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投資#314 ドタバタした状況で立てる目標には問題がありそう


書籍の情報


書名:考えすぎない練習
著者:ジョセフ・グエン
発行所:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2024年1月26日

書籍の抜粋


我思う、ゆえに我苦しむ
考えること(思考)がすべての苦しみの根本原因であることに気づくと、私はこれまで経験してきたあらゆるネガティブな出来事の真の理由を見つけられたことに飛び上がって喜びました。しかし、この喜びは長くは続きませんでした。幸福感が落ち着いたとたん、次の疑問が頭に浮かんできたからです。
考えることが私のすべての苦しみの根本原因であって、私が考えるのをやめたとしたら、これからどうやって生きていけばいいのだろうか?
私の目標や夢、願望はどうなるのだろうか?
人生に何かを望むのをやめてしまうとのだろうか?
ソファに寝転がったまま怠惰に過ごす人間に成り下がって、もう何もしない人生を送るのだろうか?
(中略)
目標や夢がどこから生まれたか
これまでの章で述べてきたように、「考え」と「考えること(思考)」は違います。考えの源と思考の源は異なり、その源が苦しみを引き起こすかどうかを決定づけます。
(中略)
目標はその源によって2通りに分けられます。「インスピレーションに基づく目標」と、「切羽詰まった状態で立てた目標」です。
切羽詰まった状態で目標を立てた場合
切羽詰まった状態で目標を立てると、私たちは大きな不足感や切迫感を感じます。
その目標が重荷に感じられ、自分に課した膨大なタスクに気後れすることさえあります。インポスター症候群(訳注:客観的に高い評価を得ていても、自分の実力を過小評価し、詐欺師のように周囲をだましている感覚に陥ってしまう心理状態)や自己不信に陥り始め、何をするにしても時間がないと常に感じるようになります。
がむしゃらに日々を送り、目標を早く達成できる方法を懸命に探して、常に外側に目を向け、満足感や十分にやったという感覚を得ることができません。一番困るのは、期せずして目標を達成すると、その数時間後、あるいは数日後には不足感が再び襲ってくることです。
自分がやり遂げたことに満足せず、自らの成果を味わうことができず、十分にやったと感じられないため、自分自身についても同じような不足感を抱きます。
他に何をすべきかわからず、外部に評価の指針を求めて、他の人が何をしているのか同じことをやり続けているのかを確認します。その結果、自分の心を苦しめているネガティブな感情から逃れようと、切羽詰まった状態でまた別の目標を立て始めます。
(以下省略)

Chapter09 考えることをやめたら、目標や夢はどうなるのか?

感想


抜粋した理由


考えることをやめたら、
目標や夢はどうなるのか?

目標が大事、
夢を持つことが大事、
と教わりますが、

考えてこそだと
思うのですが、

考えないとなると、
これらの行方が
気になりました。

本文



―――1―――

考えることが私のすべての苦しみの根本原因であって、私が考えるのをやめたとしたら、これからどうやって生きていけばいいのだろうか?
私の目標や夢、願望はどうなるのだろうか?
人生に何かを望むのをやめてしまうとのだろうか?
ソファに寝転がったまま怠惰に過ごす人間に成り下がって、もう何もしない人生を送るのだろうか?

Chapter09 考えることをやめたら、目標や夢はどうなるのか?

目標が無くなってしまうと、
生きる活力が落ちてしまう
ことが懸念されますね。

目標や夢、願望がある
生活とはおさらばで、
修行僧のような感じに
なるのでしょうか。

修行僧が目標や夢、願望
が無いとは言いませんが、

俗世から離れた人たち
と考えると、ここらへん
どうなのかなと気になりました。

―――2―――

目標はその源によって2通りに分けられます。「インスピレーションに基づく目標」と、「切羽詰まった状態で立てた目標」です。

Chapter09 考えることをやめたら、目標や夢はどうなるのか?

このように分類して
類型が示されると、
わかりやすいですね。

「インスピレーションに基づく目標」
なんだかよさげな
表現です。

「切羽詰まった状態で立てた目標」
明らかに、悪そうな
表現です。

「インスピレーションに基づく目標」
がいいよと言う話になりそうです。

でも気にせずに、
なんで
「切羽詰まった状態で立てた目標」
が良くないのか、
探ってみたくなりました。

―――3―――

他に何をすべきかわからず、外部に評価の指針を求めて、他の人が何をしているのか同じことをやり続けているのかを確認します。その結果、自分の心を苦しめているネガティブな感情から逃れようと、切羽詰まった状態でまた別の目標を立て始めます。

Chapter09 考えることをやめたら、目標や夢はどうなるのか?

この部分を読んで、
「外部に評価の指針を求めて」
の部分が良くなさそうに
思いました。

よく他人と比較するのではなく、
過去の自分と比較するとか、
言われますものね。

また、ネガティブな感情から
逃れる目的の、目標である
ということも引っ掛かります。

ネガティブからは、
ネガティブが生まれ、

ポジティブからは、
ポジティブが生まれる。

そんなところでしょうか。

そもそも目標は、
冷静に、落ち着いて、
考えなければ、
よいものにならないと思います。

なんかドタバタした状況で
立てる目標には問題が
ありそうです。

まとめ

ドタバタした状況で立てる目標には問題がありそう


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