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投資#250 集中力の源は心地よさである


書籍の情報


タイトル:人生にとって意味のある勉強法
著者:陰山 英男
出版社:PHP研究所
発行日:2014年5月16日

書籍の抜粋


勉強とは、「集中する練習」である。とはいえ、なんとなく勉強しても集中できるわけではありません。必要なのは、「時間」と「量」をセットにして目標を立てることです。
集中とは、簡単にいえば、「一定時間内により多くの作業をこなすこと」です。ですから、目標を立てるときは、時間だけでも、量だけでもだめです。
「今日は教科書を五ページやりましょう」とか「今日は一時間やりましょう」ではなく、「今日は五ページを一時間でやりましょう」という目標設定をしないと集中できないし、ほんとうに効果のある学習にはなりません。
私が授業で実践してきた「百ます計算」は、まさに「時間×量」をセットにした学習法です。
これは、縦横一〇列に並んだひと桁の数字を足したり引いたりかけたりして、一〇〇個ある「ます」を埋めていくというものですが、重要なのは必ずタイムを計ることです。
毎日のタイムを記録することで、子どもたちは、「昨日より速く問題を解けるようにがんばろう」と考えます。これによって、集中力が一気に高まるのです。
実際、百ます計算を毎日くりかえすことで、最初は三分かかっていた子どもたちも、二分半、二分、一分半…と確実にタイムを縮めていきました。その伸び方たるや、教師である私の想像をはるかに超えるものでした。
さらにびっくりしたのは、子どもたちは能力が高まるほどに「もっとやらせて!」とせがむくらい、百ます計算に夢中になったことです。
最初は私も、「時間を計るなんて、子どもにはプレッシャーにならないだろうか」という葛藤があったのですが、実際は、クラス全員が大喜びで取り組むようになりました。これはひとえに、自分のタイムが日に日に縮まることで、子どもたちが集中力を高め、それを心地よいと感じるようになったからです。
昨日より速く解けてうれしい。うれしいから自身もつく。自信がついたから、「自分はもっと早く解ける」と思って、ますます計算に集中する。そんな好循環が生まれたのです。
だから、子どもたちは百ます計算に没頭するようになった。
「集中する」という言葉を、より身近な言葉に置き換えるとしたら、「没頭する」という表現がいちばんぴったりきます。何かに没頭できるのは、その行為を「心地よい」と感じているからです。
子どもたちの場合、表面的には「百ます計算をやることは心地よい」と感じたことになりますが、本質的には「集中することは心地よい」と認識したのだと言っていいでしょう。
こうした長年の経験から、「集中力の源は心地よさである」という結論に達したのです。

「時間×量」の学習法が集中力を生む

感想

抜粋した理由

学生の頃、学童クラブで
アルバイトをしたことが
ありました。

夏休み限定です。

小学校低学年の子たちを
見ていましたが、夏休み
の宿題で、百ます計算を
していました。

こんなこともあったなと
懐かしく思い、抜粋しました。

本文

―――1―――

私は小学生の頃にその
百ます計算をしたことは
なかったのすが、

学童クラブでは、
子どもの方から問題つくって
と寄ってくるので、

余程楽しのだろうなと
思いました。

さらにびっくりしたのは、子どもたちは能力が高まるほどに「もっとやらせて!」とせがむくらい、百ます計算に夢中になったことです。

と著者も書いていますので、
多くの子どもたちに見られる
現象ではないかと思います。

―――2―――

実際に、小学校2年生の
女の子とスピード勝負を
しました。

負けることはないですが、
速くてびっくりしました。

あと、大人げなく勝とうとは
しませんでしたが、楽しんで
いる子は計算が早かったです。

とは言え、みんながみんな
この女の子のようではありません
でした。

このツボにはまる子には、
百ます計算で集中力を高めると
いいのだと思います。

―――3―――

「集中する」という言葉を、より身近な言葉に置き換えるとしたら、「没頭する」という表現がいちばんぴったりきます。何かに没頭できるのは、その行為を「心地よい」と感じているからです。

勉強においても、
仕事においても、
集中力は必要です。

それが心地よい
状況になれば、
成果もたくさん出て
くると思います。

集中することが心地よいと
子どもには思えるように
してあげたいと思います。

ただ、あるきスマホなどは
危険ですから、しないように
も教育したいですね。

まとめ

集中力の源は心地よさである


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