑)

せっかくのリラックスが
台無しです。

ですが、この機能を欲しがる人はいるでしょうか?この機能があるから、このテレビを選ぼうとする人はいるでしょうか?この機能をつけることでテレビの新機種の売上が伸びるとは到底思えません。

第3章 「すごい言語化」を自分のものにする
言葉が悪いとミスリードされる 「付加価値」の危険性

著者の意見に賛成です。

―――3―――

付加価値を提供しようとすると、どうしても何か新しく付け加えなければいけない、という発想になってしまいます。新機種を出すたびに「何か付け加えなきゃ」と思っていると、だんだん無理やり考えた機能を付けることになります(むしろすでに電化製品の世界はこうなっているかもしれません)。

第3章 「すごい言語化」を自分のものにする
言葉が悪いとミスリードされる 「付加価値」の危険性

本当にそうなっていると
思います。

何に使うかよく分からない
機能が多くついていて、
その多くは、使うことなく、
製品が寿命になると
思います。

多くのケースで「付け加える」
ことを考えてしまう、
付加価値という文字(漢字)
の悪影響ですね。

何が購入する際の決定的な
要因になるかを、見つけるのは
難しいですね。

多くの場合は、価格競争や
いつまでに入手できるかで
決まってしまいそうです。

まとめ

付加価値という文字(漢字)の悪影響


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?