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投資#287 これを言うのはずると思います


書籍の情報


タイトル:なぜ、結婚はうまくいかないのか?
著者:森川友義
発行所:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2013年9月10日

書籍の抜粋


「なぜ結婚はうまくいかないのか?」の理由の五つ目、最後は、「家事の独占は腐敗を招き、共同作業はただ乗り(Free Rider)を招くから」です。
④はどちらかと言うと、夫に起因する問題でした。それに対し、こちらは妻の問題です。
結婚生活を継続させる最大の力は、相互補完だと私は考えています。「いろいろあっても、この人がいないと結婚生活が成り立たない」という気持ちが共有できていれば、恋愛感情は冷めても楽しく一緒にいられます。それこそが、夫婦の最大の資産価値。「おしどり夫婦」と呼ばれる人たちは、きっとそんな関係が築けているのだと思うのです。
でも、これが大変難しい。難しいのには理由があります。
家庭内では市場経済メカニズムが働かない
夫婦関係に入ると分業を行うことになります。妻が専業主婦の場合、童話の「桃太郎」ではありませんが、「お父さんは山へ芝刈りに、お母さんは川へ洗濯に」行くといったように分業体制ができあがります。
「山へ芝刈りに行った」お父さんのほうの客観的評価は、勤める会社でのステータスや年収に反映されるので数値化が可能です。昇進したり年収が上がったりしたら勝ち組、左遷されたり、首になったり、年収が下がったりすれば負け組。このように、世間でも家庭内でも評価されています。
夫の仕事では、市場経済メカニズムが働いていますので、勝ち負けがしっかりして、客観的評価は容易に行うことができる。お父さんがなんと弁解しようと、現実に月給が下がれば、お母さんはお父さんに対する評価を下げるしかありません。
他方、「川へ洗濯に行った」お母さんのほうはどうでしょうか?
家事・炊事・洗濯は、お母さんの独占的仕事です。独占状態にありますので、市場経済メカニズムは働かないし、客観的評価がないばかりか、腐敗の温床にもなるものです。
(中略)
しかし、独占状態では、客観的評価は夫が下すにしても、質というのは、徐々に低下していくものなので、気がつかない場合も多い。そのうち、何かがおかしいと思ったときにはすでに遅く、「最近、手抜きじゃないか~」と自覚症状が出るころには、かなりの重症になっているものです。
直接手抜きを指摘すると、最初は「ごめん」としおらしいでしょうが、そのうち、
「ごめん、忙しくて」
の「ごめん」が消えて、
「こっちも忙しいのよ」
になり、子どもがいると、子どもを盾にとり、
「子育てはたいへんなのよ。手伝ってくれないし」
になり、挙句の果ては、
「そんなに言うんだったら自分でやってよ」
になります。
自分でやれといわれても分業ですから、夫としても自分ではしたくないし、しなくてもよいですけれどね。妻が手抜きをしたとしても、独占禁止法のような罰則規定はありませんので、ずっと手抜き状態が続いてしまうことになります。
どんなに不公平感をいだいていても、やすやすと解雇(離婚)できない。
(以下、省略)

第1章 なぜ、結婚はうまくいかないのか?
うまくいかない理由その⑤ 家事の独占は腐敗を招き、共同作業はただ乗りを招くから

感想

引用が長くなって
しまうので、一旦、
ここで止めます。

抜粋した理由

家庭内のことをとても
よく表現できているな
と感心しました。

まさか我が家のことを
覗いて、描写しましたか?

と思い、抜粋しました。

そんなはずはないですけどね。

本書の発行は、2013年
ですので、結婚すらしてません。

本文


―――1―――

結婚生活を継続させる最大の力は、相互補完だと私は考えています。

第1章 なぜ、結婚はうまくいかないのか?
うまくいかない理由その⑤ 家事の独占は腐敗を招き、共同作業はただ乗りを招くから

私もそう考えます(笑)

他人様のうまい表現を
頂いて、私の意見を
文字にしていくと、

それなりに、
読めるものになるかも
と考えています。

相互補完

いい言葉ですね。

他の部分に記載が
ありますが、
分業でもいいかと
思います。

この相互補完、
分業が難しいのです。

―――2―――

夫の仕事では、市場経済メカニズムが働いていますので、勝ち負けがしっかりして、客観的評価は容易に行うことができる。お父さんがなんと弁解しようと、現実に月給が下がれば、お母さんはお父さんに対する評価を下げるしかありません。

第1章 なぜ、結婚はうまくいかないのか?
うまくいかない理由その⑤ 家事の独占は腐敗を招き、共同作業はただ乗りを招くから

お父さんは確かに
数値で評価されています。

毎年、査定があるし。

なかなかお父さんは、
厳しい環境下におかれて
います。

ただ、これは2013年の話
なので、まだまだ
専業主婦世帯が多かったと
思います。

10年以上たつ今、
お母さんもだいぶ数値で
評価されているのでは
ないでしょうか。

数字同士でしたら、
比較しやすいです。

ただ、その数字をそのまま
くらべると夫婦げんかの元に
なる気もします。

―――3―――

挙句の果ては、
「そんなに言うんだったら自分でやってよ」
になります。
自分でやれといわれても分業ですから、夫としても自分ではしたくないし、しなくてもよいですけれどね。妻が手抜きをしたとしても、独占禁止法のような罰則規定はありませんので、ずっと手抜き状態が続いてしまうことになります。

第1章 なぜ、結婚はうまくいかないのか?
うまくいかない理由その⑤ 家事の独占は腐敗を招き、共同作業はただ乗りを招くから


分業しているのに、
自分の仕事ぶりを
棚に上げて、

このような発言を
耳にしますね。

自分でやっちゃうと、
当初の約束はどうなった
となりますし、

負荷のバランスが
とれません。

これを言うのはずるい
と思います。

こうなったら、
おこづかいで金額に
差をつけるとか、

できる範囲の仕事を、
課すしかないですよね。

だから、難しいのですよね。

まとめ

これを言うのはずると思います

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